互いにシャドウとなる親と子~サターン・リターンの子

ホロスコープ
サターン・リターンの子 ~ 試練の親子関係
29~30歳くらいに生まれた親と子の関係はなかなか難しいものになる。なぜなら、親にとって子供は常に「サターン・リターン」を思い起こさせる存在になるから。私も父にとってサターン・リターンの子です。リズ・グリーンの名著を引用しながら考察します。

前の記事でリズ・グリーンの サターン 土星の心理占星学  を引用しつつ、29~30歳くらいに生まれた親と子の関係はなかなか難しいものであるということを書いてきました。
この記事ではもう一歩ふみこんで、父にとってサターン・リターンの子である私がどんなふうに互いにシャドウ(抑圧して認めていない自分の姿)になっていたのかを考えてみます。

「愛されない無価値な自分」のパターンを繰り返す父

自分が父のシャドウだったと言われて思い当たるのが、以前祖母の家に泊まりに行った時のことです。

普段このブログではあんま語ってないのですが、私はJリーグ・コンサドーレ札幌のサポーターだったりします。いやほら、スピ好きって、おおむねサッカー興味ねえじゃん……。

シーズンチケット買って白い恋人サッカー場で選手にサインしてもらったレプリカユニ着てゴール裏でタオルマフラー振ってチャントを歌うのはもちろん、アウェー遠征もしちゃうくらい結構コアなサポだったんです。駒場の檻で吠えていたこともあるお。。。(個人的体験としてレッズサポに嫌なことされたことはないですよー。皆さん紳士)

今は土日が繁忙期な接客業なので、あんまスタジアムに行けなくなっちゃいましたけど。

【迫力の応援】北海道コンサドーレ札幌 チャントまとめ【吹田サッカースタジアム編】
アレー フォルツァ サッポーロ!!

で、そのシーズンはたまたま祖母の家の近くでコンサの試合があったんです。だから私はおばあちゃんに電話して「●月○日友達とおばあちゃんち泊りに行っていい?次の日サッカーの試合があるんだよねー!」と頼みました。おばあちゃんは快くOKしてくれました。

で、サポ友と二人で泊まりに行ってサッカーの試合も観て、ホクホクで実家に帰ってきた後。
父に怒鳴られたのです。

父「お前、断りもなく勝手におばあちゃんの家に泊まりに行くな!」

私はポカーンとしました。

私「何言ってんの? おばあちゃんはいいって言ったよ?」
父「おばあちゃんのところにお前が泊まりに行ったら迷惑だろうが!!」
私「や、意味わかんない。嫌なら断ればいいじゃん」
父「お前なんかが行ったら迷惑なんだよ!」
私「はぁ~?おばあちゃんは私のこと大好きだし、私に会えたら嬉しいんだよ。そりゃ週に1度とか泊りに行ったら迷惑かもしれないけど3年に1度もねえよ」
父「とにかく!お前は迷惑なんだ!!勝手に泊まりに行くな!!」

父の言うことは的を射ず、筋が通っていません。
でも、これも私が父のシャドウだったとしたら理解できるのです。

父は横暴な祖父に耐えて生きてきました。そしてそれは妻である祖母もそうです。たぶん、祖母は長男である父に「お父さんのいうことを聞きなさいよ」と言い聞かせてきたのでしょう。孫である私にも「お父さんのいうことを聞きなさいよ」と言う人でしたから。

暴力を振るう横暴な祖父から、祖母はあまり子を守ることはしなかったのかもしれないと想像します。従順で大人しい人なのです。夫の言うことは理不尽であろうが無茶であろうが絶対服従。

父は甘え下手な人です。なぜそうなったかというと、祖父にも祖母にも素直に甘えられなかったからでしょう。逆に、妹である叔母は甘え上手です。なぜなら祖父は叔母を溺愛したからです。そして私も初孫ということで、亡き祖父からは可愛がられていました。

父と祖父と叔母の関係性は結婚後も妻と娘との間で再現されてしまいます。
父は子どもとの接し方が下手だったし、母は娘たちへと事あるごとに夫の悪口を吹き込んでいました(子どもは母親の愚痴吐き相手、感情のゴミ捨て場にされていました……)。だから、家族の中で父は3対1で「のけ者」でした。

そして子が大きくなると、お受験ママになった母は娘を過干渉かつ溺愛し、勉強後の娘のマッサージまでするような有様だったのです。私が母に肩もみをされていると、父は苦々しく「何肩なんてもまれてるんだ‼バカか‼」と怒っていました。
しかし山っ気の強い(ああ、まさに祖父の焼き直し)港区女子的VERY妻系な母にとって、出世コースから滑り落ちた父はすでに「価値のない男」。ただの人間型ATMに過ぎません。

ここでも父は「愛されない自分」のパターンを突き付けられたのです。
サターン・リターンで自分の内側と向き合っていたなら、その悲惨なパターンも手放せたはずなのに……サタリタまじ大事だぞー!キレイゴトじゃなくて本当にピンチはチャンスです。

ヒプノシスマイク「School of IKB 」/ 山田二郎 Trailer
負けて本当の気持ちに「気付けた分価値があった」
サタリタで大事なのは↑だよ~(隙あらばオフクロ)

そんな我が母や妻から愛される娘が、父は許せなかったのです。「俺だって親父からお袋から奥さんから愛されたかったのに、何でお前が優しくされてんだよ、ああはいはい、どうせ俺は誰からも必要とされないさ」という認められない本心(シャドウ)を刺激されて、むかっ腹が立ったのでしょう。

そして男性の怒りは「心の傷を隠すごまかしの手段」になってしまうことがあります。
女性が悲劇のヒロインぶることで自分のエゴを隠そうとする(あなたのためを思ってやってるのに、ひどい!)のと同じ原理ですね。

怒りでごまかすことで「男らしい自分」を崩せないので率直に悲しむことができない、自分の弱さと向き合えないのです。ゆえにシャドウと統合できない。不毛なパターンを繰り返す——。

賢い人間は自らの星を司り
愚かなものは自分の星に従う
アフメト・アブー・ジャーファル(十世紀の哲学者)

私のシャドウである父、繰り返される父の投影

父について書いてきましたが、父にとって私がシャドウだったように、私にとっての父もシャドウです。

素直に人に甘えられる娘に嫉妬する父とのパターンを、私はゲイの人とも焼き直しで演じていました。

私が好きなタイプの男性って「イカホモ」的なゲイに受けるタイプなんですね。ラグビー、アメフト系みたいな。そして短髪ヒゲ大好き。「男の髪は短ければ短いほどいい、つまりは坊主頭こそ最高でスキンヘッドは至高」って柳田國男が言ってた!(息を吐くように嘘をつくんじゃありません)

だから、ゲイの人がどんなに願っても手に届かないノンケ、ガチムチ五郎丸みたいな男と、何の屈託もなく「イカチぃ男、好きー!」ってくっついちゃう。

不動の魂

私は相当にイラつく嫌な女だったわけです。
それでゲイの男の人から意地悪をされることもありました(もちろん、そんなことしないゲイもいますよ。ゲイにも色んな人がおります)。

これも、父親との関係の再演だったわけです。

ああ、お前人の嫉妬(シャドウとしてみるなら自分の嫉妬)に気づけよ。屈託なさすぎだろ。冠帯持ちはそれじゃなくても無意識にキラキラしちゃって人から嫉妬されやすいんだぞー。悪気なく人の地雷を踏んでいくスタイルは二十歳ならまだしも、アラフォーじゃ許されんぞ。(精進いたします……)

他にもあります。20代のころ彼氏とケンカしたんですよ。その時

私「何で本音言わねーのよ!本音言えよ!!」
彼「本音なんか言ってどうすんだよ!本音に価値なんかないんだよ!」

という怒鳴り合いがありました。
まさに、この時の彼は父の焼き直しです。
そして、自分の本質から目を背けていた私の鏡です。

だって、そのころこんなん←でしたからね。うん…。
いやいやむしろお前がアトランティス人なんだよっていう。笑
私も自分の内なる声を殺していたんです。「普通ぶる」ために。

ま、私の場合はサタリタでドカーン!って派手に壊れちまったので、今はスッキリ電波やっておりますが。ゆんゆん☆

土星は「認めたくない自分の一面」を教えてくれます。それこそが魂の全体性を回復させるカギとなります。そして、それを教えてもらうためにシャドウを投影した人物と縁ができるのです。

イン・ラケチ。——あなたはもう一人の私です。

人生の意味や目的を発見できるのは、「ひどく傷つけられた土星」を持っている人である場合が多い。そういう人は、内的な現実を土台に築かれた価値の探求を義務づけられているからだ。

表面的な経験を重視する人に、経験の全体的な把握の重要性を教えるのは不可能である。しかし、人生を存分に生き、自分が生きていることを実感したいと願う人にとって、土星のアスペクトほど有用なものはないだろう。

サターン 土星の心理占星学 P128~129

試練をギフトに変容したいあなたへ~土星についての記事

リズ・グリーン「サターン 土星の心理占星学」
40年以上前(!)に出版され、今もなお読み継がれている西洋占星術の名書。この本は、ごく基本的な知識だけあれば読めます。土星のもたらす試練とそこを超えた時のギフトを知りたい人向けです。何らかの苦しみがあって、乗り越えたい人に読んでもらいたい本。
サターン・リターンの子 ~ 試練の親子関係
29~30歳くらいに生まれた親と子の関係はなかなか難しいものになる。なぜなら、親にとって子供は常に「サターン・リターン」を思い起こさせる存在になるから。私も父にとってサターン・リターンの子です。リズ・グリーンの名著を引用しながら考察します。
タイトルとURLをコピーしました