孤独を癒す魂の家族~グループ・ソウルという絆

精神世界:スピリチュアルブログ

多くの女性の親が(中略)子どもを無視したり、虐待したり、氷のような目を向けたりする親もいます。

こんな体験をした女たちに元気を出してもらいましょう。
(中略)
親たちがしてくれなかったことを考えるより、自分が属する人々を見つけることに精を出しましょう。

あなたは自分の家族には全然属さない人なのかもしれません。遺伝的には家族に適合しても、気質的には他の人々の群れに属するのかもしれないのです。

あるいは家族とは通り一遍の付き合いだけで、魂は家をとび出して、道路を駆け抜け、どこかで精神的な飢えを満たしているのかもしれません。

狼と駈ける女たち―「野性の女」元型の神話と物語 P226

このことは、目に見える世界、現実に存在する人間だけに言えることではありません。つまり、あなたは血のつながった家族とは別に魂の家族「グループソウル」がいるのです。

さびしい時はグループソウルに会いにいこう

私は夢の中でグループソウルに会うことがたびたびあります。

実は、ほとんどの人は肉体に閉じ込められて今の人生を始めた後でもグループソウルとのつながりを断ち切ったわけではありません。
ほとんどのケースで、何らかの形で接触をしています。
その一つが、夢です。

さびしい時はグループソウルに会いにいこう (リピータールーム記事)

グループソウルと会った後の目覚めは、最高です。
胸のあたり、要するにハートがスーッキリ爽快で、軽いのなんのって♪
深~く癒されて目が覚めるので、夢の記憶が残っていなかったとしてすら「ああ、会ったんだな~」とすぐわかります。

一人で目覚めたとしても、まったく寂しくありません。
それどころか、まだ周りにはグループソウルの「よすが」が残っていて、その温かさにうっとりします。自分は一つの魂として愛され受け入れられていることが実感できます。

グループソウルと夢で逢う方法は上のリピータールームの記事に書きましたので、詳しくはそちらを読んでください。

基本的に、グループソウルは誰にでもいます。
誰にも魂の家族がいます。正直、血縁のある今の家族よりもずうっと気があったりします。今の家族って、あくまで「この世界で修行するための相手」ですからねー。

ただ、「自分はつながっている魂の家族がいる」とか「死んだあとはあそこに還ることができる」とか、そういう実感を持てる人と持てない人がいるようです。
これは「自分にはガイドなんていない」と感じるのと同じですね。誰にでもガイドはいるのですが、つながっている感覚の持てる人と持てない人がいます。

その違いは何か。
「ハートを開いているか閉じているか」です。

ハートを開くと素晴らしい力とつながれる!

この「開く」というのにはちょっとコツがいります。

Nozomi
Nozomi

寂しい時はハートを開けば満たされるよ

なるほど!
わかった!
勇気をもって開いてみる!

Nozomi
Nozomi

うんうん!

あのね、ずっと思ってたんだけど
開くべきだから勇気をもって言うわ
あなたのコート、もう5年も着ていて古いと思う!
今は襟の形が違うトレンドだからそんな流行遅れの服を着てほしくないし、メイクももっと今風にオシャレにすべきだと思う!

Nozomi
Nozomi

えっ

開くために思い切って言わなきゃね!
だいたい美容に興味ないとか女失格でしょ!キレイじゃなきゃ女に価値なんかないんだよ!
女は男に愛されなきゃ生きてる意味がないんだから、いつまでも若くいようとしなきゃ男からモテないよ!

Nozomi
Nozomi

オウ、ちょーっと待った
そうじゃない


私今本音を言ってるわよ
ハートを開くってこういうことでしょう

Nozomi
Nozomi

あのー
ちょーっと、考えてね

私が流行のコートを着てメイクをして
ヘアカラーをして美容に気を配ったら
あなたの孤独感は永久に癒されますか

……癒されない

Nozomi
Nozomi

ですよねー
私があなた好みのオシャレをしたら、一時的に気分が良くなるかもしれない
けれど、夜ベッドにもぐりこむとき胸がキュウーっとする孤独感は、なくならないわ…

開くって
自分が思ったことを正直に
そのまま口に出すことじゃないの?

Nozomi
Nozomi

あのねー
開くのはね
外じゃなくて内に開かなきゃいけないのよ

内に……?

Nozomi
Nozomi

自分に対して正直にならなきゃならないの
そしてね、人は鏡だからね、私を見て思ったことが自分に対して思ったことなのよ

つまり、あなたはこのまま歳をとっていくと男性から愛されない、女として求められないことに怯えているのね

うっ……
だ、だって女は男に愛されることが——

Nozomi
Nozomi

うんうん、それはそれでいいからさ
とりあえず、今の自分と対話しなよ
老けていったら自分には価値がなくなるって
男から求められなかったら価値がなくなるって
そう考えてるってわかったわけだから、そこと向き合ってみなよ

私、ババアになった自分なんて愛せない……

Nozomi
Nozomi

うんうん、ババアにならなくても今の時点で十分に閉じてるのがわかるよね
閉じてたら、寂しいのは当たり前なんだよ

そして女の最も素晴らしい力というのは老賢女・ワイズウーマンが持っているのよ。内に開いたら、偉大なババアの魔力とつながれるんだよ

そうしたらさびしくなくなる……?

Nozomi
Nozomi

もっと大きな世界とつながってる自分が感じられるから全然寂しくないよー!

そうか
おばあちゃんは癒しか!

Nozomi
Nozomi

そうよ
精神的に成熟した女は
癒しだし悟りだし叡智だし魔力なのよ

上の女性は「ハートを開く」というと「目の前の相手と正直に話す」と勘違いしてしまったんです。確かに、ハートが浄化された(愛にあふれている)状態で本音を明かすなら、素敵な結果をもたらすでしょう。
けれど、彼女のようにマイナスの強迫観念にとりつかれちゃってる状態でハートを開いたらまず相手から拒絶されてしまいます~。だって、そんなドロドロ見せられても「やめて!くさい!!」って逃げるしかないもの~。君子危うきに近寄らず!

ハートを開くというのは、「思ったことを口にすればいい」という意味じゃないんですね。思ったことを口にしても、いいんだけど、それは内側を浄化した後にしてください。

「思ったことをそのままぶちまければいい!」と思うと、単なる愚痴になりがち。愚痴ったら確かにスッキリします。でも、スッキリしちゃうからこそ、深いところは何にも変わらないまま——同じパターン・失敗をグルグル繰り返して一生が終わっちゃうんです……。

ファーストステップは、目の前の人に感情をぶちまけることではありません。内側に意識を向けることです。グチャグチャになってる内なる心の混乱に、目を向けてください。

「まちがったところにばかり愛を求める」という反応が、追い出された時に起きるのです。女性が閉め出された苦痛を癒すために反復する衝動的行動に走る——満たされることのない行動、結果がかえって悪くなる行動を繰り返す——とき、実際は被害を大きくしているだけです。
もとの傷が手当てされていないので、手出しをするたびに傷が深まるのです。

これはまるで、腕に深傷を負ったのに鼻に気休めの薬を塗るようなものです。
女性たちはそれぞれちがう「まちがった薬」を選びます。悪い仲間とつきあったり、魂を疲弊させるような悪癖にふけったり、最初は高く羽ばたいてもやがて前よりもかえって悪いほうに落ちてしまうような、見るからにまちがった薬を選ぶ女性もいます。

こういう悪い選択を解消する方法はいくつもあります。
もし女性がじっと坐って胸の中をのぞくことができるなら、自分の才能、能力、限界がそれぞれに認められ、受け入れられる要求がそこにあることがわかるでしょう。

そこで癒しにとりかかるには、まちがった種類の気晴らしによって傷ついた心が癒えるだろうと自分をだますのをやめることです。自分の傷を正直に認めれば、正しい療法が何であるかわかります。

てっとりばやい依存対象にすがるのはやめましょう。
正しい薬を求めましょう。正しい薬はあなたを弱化させずに強くしてくれるものなので、心でわかります。

狼と駈ける女たち―「野性の女」元型の神話と物語 P248 ※太字強調は記事作成者による

ハートを愛で満たすには、外ではなく内に開くこと

ガイドやグループソウルなどとのつながりを感じたい場合は、「外(他者)」ではなくて「内(自分)」に開くことが大事なんです。聖杯伝説じゃないけど、「一番価値のある黄金は自分の内にある」のです。

自分に開くって、難しいですよ。
だって、自分のハートをあるがままに受け取るって、現代社会に生きる人間にとっちゃ困難ですよ。どうしても「そんなこと思っちゃいけない」とか「そんなことを思う自分はおかしい」とかブレーキをかけてしまう。

だけど、そこを「そうかそうか、他の人にはとてもじゃないけど言えないけど、そう思っているのね」といったん無条件に受け取る作業が必要なんです。現実にそれを実行しろってわけじゃないですよ。心の中でだけ、「なるほど」って無条件に受容するんです。

自分を型にはめこもうと努力して失敗したなら、あなたは運がいいのです。
のけ者にこそなっても、魂を守ったのですから。

適応しようとしては失敗している時に起きる奇妙な現象があります。のけ者として追い払われても、同時に心の真実の仲間の腕の中にとびこんでいるのだ、ということです。それが勉学のコースであっても、芸術の形式であっても、人々の集団であっても、です。

途方に暮れてしばらくさまよい、自分に必要なこころの同類を探すよりも、自分の居場所でないところにしがみついているほうが悪いのです。

自分に必要なものを探すことがまちがいだったためしは絶対にありません。

狼と駈ける女たち―「野性の女」元型の神話と物語 P252

自分へ開いて正直な気持ちを受けとめるとね、こころの内側に張り巡らせた壁が砕かれるんです。
逆に、この壁があると、ガイドもグループソウルも、あなたとつながれない。あなたをサポートするのがすごく難しくなる。サポートしても壁越しだと、力はほとんど届かないのです……。

↑こうやってね、いつでも見守ってくれる存在がいてもね、「どうせ自分なんて…」って心に壁を張り巡らせていたら、励ましも届かないんですよ。分厚い壁で強力に阻まれてしまうから……。

だから、「内側に開いて」というのです。
内側に開いて、自分のこころの周りに張り巡らせた壁を取り除いてください、というのです。そうすれば、目に見えない存在たちはあなたに手を差し伸べることができます。

なにより、自分の魂のふるさとを実感できれば「死んだらあそこに行くんだ」という安らぎを得ることができます。「死んだらおしまいだ、どうしよう」って不安になるのではなく「死んだらあそこにいけるんだ、じゃあ今はここですべきことを一生懸命やろう」って、今の生に集中できるようになるんです。

私たちは、例外なく絶対に100%死にます。
その先に、魂の家族が待っていてくれるとしたら——
そう考えるだけで、自分に正直に生きようと、悔いなく生きようと、勇気がわいてくると思いませんか。

いつでもあなたを守るわ だって姉妹だもの
なにかあったらいつでも呼んで
だって姉妹だもの

今、世の中はますますカオスになってきています。先が見えず不安があおられます。
しかし、そんな時も内側に開いていると安らいだ愛とともにあれるのです。グループソウルが守ってくれていることを感じられるのです——。

子どもを持たない選択
それは大いなる愛の形
タイトルとURLをコピーしました