ブレない。意志の強いあなたが好き~戊の人

四柱推命/算命学
写真AC

つちのえって何?と思われた方、東洋の占いのお話です。
自分の日干を調べてみたい方はこちらがわかりやすいですよー

硬い岩のように確固とした陽の土、戊

突然ですが私は戊、好きです。

一度決めたことは最後まで貫く意志の固さと責任感。真面目でどっしりと地に足のついた安定感。飽きたからって、物事を簡単に投げ出したりなんかしません。だから、尊敬できます♥

一緒にいて、信頼できて安心できる人。硬派!
頼れるお姉さん、まさに戊。赤城さん大好き。

わたしが恋愛的にビビビッと来ちゃって「アッ、この人、好き、ダメ、無理!!!」ってなるの、圧倒的に日干戊の人なんですよ。
戊の人って、無条件に魅了されてしまうんです。

松たか子も戊らしいけど、彼女の歌好きー。

戊の人ってね、「ちゃんと戊の気を生かせてる人とそうではない人」に分かれちゃうんです。つまり、陰転してる人も結構いる。

戊は陽の土。陽干の人って、陰転しやすいんですよね……。

陰転してる戊はウジウジウダウダいじけちゃって、せっかくの魅力が表に出ません。何事にもブレない、素敵な強さを本来は持っているはずなのに、残念なことです……。

でも、ちゃんと戊のエネルギーを生かせている人って、本当に、本当に魅力的なんです! 私からすると魔に魅入られてしまうようなレベルで非常に強烈に惹かれます。

戊の人が戊らしく生きてくれたら、超魅力的になります!
そんな戊の素敵素敵なところをお伝えさせていただきますねっ♪

乱世を生き抜いた風雲児、織田信長

紙本著色織田信長像(狩野元秀画、長興寺蔵)

戦乱の世を駆け抜けた武将、織田信長。(Wikipedia
日本の戦国武将の中でも高い人気を誇る一人です。
辣腕をふるい、天下統一まであと一歩というところに迫りました。

そんな信長も、日干が戊の人です。命式を見てみましょう。

信長は7月3日生まれ説もあります。で、そっちで命式出してもやっぱり日干は戊で月柱と年柱は午で帝旺。もう、どんだけ!どんだけ帝旺なのっ!!! 爆笑です。

帝旺の星のもとに生まれた男、織田信長。メチャクチャ気性が激しいです。
うつけもの上等! 鳴かぬなら 殺してしまえホトトギス! 親の葬式で位牌に焼香だって投げてやるわい!!

信長は、乱世でのしあがれるハイパワー持ち!戊と午で帝旺!
ダブル帝旺からのダブル羊刃ですヨ!

これほどにも強くないと、天下は取れないのでしょう。
五行の調和なんて気にしてたら、下剋上できませんものね。

五行はね、偏ってたほうがパワーが出るので、乱世向きなんです。
高度経済成長期みたいな平和な世の中だと、調和してたほうがいいんですけれどもね。

信長は蔵干がALL土!
何があっても絶対譲らないマン!
陽土の戊は、ストレートに譲りません。陰土の己は、譲ったように見せて全然譲ってない。笑

己は、命を育む柔らかい土だから「うんうん、そうね、そうね、そうよねー」って相手に譲ってるように見せかけて、結局は全部自分のエネルギーに染め上げてしまいます。だって、畑でとれる作物って、土の養分でできているでしょう。

いくら自分の力で伸びて自分の意思でふるまってると思っても、結局一つ一つの細胞の原子の多くは土から来ているわけで。私たちが自我のある個人だと勘違いしていても、所詮体のパーツはすべて宇宙のかけらであることと同じですね。

そうやって、無意識レベルでスケールでかく支配するのが己なのです。フィクサーであり真のラスボス、それが己。
「土」って、そもそも皇帝、支配者を意味します。土は「中央」にいるのです。

土の五行での配色は黄色。この黄色は天命を頂いた君子である皇帝の色として、中国の王朝では特別な意味を持つ高貴な色でした。中国の時代劇でも、皇帝は正式の場では黄色い衣(黄袍)を着ていたりしますよね。

逆に日本の朝廷で高貴な色とされた紫は、古代中国の五行論で見ると間色かんしきと呼ばれて一段低く見られてたみたいです。ただ、古代中国で紫と呼ばれていたのは赤と黒を混ぜた茶みたいな色のことなので、現代の紫とはちょっと違うのですけれども。

このあたり深く掘りだすと、戊の話から若干脱線してしまいます。占いオタクってこれだから困りますね!
なので、このあたりの話を詳しく知りたい方は超雑学読んだら話したくなる幸運を招く陰陽五行をお読みください。

北原白秋はなぜ白い秋なのか?
青春はなぜ青い春なのか?
色と五行の話、面白いですよ♪

劫財帝旺の戊午!パワフル身旺な南野陽子

くしくも織田信長の生まれた433年後、同じ日に生を受けた女性がいます。
歌手・女優の南野陽子さん(Wikipedia)です。

アルバムSNOWFLAKES おおた慶文描き下ろしイラスト集 表紙

南野陽子さんも、日干が戊の方です。命式は以下の通り。

こっちもダブル帝旺の戊午!そんな人、私が好きに決まってるわあ~。

ナンノ(南野陽子の愛称)は、私の女神です!
私がはじめてアルバム買ったのも、ナンノちゃんのアルバム。
毎週深夜ラジオの「ナンノこれしきっ!」をリアタイで聴くのが辛くて……寝落ちして録音できなくて発狂したのも1回や2回ではありませんでした……。

実は、「リンデンバウム」ってサロン名も、ナンノちゃんの映画から取ってるのです!

まあ、ナンノちゃん本人は、この映画、結構色々あってアレらしいけど……。
ちなみに相手役は神田沙也加ちゃんのお父さん、神田正輝さんです。
原作は「はいからさんが通る」「あさきゆめみし」の大和和紀先生。

そんなナンノちゃんは、見事に蔵干がALL己で劫財(敗財)コンボが決まってます。華やかな偏財じゃなくて劫財で芸能界を生きてる人なんです。そりゃ所属事務所もケイダッシュでバーニング系列だわのー。

ナンノちゃんといえば、スケバン刑事。ド真ん中で、劫財でしょう。劫財だからできるハマリ役でしょう。おまんら許さんぜよ!!!(ジャジャーン!)

劫財だからね、仁義を通すのですよ。
世間からバッシングされたとしたって、仲間を守るのですよ。

ナンノちゃんがラジオの番組内で「目覚ましカセット」を限定100本製作した際、応募葉書が約15万通(!)も来たそうなんです。
そこで、写真週刊誌が葉書の束を放り投げて紙吹雪にし、それをバックにした写真を撮ろうとしたんですね。でもナンノちゃんは「ファンの皆さんから頂いた葉書を投げたり出来ません」と拒否しました。ファン想い~!!!

劫財は、仲間内には心を尽くします。
ナンノちゃんの場合は、蟹座の「ファンは仲間で、仲間は家族」的な気質もあいまって、身内には尽くすタイプなのでしょう。年老いたお父様の面倒も見ていらっしゃいますし。

つまり、ナンノちゃんは、ダメヒモ夫となかなか別れないと思うんです。
ダメ男相手にも仁義通して尽くしちゃうのです。
あのトンデモダメ夫(失礼!)と、下手したら添い遂げると思っておりますよ、私は……。

借金に隠し子…南野陽子がダメ亭主に三行半を突きつける日|日刊ゲンダイDIGITAL
もはや“だめんず”の域では語れないレベルである。これまで何度か金銭トラブルが発覚している南野陽子(47)の夫(4...

ブレないのですね……戊は……。そんなとこも好きですけれど……。
周りが何を言ってもダメなのです。自分が思わない限り、変わらないのです。
だって、山であって岩であって大地なんだもの。

そして、W帝旺でエネルギー有り余ってるから、ダメヒモ夫と一緒にいて一概に不幸とも言えないところがまた人生の妙味と言うかなんというか。

これで身弱の人だったらエネルギーすぐ枯渇して縁も切れることでしょう。だけど、身旺だから、傷つくことがあっても満たされるところもあるので関係を切れない。
身弱は不幸で身旺が良いとは言い切れないのは、まさにこういうところですね。

ナンノちゃんは惚れた男と一緒にさえいられれば、幸せなのです。周りから「だめんす好きで不幸な女」に見えたとしても、本人は幸せなのよ……。
夫婦は割れ鍋に綴じ蓋、単純に他人が善悪を判断できるものではないのです……。

ここで官星や財星があると世間の目が気になって「ダメ男と別れてハイスペ男を捕まえてキラキラマダムになって世間の女から羨まれなければ!」って、却って“芸能人らしく”ふるまえるのだけれど、ナンノちゃん、見事に!どっちも無いんだもの~。笑

自分が好きならそれでいいのです。
老いた父親が気に入ってる男ならそれでいいのです。
だって劫財だもの。

世間の目も身内の目も気になるのが正財。
世間の目は気にしないけど身内の目は気になるのが劫財。
世間の目を気にせず身内の目も気にしないのが食神。(Going my way!!!)

ですから、ナンノちゃんってバラエティ番組でも自然体でしょう。
仕事ない日はスッピンで平気で買い物行くし、ポテチもバリバリ食べちゃうし、老眼で本読むのが辛いとか、言わなくてもいいこと言っちゃうでしょう。

アラフィフでこのフリフリワンピが許される女はそうそうおらん……

昔、米米CLUBのカールスモーキー石井さんとお付き合いしていた時、二人でご飯食べてたんですって。そして、食べきれなくて残しちゃったからナンノちゃんはもったいないなーって思って「これ、包んで持って帰れますか」ってお店の人に聞いたんですって。

私的にはそんなナンノちゃんの気持ちにメチャクチャ共感いたします(食べ物を粗末にしない!ステキ!!)けれども、そのとき石井さんに怒られたんですって。自分たちは芸能人で夢を売る仕事なんだから、そういうことを言ってはいけないと。

石井さんは芸能人としての美学がある人なのですね。
でも、ナンノちゃん、そういうのないのです。
芸能人だからってカッコつけないのです。

ナンノちゃんがどれほど自然体な方なのかは、最近のテレビ番組で「50歳を超えると、周期でいったら、もういいんじゃない? 今まで頑張ったし、ちょっと休憩みたいな感じ」なんていってモリモリ食べまくってる様子からも伝わります。

元アイドル・南野陽子、旺盛な食生活明かす…「もういいんじゃない? 今まで頑張ったし」 | RBB TODAY
南野陽子が、16日放送の『櫻井・有吉 THE夜会』(TBS系)に出演。現在の食生活について語った。

もっと知りたい方は南野陽子 Beauty Bookを読むと良いのですよ!!
化粧嫌いオシャレ嫌いの私も楽しく読める美容本!なぜならナンノちゃん自身が「そんなに頑張らなくていいじゃない」って肩の力が抜けてるから~!!

そんなナンノちゃんが私はもう好きで好きで大好きー!(語彙力)って思うのだけど、そんなナンノちゃんだからこそ、世間の目を気にしないでダメ夫と別れないとも思うのですぅ……。

私が勝手に想像するに、ナンノちゃんの夫って「謝ることが苦じゃない人」だと思うのです。ケンカしたら先に折れてくれて、しかも謝り倒してくれる人なのではないかと。

ナンノちゃん、パートナーや家族に対してはあんまり謝れない人だと思うのです。いかんせん気が強いし。「ブレない」を言い換えると「頑固」とも言えますしね。

だから、先に折れてくれる人って、メチャクチャ相性いいのですよ。その関係が正しいか間違ってるかじゃなくて、一緒にいて心地いい。

情が無いわけではないので、自分が謝れない分、折れてくれたらついつい許しちゃうでしょうし。そして「先に折れてくれて、かつ自分が折れたことで(プライドを傷つけられた!と)いじけない」男ってのは貴重なわけですよ~。

ゆうこりんの初めの夫もこういう感じ。浮気はするんだけど、気の強い女とこういうタイプの男ってのはいかんせん相性がべらぼうに良いわけで。先に折れてくれる男、まじ合います。逆にプライドの高い(俺について来い)タイプは相性が悪い。

しかも、ダメ夫は金や女にはだらしなくても、老親への当たりがいいわけで。
うーん、ナンノちゃん、このままズルズル結婚生活を続けてしまうんじゃないのかしら。もちろん、単なる憶測にすぎませんけれども。

そしてね、仮にそうだとしてもね、ナンノちゃんの場合は経済的にカバーできる限りは、それも一つの夫婦の形なのかなぁとも思います。
陽の気が強すぎる場合って、こういう身を削るような経験もプラスになる(魂には必要な)場合があるんですよ。身旺の業ですネ……。

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