こんな状況こそ、本質が見える

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「ボーナスを削減するって、どういうことですか!?こっちは家のローンもあるし息子の学費もあるからボーナスが減ったらやっていけないんです!」

20年前、私はそうやって金切り声をあげる中年上司の言葉を冷めた気持ちで聞いていました。

ボーナスが減らされるのは、財務状況が赤字体質だったからです。ゆえに、収益が上がる体質ではないのを改善しなければ抜本的な解決にはならない。なのに、その中年上司は対案を出すでもなく「困る」「ローンが」「息子が」と言うばかりで、正直本当に頭の悪い人だなぁ~と呆れてしまいました。

でも、じゃあ利益を上げるために具体的に何かできるのか?
いやあ、無理でしょう。
私は心の中であきらめ半分につぶやきました。

アイデアを出しても片っ端からつぶされる。 取り上げられたとしても、会議にかけられて検討されてこねくり回された案は、GOサインが出るころには全く別物のつまらないやらないほうがましな低収益モデルにされているのがオチだ。そして、そもそもそういう組織だから、ボーナス削減や給与削減をせねばならない状況に陥っているわけで。

20代の私は「ここに未来なんて無い」そう思いました。

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