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Linuxが起動しない!?問題点と解決法

動作自体は超サクサク!でも、起動しないでフリーズ+黒画面も(涙)

USBで試していた時も、PC本体にインストールして使ってみても、どーうも起動が怪しいんです。起動さえ上手くいけば、あとはサクサク動いてくれるのですが。
Zorinだけじゃなくて、Linux Mintでも同じ症状が出ます。以下のような感じ。

  • 通常起動では上手くいかない。
  • ZorinのSafe Grafics、Mintのcompatibility mode、および リカバリーモード(Windowsでいうところのセーフモード)的な入り方だと上手く起動できて問題なく動く……。
  • 通常起動すると、黒い画面になってしまう。
  • デスクトップ画面が表示される段階まで順調に起動できた場合でも、10秒くらいでフリーズしてしまう

どういうこっちゃ。しかも、ZorinでもMintでも同じ挙動。これはこちらのハード側とLinuxの何かがかみ合っていないニオイがプンプンするぜッーーーッ!!

そこで調べていきますと、どうもグラフィックボードの問題っぽい。ちなみに、このPCはオンボードグラフィックで Intel Corporation 2nd Generation Core Processor Family Integrated Graphics Controller (rev 09) を使っています。

さて、パソコン工房では Linux動作確認情報 を公開してくれています。ドスパラもやってほしいなァ~。

Linux動作確認情報
Linux動作確認情報について。パソコン工房のBTOパソコンはリーズナブルでハイスペック。豊富にカスタマイズできます。

↑では「※2 Intel Core i5 9600K CPU内蔵グラフィックスにて動作確認。インストール直後は解像度が低く表示されますが、『ソフトウェアの更新』で改善」と書いてあるのですが、ソフトウェアの更新をしても感触は変わらず。

「グラフィックスドライバーをインストールすればいいんだよ!」的アドバイスをよく見かけるものの、そもそもグラフィックカードじゃなくてオンボード(CPU内蔵)ですしおすし……。涙
いちよ SynapticパッケージマネージャからIntel-gpu-toolsをインストールしてみたけど、コレジャナイ感ありあり……。もちろん挙動は変化なし。なんの成果もっ、得られませんでしたぁーーーー!!!

しかもインテルのLinux用グラフィックドライバダウンロードサイトIntel® Graphics for Linux* に「ちゃんとはじめっからパッケージされてるから安心してねん☆」的なことがかかれておって、おいたん非常に困惑。えっ、えっ、どうしたらいいの。

そして、またパソコン工房さんでこんな記事を見つけました。

内蔵グラフィックスでGUI環境を構築するには問題がありました。 動作実績のあるグラフィックカードを増設することでこの問題は回避できることも分かりましたが、ACPI周りのエラーもあったので完全とは言えません。。

今後のOS側のアップデートでの改善に期待したいところですが、現時点、CoffeeLakeでLinuxを動かしたい場合は、グラフィックボードの増設がおすすめです。

Intel Z370 チップセット搭載のパソコンにLinuxをインストールしてみた | パソコン工房 NEXMAG

そして、こんな記事も。

Linux Mint 19、およびここ10年ほどでリリースされた他のすべてのデスクトップディストリビューションには、Intel GPUドライバー(カーネルモジュール)が事前にインストールされ、デフォルトカーネルでアクティブになっており、自動的に検出されますブートごとに。ここでの問題は、Mintに直接関係するものではありません。

ここでの問題の最も可能性の高い原因は、Linux Mintがモニターを正しく「認識していない」ことです。または、他の可能性のある代替策は、ケーブルに欠陥があり(または十分に高品質ではない)、GPUからモニターへの通信が適切に機能していないことです。

Linux MintにIntelグラフィックスドライバーをインストールする – 初心者向けチュートリアル

おん……なんか、やっぱグラフィック周りが決定的に相性悪い感じ(というかこっちが古すぎる感じ)なのかしらん……。もうこれは正面突破じゃなくてゲリラ戦を仕掛けたほうが良い空気でございますのー。

nomodesetでLinuxが起動しない問題を解決

調べていくと、「nomodeset」がなんだか良さげな感じ。

起動問題を解決しUbuntuのインストールを可能にするトラブルシューティングの最初のステップとして、起動前に「nomodeset」オプションを設定してIntelグラフィックス機能を無効にします。

Linux起動用の手動「nomodeset」カーネル ブート ライン オプション | Dell 日本

Linux Mintで、このnomodesetを設定してみました!(ちなみに、UbuntuはLinuxMintやZorinや他のたくさんのディストリビューションの親分なので、Ubuntuの情報はLinux Mintでも参考になる場合があるのですぅ~。ヒプノシスマイクにおけるTDDみたいなもんだね!)

Linux Mint19.3 で nomodesetを手動設定する

1.「端末」を起動します。端末はデフォルトでデスクトップ画面の下のバー(パネル)にあります。(ctrl+alt+t 同時押しでも開きます)

sudo xed /etc/default/grub

コマンドを打ってEnterを押します。

3.xed(テキストエディタ)が立ち上がりますので、
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=”quiet splash

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=”nomodeset”

と書き換えます。

4.保存して閉じます。

5.端末で

sudo update-grub2

とコマンドを打ってEnter。ダーッと処理がはじまります。

6.その後再起動したら、nomodesetで立ち上がるようになります。

この状態だと起動&終了時に黒画面にドゥバー!って白文字がズラズラズラーッて出てきますので、それだと怖くて夜も眠れない方は
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=”quiet splash nomodeset”
になさると美しい(スプラッシュ)画面になっていいかもしれません。私はドゥバーって出てるほうが安心しますが。だって、フリーズしてないってわかるでしょう。

「コマンドってなんぞや」という方は 【初心者用】Linuxのコマンドとは?とコマンドラインの表示方法 などをご覧ください。

【初心者用】Linuxのコマンドとは?とコマンドラインの表示方法
Linuxではキーボードを使って、「コマンド」というものによりコンピュータを操作していくのが基本だ。このページではコマンドとは?とコマンドを入力するコマンドラインをどうやって表示するかについてお伝えする。

sudo コマンドについては 【完全初心者向け】Linuxのrootユーザとは? がわかりやすいですー。

【完全初心者向け】Linuxのrootユーザとは?
LinuxのrootユーザとはLinuxの管理者のことだ。このページではrootユーザについて初心者の方向けにご紹介しよう。

私の場合はnomodesetを設定することで、安定して起動してくれるようになりました! 起動にかかる時間はだいたい3~5分(2020/04/15追記:早いときは1分半で起動しました。爆速…)。起動後の操作もサクサクです♪

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