スピリチュアル趣味は「こっそり」推奨

精神世界:スピリチュアルブログ

闇が深すぎて鳥肌のマンガ「将軍の血」

将軍の血 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

今井ムジイさんの「将軍の血」がスゴイ面白いです。
徳川家光の男色家っぷりにスポットを当てている歴史マンガなんですけど、家光の執心には「これって別に男とか女とか関係ないよなあ」と思わせる普遍的な支配欲がみえます。闇のある支配者の心理描写が実にゾクゾクする。

男だろうと女だろうと、支配者に囲われるというのは地獄。大奥にいた女がドロドロだったように、小姓の男だって心を殺される慰み者なのです。囚われるさまは吉原の遊女と大差無い。

将軍の血
【画像】将軍の血 2巻 将軍の血 1

ヒャッハー!異教徒・異端は粛清だぜ!!!

で、「将軍の血」二巻では元和の大殉教(Wikipedia)を扱っています。キリスト教徒(伴天連)をコロコロしまくった事件です。

なんでそんなことをするかというと、キリスト教の教えが徳川幕府を揺るがす脅威だと見られたから。

【画像】将軍の血 2巻 将軍の血 1
【画像】将軍の血 2巻 将軍の血 1

エッヤダー!徳川将軍ってば心狭ーい!不寛容!!
キリスト教がそれほど多くの人の心をとらえたのは、それだけ素晴らしい教えだったからじゃないのーっ!?日本人ってば野蛮ねー!

……と、江戸幕府によるキリスト教弾圧を単純に切って捨てられればスッキリすることでしょう。日本人てば心狭い!的な。

だけど、肝心のキリスト教のお膝元・ヨーロッパで何をやっていたかを見ると
「なんだよ、どんな教義かは関係なしに、支配層はとにかく『異端』を排除したいだけじゃねえか」
ということも見えてきます。典型的なのが十字軍ですね。

5分で分かる十字軍!簡単にわかりやすく遠征の目的と流れを解説!
約200年という長い歳月をかけておこなわれたキリスト教による聖地奪還「十字軍の遠征」。この長い攻防によって、キリスト教とイスラム教の双方はあらゆる分野で強く影響をしあい、その後の国家形成に大きな変化を起こすきっかけとなりました。

キリスト教徒以外は悪なのじゃー!クリスチャンは正義!異教徒はコロコロしちまえー!!って、結局伴天連を処刑した江戸幕府もキリスト教徒も同じことやってんじゃん、って言うね。人間の業は深い……。

占星術の歴史はキリスト教文化でのサバイバル☆

世界史と西洋占星術

わたしは今ニコラス・キャンピオン著、世界史と西洋占星術を読んでいます。
「な、なるほどなー!」って深いところで西洋占星術に対する理解が進みます。なぜなら、わたしは仏教・神道文化で育ってきた人間だからです。

もっというなら、あんまり宗教的ではない環境で育ってきました。正月には神社に行って葬式は仏教でやるけど、文化としてそういうのはあっても「リアル信仰が日常にあるかって言ったら、まあないよね」っていう生活。それは現代日本人の標準的な環境ではないでしょうか。

とにもかくにも、宗教にもキリスト教にも馴染みがないところで育ってきた人間にとって、西洋占星術における「なんでそんなことにこだわるのん?」って疑問を説明してくれるのがこの 世界史と西洋占星術 なんですね。

星占いっていうと、日本人にはそんなにダーティなイメージないでしょう。「雑誌に載ってる」とか「朝の情報番組で占いランキングに出てくる」とか、そういうライトなイメージでしょう。

でも、ヨーロッパに行って「タロットやる」とか「星を見る」とかいうと、ちょっと、アレなんですよね。ロマ(ジプシー)的なイメージがでちゃう。「中産階級のお嬢様が占い師をやるだなんて!どうしちゃったの!?」みたいな。

それもそのはず、占星術ってどうしてもダーティな「魔術」のイメージがあって、正統派のキリスト教から異端の烙印を押されがちでした。だけど、やっぱりどうしようもなく魅力的なのも事実で、権力者の中でも占星術を擁護しようとする人もいたし、こっそり使ってる人もいたんです。

占星術の歴史って「いかにしてキリスト教文化のなかで弾圧されずに生き残るか」なんですよ。裏返すと、それほど魔力があって力があったってことですね。権力者にとって脅威になりうる。

西洋占星術も↑このように「できうる限り隙を作らない」ように、すなわち魔術や異端だと排除されないように、どーにかこーにか「プラトンのいう宇宙と神は同じです!! この観点からするとアウグスティヌスの論拠とも矛盾しませぇーん!!!」みたいに取り繕って生きのびてきたのです。

そんでも中世ではホロスコープ作っただけで謀反だって見られてコロコロされたりしてたんですけどね。本来そんだけ怖いもんなんだよ占星術って。ちゃんと掘り下げると、パワー(魔力)があるから。権力を覆すくらいね。

スピリチュアルは後ろめたいほうが良いのでゴザル

で、そういう東西の歴史を見ていて、思うのが
「スピリチュアルもオカルトで細々とやっていくのが良いのだなあ」
ということです。

大衆化した宗教というものは、どうしても真理から外れます。
イエスは元々は素晴らしいマスターであったのに、今日のキリスト教はなんかもう「どうしてこうなった」って状態で腐りまくっちゃってます。

カトリック教会の性的虐待スキャンダル、法王はどうする バチカンで会議始まる
キリスト教カトリック教会を揺さぶる性的虐待スキャンダルをめぐり、ローマ法王庁(ヴァチカン)で21日から特別会議が開かれることになった。
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【9月12日 AFP】米カリフォルニア州を拠点とするキリスト教会が、路上生活者らを監禁して週6日の物乞いを強要し、福祉給付金を詐取していたとして、連邦司法当局に摘発された。

仏教だってインドでは滅びたし正統派でブッダの教えが残っていたチベットはつぶされちゃったし、仏教国といわれるところは大抵大衆化しててアレです。いやー「坊さんが結婚して子ども作って寺を継がせる」とか、マジ白目ですよ。何じゃソレっていう。意味不明すぎる。どんだけブッダの教えをレイプしたら済むの。

やっぱ、組織化して、規模が大きくなると、どうしようもなく腐っちゃうんですよ。仕方ないんです、それは。

純度を保ったまま真理を継ごうとするなら、やはり密教というか少数派でコソコソやったほうがいい。だからスピリチュアル(精神世界)もあんまメジャーなムーブメントにならないほうがいい。どっか後ろめたくて堂々と口に出せないような状態のほうが良い。親戚や友達に話をするのはためらわれるような状態の方が、腐らずに済む。

奇蹟を求めて―グルジェフの神秘宇宙論 (mind books)

グルジェフは、多くの人はただのロボット(人間機械)になってしまっていると言いました。「月の食べ物」になるにはそれもまた必要であると。

だけど、目覚めた(自己想起した)人間は月に食べられるなんて状態を受けいれられないし、奴隷状態から解放されて自分の意志で生きることを望みます。そして、それが許されるのは、人間があまりにも多くいすぎるがゆえに、少数の者がそういうことをしたところで見逃してもらえるからだと。

要するに、この世界から抜け出ていきたい人間は、目立たずオカルトでコッソリヒソヒソやってるからこそ、解脱を達成できるという面もあるのですね。みんながみんなそうなっちゃって多数派になったら、結局、伴天連禁止令みたいなことになる。

なんで、スピ趣味もこっそりやったほうが良いのでやんすよ。「家族や友達や職場の人にはなかなか話しにくい」くらいでちょうど良いのでやんす。後ろ指さされる異端であってこそ、魂は救われるしこの世界から抜け出せるんだす。

秘すれば花、でしょ。

わたしは前から言うように、地球は二分するという考えです。というのもディセンションを希望している人は太古から存在しており、一方的なアセンションは彼らの意見を無視する暴力的な発想です。

地球のディセンション計画について、それを間違ったものとか否定的とみなす権利は誰にもない。人間的に見ると悲惨だが、法則的に見ると、それはひとつの方向を推進しているに過ぎない。 ディセンションする地球はどんどん重くなり、個人の力はどんどん薄弱になり、AIに乗っ取られるが、無限に近づくことで無に近づこうという計画の線上にあるもので、停滞でも堕落でもなく、「理論上はわかっているが、実際にこの先進めるとどうなるんだ?」という感じで進んでいる。この計画はあまりにも酷なので、嫌な人は早く逃げ出すべきである。(中略)ディセンションの目的で、男女の区別も作ったということを理解してほしい。プラトンはこのことに詳しい。知恵のある人。

そういえば、プラトンも男色をたしなみましたよなあ……

世界史と西洋占星術
世界史と西洋占星術
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ニコラス キャンピオン
柏書房
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