あなたはテレワーク・自宅サロン向き? ハウス4室で見る

ホロスコープ
写真AC

コロナの影響でテレワークが花盛りです。
この記事では西洋占星術のホロスコープで、テレワーク(オウチ仕事や自宅サロン)に向いているか向いていないかを見てみます。

自分のホロスコープがどんな図形を描いているのか見てみたい方は、メトロポリタン占星学研究館などのホロスコープ作成サイトで作ってみてください。

あなたの第4ハウスの状態を知る

以下、ハウスの見方について解説します。ホロスコープの見方について基本的な知識がある方は4ハウスって何?どんな意味?に進んでください。

ハウスを出すには出生時刻と出生地が必要になります。
わからない場合は、ハウスは出せません。

メトロポリタン占星学研究館でホロスコープを作成した場合、「ホロスコープの詳細」をクリック・タップしてください。

ホロスコープ作成:メトロポリタン占星学研究館

詳細情報がズラズラズラーッと出てきます。

赤で示した部分が4ハウスです。4ハウスというのはアセンダントから4つ目のハウス、上下左右でいうなら「下」にあるハウスになります。人によってICの角度は違いますので、若干位置にズレが生じる場合もありますのでご注意ください。

この4ハウスに天体(記号)があるかどうかみてください。
上の画像の場合だと、4ハウスに天体はありません。

次に、下にスクロールして「ハウスのカスプ」を見てください。

ホロスコープ作成:メトロポリタン占星学研究館

例の場合4ハウスのカスプは「射手座」になります。

このカスプの星座の支配星(ルーラー)がそのハウスの「空気感」を決めます。例の場合は射手座なので、支配星は木星。

この方の4室(家庭生活)はゆるっとしてて寛大な「空気」が場にあることになります。ハウスに入っている惑星は、ルーラーの作るその空気の中でエネルギーを発揮することになるのです。くわしくはホロスコープを擬人化で説明しちゃうぞ☆ハウス編をお読みください。

4ハウスって何?どんな意味?

第4ハウスは、その人の生まれ育った家庭環境や、自宅、故郷、親などをしめします。

基本的にはそういった生活のベースは「当たり前に存在するもの」なので、あまり意識しにくいところだったりもします。フワッと気が付いたらそこにあって、いつの間にかそうなってた感じです。

第4ハウスは、(中略)サインでは蟹座に対応し、蟹座は共有された集団的な地盤などを表していました。日本人なら日本という地盤。高円寺ならば高円寺に住んでいる人に共有された場を意味しています。

ハウスはサインに比較すると、より個人的な状況を表していますから、その人が属している「心理的な大地」と考えればよいでしょう。

心理的な、と前置きしたのは、そもそも第4ハウスは蟹座と関連した場所であし、蟹座は水のサインです。その点で、この第4ハウスは現実の親とか家というより、気持ちのうえでのものがメインになります。(中略)

また心理的な面でいうと、この第4ハウスは、心理学者のユングの言う「集合的無意識」との接点を表しています。
集合的無意識というのはユングの発案ではないのですが、ユングによって広まった概念です。

日本人ならば、日本人としての神話的な心の領域があり、日本人的な心理反応や、行動特性、感情の性質があります。また、もっと狭い範囲では、北海道に生まれた子どもは、北海道の地域的風土に包まれた中で人間性を発達させます。子どもはこの第4ハウスで、地域に根づく元型的な風土に足をつけて、人間性を育成します。

完全マスター西洋占星術 (The series of perfect master)P224

つまり北海道で生まれ育った道民には、第4ハウスにジンギスカンとゴールデンカムイ的何かが根づいているということですねわかります。

【画像】ゴールデンカムイ

ホメオパシーは鉱物のレメディを使いますが、周期表の並びによってテーマがあります。

周期表 – Wikipedia

そして第4シリーズは「安全。保護。攻撃。仕事。任務。家。危機。力。防衛」。第4ハウスと通じるところがありますね。面白いです。

ただ周期表の場合は、ちょうど1オクターブ、7つの周期に分かれているので12ハウスにはちょっと適応しづらいですね。しかし、3→4の断絶(インターヴァル)を感じさせるところが、グルジェフのオクタターヴ論にはまってて興味深いですね。

テレワークに向かない4室、向く4室

わたくし、かれこれ15年ほどスピリチュアル業をしております。はじめて3年ほどは、自宅でやっておりましたが、その後サロンと自宅は分けました。今のところ自宅に戻す予定はありません。

自宅サロン、やってみたんですけど、あわなかったんですよ。くわしい理由はスピリチュアルサロンをやっていくのに、どれくらいのお金がかかるのかに書きましたので、そちらをお読みください。

在宅ワーク不向きな私は思いました。
「私の4ハウスって天王星と冥王星でもうゴッリゴリ宇宙空間だもんなぁ~」と。

ちなみにIC乙女座なのでルーラーは水星。私、家で勉強するとすごいはかどって成果が定着するんですよ。スタバとか図書館で勉強しても、身にならない。私の4室は水星エネルギーベースなわけです。知識を身につけたり知的活動をするのに自宅(4ハウス)が良いのです。

そんな中に突っ込まれたトランスサタニアン2つ。しかもどっちも月とハードアスペクト(オポジションとクインカンクス)あり。

辛いですよ。いたくないですよ。家に。小学生の頃に家帰りたくなかったですもん。家に帰っても、誰かいたらホント気分は超ダウナー。一人だったらホッとする始末。「ここから逃げて早くどこかにいきたい」そう思っていました。

天王星と冥王星にとって4室って窮屈なんですよね。
だって蟹で月で地縁最高で、超現世的なんだもん。宇宙的なエネルギーは、そんな枠に大人しく収まってなぞられませんよ。

同じ水でも蠍(8ハウス)なら「行くぜどこまでも突き抜けろドゥバーーー!!」って大きなエネルギーのやり場があるからいいけど、蟹(4ハウス)は大人しく器(社会規範)の中に収まる水だからさ~。むり。つら。

4室でトランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)を生かすならば、トランスサタニアンレベルの大きな器を用意する必要があります。そうすると必然的に「世間一般」からは外れますよね。「ウチでは当たり前」が世間の非常識になったりする。

私の4ハウスはそんな天王星と冥王星がうなってる状態なので、大人になってから「子どもが学校から帰ってきた時にお母さんが家にいないなんてかわいそう」という意見の意味が、もう150%完璧に理解できませんでした。家に人がいないほうが安楽だろ?違うのか?

そんな人間なので華原朋美様が「一人で部屋の鍵を開けるときに寂しくなる」とか言われてもようわかりません(共感0)でした。わからんままカラオケで歌ってました。すいません。

でも、4室に太陽とか火星とか「仕事向きの現実的な星」があって、かつそれが他の惑星と効果的にアスペクトをとってる場合は、自宅サロンやテレワーク(在宅ワーク)のほうが快適になるのでしょう。

松村先生はこのように書いています。

第4ハウスは自宅。そこに野心的で活動的な山羊座の太陽があるので、このような人は自分の家を仕事場にすると良いのです。

完全マスター西洋占星術 (The series of perfect master)P227

太陽ってその人の「したい!」ポイントなんですよね。
1室に太陽があったら「自分らしくしたい!」だし4室なら「オウチで色々したい!」だし9室なら「広い世界に出ていって自分を表現したい!」なんですよ。

したがって、4室太陽っていうのは、テレワーク(在宅ワーク)向きの一つの指標にしても良いのではないでしょうか。

ホロスコープ作成:メトロポリタン占星学研究館

先ほど取り上げた例の画像のように、4室に惑星がなくて10室にモリモリ盛られてる(2~3個以上ある)人は、職場に出勤したほうがシックリくる人になるでしょう。

上図の場合は、図書館とか仲間内の勉強会などを開いて勉強したほうがはかどるかも。10室がこれだけ強いと、フリーランスで働くより企業に所属して社員として働く方が向いている人ですね。

4室と10室、どちらも一つも惑星がない場合は、テレワークでもオフィス出勤でも特にこだわりなくどちらでもいいかなぁという感じですね。

どちらにも同数の星があるという場合は、その星とハウスのルーラーとアスペクトを総合的に見る必要があります。そして、「自分がどうしたいか」。そう、ホロスコープの星をどう使いこなしていくのは、あなたの意思によるのです。

↑こちらは四柱推命で見た自営向きかフリーランス向きかの記事です。

4室天王星~風来坊なセカンドハウス好き

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私の天王星は、もう4室ギリ!超ギリ!!ってかんじの4室。ほぼ5室なので、「5室天王星」と読んだほうがシックリ来る場合も多いです。

海王星も5室なんですけどこれも超ギリ5室で実質6室と読んだほうがシックリきます。だって海王星6室とか、ドンピシャスピリチュアリスト実働向きじゃーん。(2室火星からの6室海王星で10室キロンという組み合わせは、なかなか教科書的なくらいにスピリチュアル業向けだと思われます)

ハウスのラスト5度くらいだと、次のハウスの影響もかなり入ってくるんですよね。でも、私の天王星はやっぱり一応「4室み」はあるな~と思います。セカンドハウス好きだからです。

第4ハウス 天王星

伝統的な家系からの核家族化。血筋が途中から切れて接ぎ木するかのように異質な環境に飛びこむ人もいる。また分家する人もいる。

生活環境は異変が多く、どこにも根付かない生き方をする場合も。都市生活に適性がある。

結婚する場合、相手の家が古風だと反発する。家族がバラバラでも仲が良い。家屋の増設とか分離によってコンディションがよくなる。借家や社宅のほうが居心地よい。

完全マスター西洋占星術 (The series of perfect master)P272

「家屋の増設とか分離によってコンディションがよくなる。借家や社宅のほうが居心地よい」って、ホントこれなんですよ。その通りなんですよ。

今も自宅と仕事場を分離して、2カ所で生活しているようなものです。どっちにもパソコンも冷蔵庫も電子レンジもおいてます。

もし、私が自宅サロンをやるにしても完全に「仕事部屋」を一室キープできるんだったら可能だと思うんです。仕事空間を完全に家の中(4ハウス)で分離(天王星)できるなら。使用PCも全部キッチリ分けて。

この仕事をする前、サラリーマンをやってた時も、私は常に「自宅以外」の「どっか泊まれる家」をキープするのがめちゃくちゃ好きでした。

「ねぇ、○ちゃん!今日泊りに行ってい~い?」そうやって気軽に言えちゃう相手がいる。そうすると、気分が上がるんですよね。まさに「コンディションがよくなる」。人んち泊まるの大好きでプラプラ根付かない生き方大好き。

これね、ルーラー水星だから天王星の求めるセカンドハウスが「気軽に泊りに行ける友達んち」の形になるわけですよ。ルーラー火星だったら「彼氏んち」になるでしょう(男性の場合はルーラー金星)し、ルーラー金星だったら「気軽に行けるサウナにお泊り」とか「美味しいもの食べてホテルにお泊り」とかになるでしょうね。

太陽(父)や月(母)がルーラーの場合(つまり天王星がある4ハウスのカスプの星座が獅子座か蟹座)、実家を出るんだけど、時々ちょくちょく実家に帰ることでリフレッシュできる「実家がいつでも帰れるセカンドハウス」の状態になっていると、コンディションが上がるでしょう。

遺伝によらない霊能力

しかし、今回松村先生の本を読み返してみて、うなりました。「伝統的な家系からの核家族化。血筋が途中から切れて接ぎ木するかのように異質な環境に飛びこむ人もいる」も「いや、まさにそうだよなぁ…」と納得。

この仕事してるとね、「家は神社なんですか」とか「家系的にシャーマンなんですか」とか「親も霊感鋭いんですか」とか、よくきかれるんですよ。当たり前に「そういう家系に生まれたんですよね」的なフリをいただきます。

でも、ウチの家そういうの、ぜんっぜんなんですよね。むしろ現世方向にステ全振り。父方も母方もスッゴイお堅いです。スゲェ社会的信用のある人ばっか。真っ当で真面目ですよ。だから根本的に価値観合わないんですよね。。。

私が「自分に先祖信仰はないワン」というのも(犬かよ)、霊感的サムシングを全く家系から継いでいないのも一因です。ウチの親族、霊感無いです。むしろ精神世界とか目に見えないもの全否定系。目に見える形あるものこそ全てで、目に見えないものを見るような人は単なる精神のオカシイ人扱いですね。どうも!頭のオカシイ娘でーす!!!

私、年柱が冠帯なんですけど、ウチの家はホントそんな感じです。で、妹の年柱が衰なんですよ。ホントそんな感じです。物質的に豊かでブッ飛ばない。堅実。

こんなプラプラしたいい加減な娘が生まれるというのが、家系的にはイレギュラーすぎる…。「血筋が途中から途切れて異質な環境に飛び込」んでますわ。全く継がない。

家系的に見たイレギュラーさも、4室天王星の力、つまり現世に目に見えない世界のスピリチュアルな力をもたらすブレイクスルー(もっというなら混乱してお騒がせ)のエネルギーゆえとみると納得いきます。

トランスサタニアンですから、大人しく収まれないのです。本人的にも割と意味が分からないけど、なんかそうなっている感。

四柱推命だと丙午だから寅卯空亡、跡継ぎ運なんですけどね。しかし跡継ぎ運といっても「実家を継ぐ」のが申酉空亡で、「相手の家に入って継ぐ」のが寅卯空亡。寅卯(六星占術でいうところの木星人)の人は、自分が婿入り/嫁入りして相手の家の流れに入る人なので、婚家の人と上手くいくといわれています。逆に実家(母親や兄弟)と密に付きあっていると運が開けない(運が乱れる)タイプ。

ちなみに、ルドルフ・シュタイナーは遺伝しない霊能力について以下のように述べています。

もしその力が両親からもたらされたのなら――そうですね。皆さん、ある人が天才だとしたら、子どもたちも天才になったというのをご覧になったことがありますか? あるいは、子供たちが天才だった場合、両親もそうであるのをご覧になりましたか?

それは確かにあてはまらないことです!(中略)

すなわち、精神的-心的なものは、遺伝によって受け継ぐことはできません。われわれはそれを完全に別の世界から持ってくるのです。

それはただ、遺伝によって受け継いだものと一緒になるだけなのです。人間はまさに、母体の中に持っている存在以外に、あらかじめ精神的-心的人間としての存在を持っているのです。

健康と病気について 新装改訂版―精神科学的感覚教育の基礎 ドルナッハ・ゲーテアヌム建設労働者への18連続講演(1 (シュタイナー・ホメオパシー医学講座) 第2講

天王星は(既存の社会から見るならば)新しい世界を見たいのですよ。なんかオモロイ新しい風が欲しいんですよ。

そして、私はその天王星が4室にあるので「新しくてオモロイ世界」を自分のテリトリー、家の中で表現したいわけです。人と違う(つまり現在としては常識的なものではない)生活がシックリくるんですよね。

その状態だと「結婚して子供産んで家庭を築くのが幸せ」とはなりにくくなりますね。

4室は「自然と気が付いたらそうなってる」感じで、「努力して自分で作り上げた生活」となると8室のテーマになります。自然とそうなってて受け入れざるを得ないのが生まれた家庭(4室)で、大人になってから自分で作り上げた生活(結婚生活など)はまた別、8室になるのです。

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