葬式と結婚式は、怖い。

スピリチュアルブログ

嗚呼、恐ろしきは葬式と結婚式

スピリチュアルカウンセラーの私が、どんなに不義理と言われようと非常識と言われようと行かないのが、葬式と結婚式です。

そういうところに行くと、めまいがして倒れてしまったり、具合が悪くなって吐きっぱなしになってしまったりします。そんなことになってはせっかくの大切なお式が台無しです。ただでさえ煩雑で忙しい式中に、周りの方のご迷惑となってしまいます。

なぜそんな風になってしまうのか?
そこに渦巻く念が、あまりにもひどいからです。

怖い葬式


「葬式で念が怖い」と言うと、多くの方が「ヒエッ、死者の霊ってば祟るのねっ!」なんて勘違いをなさいます。

それは間違いです。
死んだ人はほとんどちゃんとあっちに迎え入れられてて、ご遺体から感じるエネルギーは、むしろ神々しいくらいです。
私は死者を触ると大粒の涙が出てきて、畏敬の念があふれてきます。命を全うした人に対しては、生前がどんな人であれ、苦難多き現世を生き抜いた先輩として自然と尊敬の気持ちが沸き起こってくるものです。(自殺者は命を全うしてない、人生逃げて投げ出してるので例外です)

念が渦巻いてるのは生きてる側。
死んだ人間より、生きてる人間のほうがよっぽど怖いですよ!だから私はいつも「心霊特集」とか見ると「ハーン、馬鹿馬鹿しいね」と白けてしまうのです。

表では心から悲しそうな顔をしながら
「母さんが死んだら叔母さんの面倒は誰が見るってのかしら、頼むからウチに押し付けないで!」
「こっちは子どもの大学受験も控えてて現金が欲しいのよ!土地と家は兄さんに押し付けて、なんとしてでも株と預金と頂かなくっちゃ。保険金の分配だって考えてもらわないと」
「これでようやく奴隷のような介護生活ともおさらばだわ。あー死んでくれてよかった!」
なんて思ってる人がいるのは、葬式では全く珍しくないことです。

「家の暗部」が噴出するのが、葬式会場。
いつもは温かい言葉をかけてくれて優しい笑顔を振りまく親族の化けの皮が外れる、恐ろしき瞬間です。

でも、葬式会場がそんなにいいエネルギーに満ちてないことは、言われずとも皆様よくご存知でしょう。
自覚があるから、それほど心配がないとも言えます。

怖すぎる結婚式


逆にあまり知られていないのは「結婚式は大抵ひどい念が渦巻いている」ということ。

「えっ、どうして!?愛し合う二人の門出を祝うハッピーウェディング★のどこにドロドロした念が生まれるっていうの!?」と思われますか?

あのね、自分の心に手を置いて、正直に考えてください。
あなたは、人の幸せを100%の純粋さで祝える人間ですか?

「ハイッ(^▽^) 人の幸せは私の幸せですっ☆ミ」と素敵な笑顔で答えたあなたには、残念ながら理解できないかもしれません。
世の中には、人の幸せを素直に祝えない人間がたくさんいるのです。

結婚式ではよく、こんな光景が見られます。
「キャーッ、超ドレスきれい!カワイイ!いいなぁ~!!」
「やっぱり若い人のウェディングドレスはいいわねぇ、△ちゃん美人だから余計映えるわぁ」
「部長のお嬢さんはいい奥さんになりますよ!私が保証しますね!」

で、心の中はこんな感じ。
「テメエみたいなブスがどうしてアタシより先に結婚すんのよ!死ねデブ!」
「どうせ結婚したら幸せになれると思ってんでしょ、若い子は甘いわね。主婦なんて何やったって『やって当たり前』としか思われないんだから!」
「あ~せっかくの休みがこれでパァかよ。今日こそは家でのんびり趣味に没頭したかったのに…。金まで取られて踏んだり蹴ったりだ!」

ひどすぎると思わないでください。口に出さないで顔はニコニコしてるから表に出ないだけで、「TPOにふさわしい振る舞いのできる大人」の本音はこんなものです。
じゃないと、ものすごいドロドロした念が出るはずがない。

実は日常生活でもこういう人たちは存在してて、別に珍しいわけじゃありません。
ただ、1対1なら受け流せる程度のマイナスエネルギーでも、それが50人とか100人とか300人とか、そういう規模になると指数的に倍率ドン!さらに倍!!と来るわけです。

しかもこういうフォーマルな場所では「お行儀良くふるまわねばならない」という「空気」があります。この空気が余計に念を濃縮させてしまうのです。
「恨んでやる!」と泣いてる場合より、「幸せを祈ってます!」とニコニコしながら心で呪ってるほうが、念は強烈になりますから。

結婚式から帰ってきて「ドッ」と疲れが押し寄せてきたことはありませんか?
その時、善良なる方々は「ああ、お祝いの席に行ってきたのに疲れたなんて言っちゃいけない!二人の幸せを祈らなきゃ!」なーんて、その疲れを見て見ぬ振りをしてしまったりします。

でも、結婚式だって葬式と同じくらいの念が渦巻く場所。ちゃんと自覚してください。
葬式のときのようにお清めの塩を振ってもいいですし、塩風呂に入ってもいいですから、ひどい念の渦巻く場所から帰還した自分をきちんと浄化してリセットしてあげることが大切です。

時代はちゃんと、正しいほうへ

「ヒエー!もう葬式と結婚式にはいけない!」と怖くなってしまわれましたか?
でも、私のようによっぽど敏感な人間でない限りは、帰宅後ちゃんとケアすれば心配ないでしょう。

それに今の時代、そういうドロドロ念が渦巻く葬式や結婚式は、減少傾向にあると思います。
なぜなら、シンプルな家族葬(直葬)や、友達だけ呼ぶささやかなレストランウェディングなど、「本当に故人を悼みたい」「心から二人の門出を祝いたい」人だけが集まるお式が増えてきているからです。「ナシ婚」で結婚式自体をしないカップルも増えています。素晴らしいですね!

逆に言うと、社葬とか、議員、会社の後継者がからむ「家ありき」「会社ありき」の結婚式はかなりキツイですね……。
誰も故人のことや結婚する当人のことなんて考えてませんから。世間体や義理や利害関係ばっかり。ドロドロです。
そういう体面を気にする(=金をかけた豪華な)式をするような人は、やっぱり不幸になりやすいようですヨ!【参考】「結婚式費用が高いカップルほど別れやすい」と研究で明らかに! 200万円以上かけると離婚が3.5倍増

だから、もし自分が大切な人を見送ることになったなら、できるだけシンプルなスタイルで葬儀を営まれることをオススメします。
あの白洲次郎だって「俺が死んだとき葬式なんかしたら化けて出るぞ!」と遺言されて、近しい方たちだけでお酒を飲んで終わりだったそうです。うーん、何て時代の先までわかっているのでしょう、カッコイイ。(詳しくは葬式は、要らないに書かれています)

そして、結婚するときには「本当に大切な人」だけ呼んで、シンプルにお祝いをする。もしくは「ナシ婚」で皆ニコニコ^▽^

地球にも優しいし、本人にも優しい。義理で呼ばれない人たちにとってはありがたい(笑)
みんなニコニコのWIN-WINな関係を築けます。

本当に世の中の流れって、正しい方に向かっていますね。未来は明るい!

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