星を見て、次にわが身を見よ

ホロスコープ
占星術とユング心理学:ユング思想の起源としての占星術と魔術

リズ・グリーンの最新著作の日本語訳 占星術とユング心理学:ユング思想の起源としての占星術と魔術 には、このように書いてあります。

天の周期は「内なるここ(ヒア・イン)」と同じくらい「外なる彼方(アウト・ゼア)」の時の性質を反映しているのである。

占星術とユング心理学:ユング思想の起源としての占星術と魔術P44

エメラルド・タブレットの「天にあるものには地にもあり(上にある者は下にもある)」という考え方が、ユングにも影響していたことがうかがえます。

なぜ宇宙の星の位置を見て、私たちの魂の青写真が見えてくるのか、つまり占星術が有効になるのかというのも、このマクロはミクロという考え方によります。

私たちの多くは、自分が無力な存在だと思っています。
自分は世界に対して、何の影響力もない「いてもいなくても大して変わらない人間だ」と思っています。

しかし、このマクロはミクロという考え方からすると、大間違いなのです。
あなたの内なる世界こそが、外なる世界の反映なのだから。

だから、占星術を使いこなすのではなく、占いに依存して「星に決めてもらう」という姿勢は、非常に有害であると言わざるを得ません。
マクロ(外側の世界)に支配されてはいけないのです。あなたの人生は、あなたのものであって世界のものではないのです。

だから、星も「使う」のであって、「使われて」はいけないのです。「私はこういう配置があるからできない」と言い訳の材料にしてはいけません。「ホロスコープを見ているから自分を分かっている」だなんて、口するのは愚かなことです。

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