乙女ゲー(ギャルゲ)でシャドウを統合する

オタク ヒーリング

「どうして私はいつもこのような目に遭うのだ」などと問うべきではない。なぜなら、それがどのようなものであれ、結局は自分で招き寄せているのだから。

リズ・グリーン 占星学 P220

みなさんは乙女ゲーやギャルゲーをやりますか。つまり、恋愛シミュレーションゲームをやってみたことがありますか。
私はアンジェリークのころからの乙女ゲー、卒業やときメモ、サクラ大戦のころからのギャルゲーユーザーです。

一時期離れていたのですが、最近イケメン戦国というゲームをやっています。刀剣乱舞でDMMアカウントがあったので、ついでにプレイできたのです。

で、私は昔から乙女ゲーやギャルゲーを「自分の内面状態を映す鏡」として使っています。

自分を映し出す乙女(ギャル)ゲーム

薄桜鬼 真改 月影ノ抄 - Switch

なぜ乙女ゲーやギャルゲーが「自分を映し出す鏡」として使えるかというと、コンセプトの特殊なゲームでない限り、「まんべんない属性のキャラクター」が配置されているからです。

つまり、幼馴染ありの年上ありの年下ありの真面目ありのチャラいのありのアクティブありの陰キャラありの——できうる限りたくさんのユーザーのニーズを満たすべく、最大公約数的なキャラクターが詰めこまれているのです。ワンセットで。

そこにはかならずアーキタイプ(元型)を満たすキャラがいます。アニムスならワイズマン(火)、ヒーロー(地)、プエル(風)、ファーザー(水)の要素を一つまたは二つ満たすキャラが出てきます。

  • ワイズマン:自分を教え導いてくれる男性
  • ヒーロー:有能で問題解決能力に優れた男性
  • プエル:楽しい時間を過ごせる爽やかな男性
  • ファーザー:優しく守ってくれる男性

だから、心の深いところを揺り動かすことができる。自分の見えなかった面を浮き出させることもできるのです。

乙女(ギャルゲ)ゲーを統合に生かすプレイ方法

フルハウスキスは攻略人数が少ないので
全員プレイしやすいのが良いです

乙女(ギャル)ゲームで自分の内面と向き合うのに、大切なのが「推しルートだけをプレイしない」ということです。
要するに、全員プレイをするのです。正直推せないと思ったキャラもプレイする。

そして、できればその推せない地雷キャラでも、愛せるところを見つける。「なるほど、それならこうなるよね」と共感したり、実は興味のなかったキャラが自分の一面を映し出していることに気づく。これがピタッとはまると、ものすごい癒し(気づきによる統合)が起こるんです。

つまり、シャドウ(無意識に押し込めていた自分自身の姿)の回収、シャドウとの統合が起こるのです。シャドウの回収、自分を深め癒す目的のためには以下の条件にあてはまるゲームが望ましいです。

  1. 攻略人数が少ない(4~12人が望ましい)
  2. シナリオがしっかりしている(長いストーリーが読める)
  3. ゲームのシステム自体にストレスがなく面白い

「自分を覗く」という目的で乙女(ギャル)ゲーをやる場合は、最近流行のソシャゲ(アプリゲー)は向いていません。なぜなら、キャラの人数が多すぎて1人の人物をじっくり追って深めることができないからです。

自分のシャドウを統合していくためには、心の深みを揺さぶるためには「全キャラクリア」できるゲームこそが望ましいのですよ。多キャラゲーはどうしてもキャラの掘り下げがしづらい、推せるタイプにばかり行きがちになるのでダメです。

私的には「金色のコルダ」や「ときめきメモリアルGirl’s side」あたりがおすすめなんですけれども、もっと最近のゲームでおすすめできればよいのですが、廃課金ガチャゲー全盛の今ではなかなか……。
ギャルゲーでいうと最近ラブプラスがソシャゲ化したので、別アカウント作って本命のカノジョじゃないキャラに行くと良いかもしれません。

この目的のためには、基本的にソシャゲ(アプリゲー)よりコンシューマーゲーのほうがいいです。買い切りゲーム、最高。

なぜ恋愛ゲームがシャドウの回収に優れているのか?

それさー恋愛ゲームである必要があんの?
スマブラでよくね?
つか、映画や小説でもよさげじゃん。

そう思われたかもしれません。確かに映画や小説の登場人物から自分のシャドウの形、無意識に抑圧してしまっている「自分のかけら」を取り戻すこともできるでしょう。まあ、ぶっちゃけスマブラでも行けるんじゃないっすか。物事はやりようです。

でも、やっぱり恋愛ゲームが優れた形態であることは確かなんです。
特に、ラブプラスやイケメン戦国みたいな「このひとのルートに確定します!」とはじめっからビコーンと決めちゃうゲームは、あるキャラの内面にフォーカスすることが決まってしまいます。

ドラマや映画だと、重要人物なら心情もフォーカスされやすいですが、自分のシャドウを象徴する人物が脇役だったらダメなんです。深くは見れないんです。
しかも「あの脇役ってイヤな感じの人だったよねー」で流しちゃう。「相手のせい」にして、目をそらしちゃう。「それ」が自分の中にあることに気づけない。

スピリチュアルなことをいうなら、私たちの本来の姿は純粋なる光です。
しかし、地上に降りてくるには三次元の世界に物質化するには「分離」する必要があります。上の画像のように、光がそれぞれの色に分離するようなものです。

元々は赤も青も黄色も「自分」だったのです。
しかし肉体がある状態だと、何か一つの色にコミットしてしまいます。「自分は青(冷静で理知的)だ」とか自分はオレンジ(おおらかで明るいタイプ)だ」とか。

確かにそれは嘘じゃないのですが、それだけではありません。本来の姿に戻りたいというならば、「他の色も自分であること」に気づかねばなりません。他の色を集めねばなりません。元々は自分の内側にあるということに気づくために、「外」に見るのです。

恋愛ゲームだと「相手キャラと関係を深める」という大前提がありますから、否が応でもそのキャラと向き合わねばならなくなります。他の色、つまり「ある元型」を持ったキャラと。

ゆえに、やはり自分のシャドウを認識するのに恋愛ゲームほど適したものはないのです。

や、別に、ゲームじゃなくてリアル恋愛でもいいっすよ。でもさ、リアル恋愛でそんないくつもの型を集めるってなるとさ、結構血を見るじゃないですか。誠死ね→Nice boat事案ですよ。

School Days Nice Boat

もしくは、一人の人間に色々な面を投影しすぎると、「自分はそんな人間じゃない!お前の幻想を押しつけるな!」「私はあなたのママじゃない!」ってキレられて関係が終わるか、「期待に応えなければ」とこっちのニーズに合う役割を演じるがあまりに精神病んじゃいますよ。すごい不健全。

でも、二次元でやれば相手も病むことなく無血で終わるんですよ。二次元って素晴らしいねー!

人間関係の運命は星とともにあるのではない。個人とともにあるのだ。内なるパートナーとの関わりあいの内にあるのだ。目に見えぬパートナーを認識して、初めて、目に見えるパートナーを客観的に見ることができる(中略)この内なる作業こそまず第一に行わなければならないことなのだ。

リズ・グリーン 占星学 P221

「推し」にならないキャラにこそ、深い気づきがある

さて、ゲームを選んだら、キャラクターの紹介文を見てざっくりマッピングします。

例として、私が今やってる イケメン戦国のキャラの印象をマッピングしてみます。

この座標平面の4領域は次のような意味合いになります。

私にとってイケメン戦国は「憧れ系キャラ」が少なめのゲームといえそうですね。

さて、普通に見たら1の「好き」キャラが一番大切に見えますよね。
しかしながら、実は一番プレイしていて「気づき」が起こるのは4の「関心なし」エリアのキャラなんです。こここそが、「シャドウ」になるのです。

複数の乙女ゲーをプレイしたことがある人は、複数のゲームでマッピングをしてみてください。より傾向が分かりやすくなります。以下はときめきメモリアル Girl’s Side 2をマッピングしてみました。

うーん、理系。理系がオイラのシャドウか……。確かに自分では文系だと思ってるけど、人(特に女性)から理系に見られること多々あるもんなあ……キレるとメチャメチャ理論構築してエビデンス提示して理詰めで相手を追いつめるからメチャ引かれるもんなあ……自分の認めたくない一面、シャドウだなぁ……。

ネオロマンスゲームの名作、金色のコルダでマッピングしてみると下のようになります。

わかりやすく推しなのは土浦くん(緑髪の子)です。しかし、私がコルダをプレイしていて

Nozomi
Nozomi

うおおーーーうおおーーー!
そうなんだよ!そうなんだよぉォォ!!

と叫びまくってカタルシスが起こったのは、月森、柚木、志水。つまり、「推し」じゃない、あまり興味なくて親しみも感じていなかったキャラなのです。

私は、推しではない彼らの中にこそ、無意識に眠っているシャドウを見たのです。
志水には、当時ガチガチに力入りまくりで男と肩を並べて仕事をしていた私に「ふんわりとそのままでいること」の大切さを、月森には芯を持ちつつぶれない柔軟性を身に着けていくことの大切さを、柚木は、もう、あーーーーーーーーーーわかる!わかる!ホントわかるよー!!家(親の意向)じゃなくて、自分の気持ちを大切にしないとね!!!柚木!ボンバイエ!! 柚木!ボンバイエ!!!(うるさい)

確かにここにマッピングされるキャラは、普段の自分からすると「沼属性」ではありません。ドキドキキュンキュン♥はしません。
だけどプレイすると「そ、そういうことだったのかー!!」と気づかされる、「相手の視点に気づく」のです。「だから、あのとき、あの人こう言ったんだー!!」と。

西洋占星術的に表現するなら「第7ハウスが見える!」。
上の図の「シャドウ」に分類されたキャラを見ると「あーはいはい、トランスサタニアンとディセンダントですねー!」って思います。自分、わかりやっす!
逆に1(好き)にいるキャラは月とか太陽とか「意識しやすいところ」の要素を持つキャラなんですよ。

ある程度西洋占星術の知識がある方は、「自分にとってこのキャラはどの星か」マッピングもやってみると面白いですよ。あくまでも「自分にとっては」という視点で見てください。一般論ではなく、自分の感覚を優先してください。

シャドウは推しの裏返し~アニムスの元型

「推し」と「シャドウ」の領域にマッピングされたキャラを、アニムスの4つの元型に当てはめてみてください。より自分の傾向がはっきりします。以下に4つの原型を再掲します。

  • ワイズマン:自分を教え導いてくれる男性
  • ヒーロー:有能で問題解決能力に優れた男性
  • プエル:楽しい時間を過ごせる爽やかな男性
  • ファーザー:優しく守ってくれる男性

私の例だと、「ワイズマン」が私の中のシャドウになっているということになりますね。教え導く質を自分で受け入れられていない、認められていないということになります。ちなみに、アニマ(女性性の元型)ではこの形はメディウム(霊媒)になります。

ここで、推しはシャドウの裏返しであることも見えてきたりします。
ワイズマンはヒーローの裏の顔であり、プエルはファーザーの裏の顔であったりします。逆も同じです。

シャドウエリアにマッピングされたキャラは、普段日常生活で自分から近づいていこうとはしないタイプの人になります。つまり、ちょっと苦手だったりするわけです。そう、なんで苦手かて、自分のシャドウを映し出しているからです。

そして、シャドウだから「なんかわかんないけど関わらなきゃならなくて不快な思いをする」わけです。無意識に眠る衝動に気づかせようと、現実が引き寄せられてくるのです。
自分のシャドウから逃げ続けていると、現実の恋愛で「なんでこんな人と付き合ってるんだろう?」というストレスフルな相手に振り回されることにもなりかねません。

つきつめて言えば、内なるパートナーと現実のパートナーは二つの異なる実在ではない。物事を深く追求すれば内も外もなく、ただプシュケーの経験——これは内でも外でもある——のみ残るのである。

内なるパートナーが変化すれば、現実のパートナーも変化する——もちろん、内面にあるものが外面の異なった反応を求める時が来れば、この限りではないが。

リズ・グリーン 占星学 P222

だからこそここを掘り起こすことで、すごくスッキリします。「自分一人では気づけなかったこと」に気づくことができます。
確かに推しではないからプレイしててだるかったりするかもしれません。そういう場合は1や3のゾーンに入っているキャラをはさみつつプレイすると良いでしょう。

シャドウを統合していくと、「苦手な人」が減っていく!

遙かなる時空の中で3 Ultimate - PS Vita

要するに、彼女の恋の対象になるのは力強く、有能な父親のような男性——彼女を受入れ、彼女の助けを必要としている男性なのである。無論、これにとらわれている限り、彼女の創造性は開発されようはずもなかった。

リズ・グリーン 占星学 P226

推しルートばかりを選ぶのではなく、全部のキャラを攻略し終わると、不思議とバランスが取れている自分に気づくはずです。「好き」ばかりを追ってると、見えなかったものが見えてくるのです。日常生活で苦手だった人が苦手じゃなくなってたり、イラついてた相手にも「あの人もきっと、こういうタイプだから、ああなっちゃうのかもな~」と思えるようになったりします。

つまり、自分のシャドウをちゃんと回収したから、相手に投影しなくてもよくなるのです。西洋占星術的に言うなら、「上手く使えていなかった星のエネルギーを使えるようになる」のです。

接客業をやっていくにあたって、「苦手なタイプ」がいるというのはかなり辛いものです。だって、苦手なタイプの人がお客さんに来ても、逃げられないからです。仕事は仕事ですし、相手に非があるわけではなく自分が勝手に苦手なだけですし。

でも、この全キャラ攻略をやっていくと「ああ、こういうタイプの人にも、こういう理由があったんだなあ」とか「ああ、そういうことなら自分もそうだ、そうだった!」とか、気づきによってその性質が統合される。すなわち、苦手なタイプの人が減っていくんです!

乙女ゲーやギャルゲーでの全キャラ攻略は、すごくおすすめです。できれば、乙女ゲーとギャルゲーどちらもやるとより良いです。アニマもアニムスも両方を回収できるので。つまり、精神的両性具有になる、内なる結婚が起こります。
そうすると、人(特に異性)に投影する幻想が減るので、人間関係や恋愛関係が楽になります。

推しキャラだけをプレイするのは、もったいないぞ!
そしてな、全員プレイをして「無駄な人(キャラ)などおらんのだ」ということに納得がいくと、「自分も誰かにとって必要な1ピースなんだ…」と腑に落ちるのじゃよ。

ときめきメモリアル Girls Side 3rd Story
コナミデジタルエンタテインメント
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