私は夏至生まれなので、蟹座です。
西洋占星術に詳しい人向けにいうと「太陽が蟹座」です。
そして、アセンダント(ASC)も蟹座です。
なので、自動的にディセンダント(DSC)は山羊座になります。
「アセンダントって？」という方は 人は見た目じゃない！～アセンダントという違和感 をお読みください。アセンダントの星座の出し方も書いてあります。
一つの星座を深めると、反対の星座の性質が出てくる
ICとDSCはパートナーに求める要素であると、リズ・グリーンは占星学に書いています。まったくもって納得です。私はIC乙女座でDSC山羊座なので、クソ真面目な男性に滅法弱いです。
コツコツコツコツと地味な作業を続けられる努力家な男性には、無条件にキュンキュンしてしまいます。だから周りの女子からは「何であんな人がいいの……」といわれるような男に惚れます。いぶし銀の女子ウケしないタイプです。でも、私は大好き！！
私は乙女座にも山羊座にも星はありません。
だのに、不思議と乙女座的モノ、山羊座的モノに惹かれるのです。
自分は自由人のくせに、相手には組織人であることを求めるんです。ルールや伝統やしがらみに縛られてがんじがらめになって自分の人生に限界を感じてる人とか、ツボなんです(色々とひどい)
松村潔先生は「蟹座は裸、山羊座は制服」と表現されていましたが、全くその通り。
自衛官の彼が「明日ここから出勤するから、シワにならないように吊るさせて」とウチに制服を持ってきたら大フィーバーしちゃって「わああー！わあああーー！き、着たい！着たいです！！つか、むしろ着てNOW！！」とエキサイトしまくり「え……何その食いつき、いや……着たいんだったら、着れば……」とドン引きされても構わずウキウキで彼制服着ちゃって「キャー！メッチャ大きいー！！ブカブカー！キャーー！！」と騒ぎまくって「なんなの…その謎テンション」と呆れられました。山羊座的なモノ、すここここ。
リズ・グリーンは反対方向にある星座は対であると前述の 占星学に書いています。 実際には12の星座があるのではなく、「双子座‐射手座」のように6つの軸の性質があるのだ、と。
これは珍しい考えではありません。
陰も陽もコインの表裏にすぎず、太極の分離表現にすぎません。
だから、サビアンのリーディングでは180度反対のシンボルも読むのです。
牡羊座の裏には天秤座がおり
牡牛座の裏には蠍座がおり
双子座の裏には射手座がおり
蟹座の裏には山羊座がおり
獅子座の裏には水瓶座がおり
乙女座の裏には魚座がおる
そして、逆もまた同じ。
私は、蟹座です。
生きていく中で蟹座的な性質を深めていくと山羊座的な相手と縁ができ、そして結局山羊座的性質は裏の自分自身の姿であることを発見します。
私は縁の下の力持ち
内助の功に徹したい
そもそも目立ちたくない…
なーんてのんびり思っていたのが、いつの間にかリーダーシップをとってルールを守り人に厳しく接する必要が出てくるのです。
例えば、リンデンバウムのQ&Aのページを見てみてください。
細かいでしょう！
「いちいちこんなことまで書くのか！」ってレベルで細かいでしょう！
これ、「蟹座的に処理する」なら、「何か疑問があったらその都度聞いてくださいね。お気軽に♪」ですよ。全然蟹座じゃない。
Q&Aをはじめ、仕事で使う性質は「管理者」山羊座そのもの。
まるで、コインの表と裏のよう——。
１オクターブ上の山羊座～高次の父性とリーダーシップ
占星術の「ヘリオセントリック」という技法では、地球視点から見て作成したホロスコープを、太陽視点で作り直します。視点を地球から太陽に移す、つまり、次元を上げるのです。
ヘリオセントリックチャートの出し方は 魂の声と日常意識のずれ に書きましたので、ぜひ自分のホロスコープを出してみてくださいね。
でも、ホロスコープを出さなくても生まれた日が分かっていればヘリオセントリックチャートの「地球星座」はすぐにわかります。太陽星座（雑誌占いの「４月１０日生まれはおひつじ座」というアレ)の反対の星座が、そのまま地球星座になるからです。つまり——
牡羊座の裏には天秤座がおり
牡牛座の裏には蠍座がおり
双子座の裏には射手座がおり
蟹座の裏には山羊座がおり
獅子座の裏には水瓶座がおり
乙女座の裏には魚座がおる
そして、逆もまた同じ。
例えば、２月１１日生まれの人は「太陽星座：水瓶座・地球星座：獅子座」なんですね。
ヘリオセントリックチャートは太陽視点、つまり地球よりも視野を広げた状態のエネルギーを示す。これって、「自分の高次のエネルギーはどんな感じか」ということを見れるよなぁ～って、私は感じております。キャッチーにいうなら「ガイドやハイヤーセルフのキャラを知る！」。
だから、高次のエネルギーと日ごろから活発にやりとりしてる人はジオセントリック（一般的な地球視点のホロスコープ）よりもヘリオセントリックのほうがシックリくるはず。
私もガイドが山羊座って言われたら「うーん、わかるー！」って思いますもん。母性的ではない、むしろ父性的。そして、基本、厳しい……。涙
お客様の声を読んでいると「ガイドはマツコ・DXみたいだった」とか「女子トークしてるみたいだった」とか「癒し系の長髪イケメンって感じがした」とか、そういうセッションの感想が書かれていたりします。うぅ～ん、オイラのビシバシガイドとは、違うね～ぇ。涙
松村潔先生はジオもヘリオもどっちも大事、バランスよく使っていくこととおっしゃっています。
ヘリオセントリック占星術のみを重視して、従来のジオセントリック占星術を排斥するよりも、この両方を比較して、ハイブリッドにしてみる方がはるかに面白そうなのでそのような発想で取り組むことにしました。
ヘリオセントリック占星術 P 25
ヘリオセントリックは「地球という場所で受肉した状態」ではなく、「純粋なエネルギー体として存在している状態」を示しますから、スピリチュアルな問いの答えを求めるのに合っています。例えば、地球星座は「どうして地球に生まれてきたのか」という目的を示します。
私たちは太陽から地球に向かって生まれてきました。そこには何か目的があったのですが、しかしそれをすっかり忘れたのか、地球から太陽に向かって伸びていこうとします。
何かしようとしていたはずなのに、それを放置して、早くも地球という自分の活動の場から逃げ出したいと考えた時に、光が差し込む方向である太陽サイン牡羊座に向かうことになります。それはまるで自分が生まれたことが失敗だったかのようです。
たぶん、私たちが地球的な存在であるということに深く同一化しすぎると、太陽サインはそれに対する反対の衝動を認識されます。
雑誌やテレビなどで「自分は牡羊座だ」といわれている時に、あたかもそれが可能性を開くかのように考えるかもしれませんが、それは自己逃避としての方向です。急ぎ足で後先も考えず衝動的に行動しながら環境から脱出しようとしています。
生まれてきた目的というものは、この生まれの人は天秤座にあります。
ヘリオセントリック占星術 P56
ヘリオセントリックのリーディングが難しいなーと思うのは「太陽視点を持ち込む必要がある」という点です。
例えば、上の「生まれてきた目的は天秤座だ」といっても、その天秤座は雑誌星占いコーナーに書かれているような地上的な天秤座ではありません。「おしゃれが大好きでエレガント☆」じゃありません。１オクターブ上のより洗練された、抽象化され純化された天秤座になります。
セッションで「私の人生の使命は何ですか」という質問をして、かなりフワッとした回答をされて面食らった方は多いはず。それもそのはず、高次の視点では何事も抽象化されて純化されるから、地上的な視点だと「？？？」となるのです。
だから、地上的にわかりやすくするには、もっと分割せねばならない。ゆえに、「具体的に質問してくださいね。フワッと厳禁で。できうるかぎり細かく詰めましょう！！」と強調しているわけでございます。
ここでスピリチュアルな感性の鋭い方は
そんなことをしたら波動が下がるじゃないですか！
高次のメッセージはあるがままに受け取るべきです！
具体性なんて求めたら、歪んでしまって地に堕ちます！
なんて、思われたかもしれませんね。実にそれ、正しいです。
多くの宗教で偶像崇拝を禁じているのも同じ理由です。具現化して擬人化したら、本来のエネルギーはどうしてもゆがみます。正確には伝わりません。
「天使が人の形をとってる」とか思ってる時点で、わかってないんです。ガイドが自分と同じ人型だと思ってる時点で、高次の世界というものをわかってないんです。
ガイドも守護霊も「人」じゃないっ！
例えば私も、スピリチュアルカウンセリングでお客様から「私のガイドってどんな人なんですか？」と聞かれると、困ってしまいます。
「人じゃない…そもそも人じゃないの！でも光とかエネルギー体ろいう表現では意味が分からないし、だから人って言ったほうがわかるだろうけど、でも人じゃない。過去世や今回の人生で一緒だった人ですら、もう今は人じゃない。エネルギーなのよー!!」と葛藤しつつ、何とか「明るい人ですよ～」とか「過去世でこんなかかわりをしてたことがあるから、こういう面がある人みたいですね～」とムリヤリ翻訳して何とかお伝えしています。
でも、それでも正確には伝えられないです。もどかしいです。
ガイドも守護霊も人じゃないんです。擬人化してるだけなんです！
でもな、オイラ商売でやってるのでございまして、顧客満足度というのは大切なのでございます。フワッとボワーンとした高次ノリだと「何言ってんだかわかんない」で終わっちまうわけですよ。相手に合わせるのは大切なことです。そして、そのために私は「肉体に宿る」だなんてハードな経験を選択しておるわけでございまして。
でも「肉体があるって心底苦しくて辛いなー」って痛感しておりますから、自分では子どもは産まんッ！
こんな大変な想い、自分の大切な魂（存在）に経験させてたまるかー！！号泣
自分の手で新たに無垢な魂を肉体に閉じ込めるだなんて残酷なこと、私はしたくありません！
高次のメッセージをそのまま受け取れるほどスピリチュアルな能力の発達している方は、「ほわっ」とした抽象的な（つまり二元化していない）メッセージで十分にご理解できることと思います。それはとても素晴らしいことです。でも、そういうのが直感的に理解できる人は、やはり少ないのでございますよー……。
だから、ヘリオセントリックという手法も、すべての人に適したものではないのでしょう。時が来て、「地球的な生き方」に限界を感じた人にこそ、ふさわしい視野を広げるスピリチュアルな占術だと感じます。
とりあえず、多くの人にとっては「地球星座」をなんとなーく意識してみるだけでも、かなり視野は広がるのではないでしょうか。１星座ではなく軸（例：牡牛座－蠍座のセット）で考えられるようになるわけですから、陰陽がそろうようなものです。
12分割から６分割になる。それだけでも、魂にとっては大きな一歩でしょう。
