父を「ただのオジサン」として認識することで見えたこと

四柱推命
凪のお暇 7 (A.L.C. DX)

2020/04/16に出た、マンガ凪のお暇7。こちらに非常に印象的なシーンがありました。

【画像】凪のお暇7凪のお暇 1

や、まじ、そうだよな。と。
母については親と縁を切る長女/長男と、現実的に折りあう次女/次男に書きました。

で、父についても、上のシンジの言葉「自分にとっては唯一無二の親も他人から見たらどこにでもいる普通のおじさんとおばさん」「親も所詮人間なんだって認め(中略)見くびって見限ること」はその通りだなあ、と思ったのです。

かまってちゃんのコミュ障、それが父の本質だった…

私は占いをやるのですが、親のホロスコープチャートを見て「ギョギョギョギョッ!」とさかなクンのようにウオウオしたのは魚座はウオちゃんでウオウオウォウなどに書いた通りです。

父のホロスコープチャートを見てみて、いかに自分フィルタで物を見ていたのかを痛感しました。 おとん、グラウンディング弱いフワフワちゃんやん…完全ドリーミンじゃん……。「なんでこの人って周りに流されてばかり人の受け売りばかりで『自分』が無いんだろう」って思ったけど、そりゃ火も地も弱かったら、そうもなるわい。

父の見る世界と私の見る世界は、違うのだ。
いや、確かにその通りだ。
だから話が通じないんだ。

私から見る父は、情緒の発達が未熟で感情が死んでいる人だったんです。だけど、実際は水要素モリモリなんです!!ええーーー!お前その感情どこに捨ててきたんだよ!!つか、感情表現が内向的過ぎてわかんねえよ!!トゥーシャイ・シャイボーイか!!

ホロスコープで見る父親像と母親像(MC-IC)

私にとって、父は宇宙人だったんです。
心の死んだロボットに見えていました。

しかし、逆に「自分が父のシャドウだった」というのはピンとこなかったんです。
というか、もっと言ってしまうと、私にとって父は「何考えてんだか本当にわかんね」という謎の宇宙人だったんですよね。

「何でそんな風にクソつまんない人生やってられんの?妻からも娘からも煙たがられて嫌われて出世もできなくて趣味も続かなくて友達も少なくて、私だったら絶対無理だわー」という、まあまあ、辛辣すぎる感想しかなかったのです。

サターン・リターンの子~リズ・グリーン「サターン 土星の心理占星学」

でね、今回ね、凪のお暇7を読んで、客観的に「ただのオジサン」として父を眺めたらね、「うわあ……」って思ったんですよ。
「お父さん、元命、正官やん……」と。

自分を殺せる官殺ゆえの承認欲求の強さ

あんね、オイラね、恋愛体質じゃないオイラがなぜいきなり恋に落ちてしまうのかに書いた通り、官殺(官星)持ってないんだよ。

官星ないので、官星の「プライドの高さ」って正直なところ理解が難しいのですよ。
「え?目的達成できるんだったら私は泥水でもすすったるぜ!ドブさらいもドンと来い!」なんで。

お前はプライドないのか!って話なんだけど、それでしたいことができて欲しいものが手に入るんだったら、私は地位やプライドなんて簡単にポイポイしちゃう派。マキャベリストですね。

イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019

イチローを思い浮かべてください。イチローも官星もってない人なんです。
イチローって立場とか権威とかプライドとか、全然どうでもよくて、自分がやりたい野球ができればそれでOKでしょ。「草野球、メッチャ楽しい!!」でしょ。官星ない人ってそうなんだよ。

だから、「自分を殺してでも社会(組織)に従うことができる」というサラリーマン的官星の性質が、本当に、本当に、私にはわからない。「エッ、そんなん何のために生きてるの!?この人生一回こっきり、やりたいことやろうぜ!つか磯野野球やろーぜー!!」なんですよ。

脳筋。単純ロケット。
子路にシンパシーを感じて仕方がない。
「我とともにするは、それ由なるか」これこそ最高のBL。

中島敦 弟子

ゆえに、父への理解も進まなかったのです。
だけど、「正官は実はかまってちゃんで承認欲求が強い。なぜなら、自分を殺して尽くすことの見返りを欲しがるから。『自分は正しい!ルールを守ってるんだ!』と正義をふりかざして学級委員長ぶるのも、そうすることで社会から承認されたいから」という視点から見ると「そっか!アレ、コミュ障すぎて理解不能だっただけで、実際はかまってちゃんだったのかー!!」ってメッチャ納得いくんですよ。

理解しがたいコミュ障のコミュニケーション方法

あのー、父のコミュニケーション方法は非常に独特なんです。
例えばね、猫の耳に息を吹きかけたら、多くの猫は嫌な顔をすると思うんです。嫌がって逃げて行く猫もいることでしょう。

父は、猫を見たら「おおー」と言って、耳に息を吹きかけたり尻尾を引っ張ったり威嚇したりするんです。そして、当たり前ですけど、猫は嫌がって父から逃げていきます。

そうすると、父は「ハハッ!ハハッ!」とものすごく楽しそうに笑うのです。
ちょっと、理解不能ですよね。

妻や娘に対しても基本的にはこの猫とのコミュニケーションと同じ寸法で、相手の不備を見つける(もしくは不備になりそうなところを見つける)と、しつこくしつこくそこを「だからお前はダメなんだ!!もうお前はおしまいだ!!」と指摘してきます。

私が料理を作るためにコンロに火をつけると、「お前そんなことしたら火事になるぞ!火事になったら全部燃えておしまいだ!!」とわめきちらしに台所に来ます。
そして、挙句の果てに台所にはポータブル消火器が配備されるのです。
↓こういうやつ

モリタ宮田工業 住宅用強化液(中性)消火器 キッチンアイ ルビーレッド MVF1HAR

「お前が料理なんてすると火事を起こすから」。
一応断っときますが、今のところボヤすら出したことないですよ、私……。

……………いや、まあ、控えめに言って、私の父は「一緒に生活したくない人」なんですよね、ウン……。
すごい謎ですよね。だって、人から嫌われるためにコミュニケーションをとっているとしか思えない行動様式でしょう? もちろん母も娘も、父以外の家族は全員、父のことが嫌いです(キッパリ)。

でも、「それは正官ゆえのかまってちゃん、承認欲求だよ」と言われたら「そ、そういうことかー!!」って納得いくんです。

つまり、コミュニケーション能力が低すぎるがゆえに、魅力がなくて人の気を惹くことができない。だけど、構われないと寂しい。(相手が嫌がることでもいいから)とにかくリアクションが欲しい。

だから、手っ取り早く一番強いリアクションを引き出せる方法を使うのです。すなわち「相手を不快にさせる行動に出る」。猫でも犬でも人間相手でも、そう。
小学生男子が好きな子に意地悪をするアレと同じ仕組みですね。

あの、ここで元命正官の人はちょっと嫌な気分になってるかもしれませんから、一言付け加えておきますけど、父の場合はベースのコミュ力が低すぎるがゆえにこじらせてしまいましたが、ちゃんとコミュ力がある正官は大丈夫ですからね。

当たり前のことですけれども、どんな星を持っててもコミュ力のある人は素敵です♥
コミュ力は万能スキル!コミュ力磨いてる人は、魅力があふれます♥♥
コミュニケーションって、まさしく愛ですからね♪

コミュ力のある正官は、相手の気持ちをおもんばかりながら組織のために必要な仕事を請け負える社会になくてはならない人材です! 安定感があるので、信頼できる人でもあります。正官の良いところはたくさんありますよ。

どんな星も、使い方によっては輝きもすれば腐ってしまいもするのです。父のケースは「吉星」と言われる正官も、使い方によっては「コミュ障のウザイかまってちゃん」として嫌われ者になってしまうという、わかりやすい事例になりますね。

しかし、西洋占星術のホロスコープのウオウオウオみ、水が溢れんばかりの配置を見るに、父は内面に多大なる情緒の海を有していたことになります。それを上手くアウトプットできない、情緒を適切に表現できなかったという可能性があります。

だとすると、本当に生きてて苦しい人生だなぁ…と思うのですね。まあ、コミュ力鍛えなかったのは自業自得な面もありますが。

出世できなかったのもコミュ力がなかったからですよ。だって大組織の管理職なんて利害調整を行う政治力が物を言うのに、お父さん空気(人の感情)が読めない子なんだもん。

実務能力で出世できるのは課長職まで。大組織の部長職や役員に求められるのは、調整能力や政治力。求められる力が別なんですよ。
「正官持ってる人は出世できる」っていうけど、元命が正官でもコミュ力ないとダメなのよね~。

コミュ力って大事だねっ☆
コミュ力こそが大正義!
そう、正官の大好きな「正義」じゃないかーっ!コミュ力つけとこ、な♥

父が承認欲求モリモリ(つまり正官)な人だとしたら、父の一貫性のない趣味も説明がつきます。なんか、ものすごくお仕着せの「こうやっておけば男として格好いいだろう」というイメージばかりを追って、中身がスッカスカなんですよね。

狂った果実

例えば、石原裕次郎がヨットやったら自分もヨットやるんですよ。皇太子&ミッチーがテニスコートの恋に落ちたら、自分もテニスやるんですよ。ランクルにゴールデンレトリーバーを乗せてカヌーの川下りに行くんですよ。

だけどさ、全部続かねぇの。すぐやめる。何やっても「これが自分は好きー!!」ってパッションがゼロ。だから何やってもパッとしないし、輝かないのね。流行を追いかけてばかりで中身のない、軽薄な人にしか見えない。アラサー以上の人間がトレンド追っかけるなんて、薄っぺらくてチョーッと格好悪いですよね……。

それも正官の「周りから認められることがしたい」という性質が由来だったとしたなら、本当に哀れな人だなぁ…と思います。

つか、ハードアスペクト全然なくてソフトばっかなのになんでそうなるねん。
いや、ソフトだからこそ自己完結しちゃって発展できてないってことか。グラトラ持ちでもホント魅力ない人っておるんやなと父を見てたら思います。

やっぱさ、星は使いようですね。いくらいい配置を持っていても、父のように魂無しで生きちゃうと、愛のない人生、妻子から嫌われATMとして利用される悲惨な人生になってしまうのです。

父なんて、大幸運といわれるグランドトラインがあってハードアスペクトはほとんどなくて、元命が吉星の正官で五行の偏りも少なくて調和しているんですよ?一番メインで大事だとされる月柱(中年期)はALL吉星な正財-正官ですよ!

占いの教科書通りに読んだら「幸せな人生間違いなし!出世間違いなし!」の配置なのにー!!

なのに、誰からも愛されない。体が弱くて出世もできない。
妻からも娘からも疎まれる寂しいATM人生――

お父さん、寂しいんだったら、構ってもらいたいんだったら、コミュ力つければいいんだよ。年寄りが「愛され体質」になるのって、すごい大切なことだよ。サバイバルスキルとすら言えるよ。

良い星を持っていたって、生かさなきゃ輝けない。
父の人生が教えてくれるのは、まさにここですね。
実に生きた、ありがたい学びです。

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