すべては「生きるの辛すぎる問題」に帰結する件

人生:スピリチュアルブログ

明治のはじめ、日本は当時最先端であった産業革命で花開いたような産業はありませんでした。欧米に追いつくために必死こいて殖産興業を推し進めました。

そこで重労働をしたのが女工たち。

映画「あゝ野麦峠」

わたしの和裁の師匠は「和裁の世界っていうのはね、まさに『ああ野麦峠』!女工哀史、まんまあれよ。そういう世界。本当に厳しかった」と言ったのものです。

仕立てのおけいこ中、指に針を刺して血が出た時、師匠は私に向かって言いました。
「指っ!すぐ裁ち板にバンバンバンって打ち付けて!! そうすればすぐ血が止まって反物を汚さずに縫えるから!」
オ、オウ……。いや、板に指を強く打ち付けたら、それ、ふつうにメチャ痛いんですけど……。

自分の指など粗末に扱っていい。それよりも、仕立てる反物のほうが大事。痛くても血を止めて、手を止めないことのほうが大事。
そういう扱いを師匠は受けてきたのだなあと思うと、和裁の世界は女工哀史というのも誇張ではないかもしれない、と思ったものです。厳しい世界。

女工哀史 (岩波文庫 青 135-1)

現代のゲームでも投資でも仮想通貨でもそうですけれども、遅れてスタートしたプレイヤーというのは基本不利です。
挽回するには、先達の倍以上は努力せねばなりません。追いつくのは簡単なことではありません。

幕末の日本には黒船がやってきて、圧倒的な軍事力の差を見せ付けられました。無理やり開国させられ、不平等条約で搾取される理不尽。そんな中で、コツコツ真面目にやっていたのではとてもじゃないけど追いつきません。

相手と互角にやるといっても、技術がない。だから日本は武器も輸入せねばならなかった。そう、戦艦・金剛が何でイギリス製かつったら、当時の日本じゃ造れなかったからデース!!

艦これ‐艦隊これくしょん‐ 金剛改二丙 改装 & ケッコンカッコカリ(中破絵・ボイス等)
英国で生まれた帰国子女の金剛デース!

そこで日本が外貨獲得のために裏でやったのが、麻薬の売買とからゆきさん(女性を海外に行かせて売春させること)。

「恋愛できない自分」にコンプレックスを抱かなくて良い理由に、「京都でイケメン大学生が女学生をナンパして色恋を仕掛け、挙句の果てに272人も風俗に沈めた事件」を取り上げました。

明治時代も手口は同じで、甘い言葉で若い女性をだまくらかして、借金を背負わせる。そして売春婦として売り飛ばしたわけです。

新装版 サンダカン八番娼館 (文春文庫)

麻薬のほうも、根本的な手口は今と同じ。
「いや、日本は麻薬の売買なんかやってません!!」とおっしゃりたいのはわかります。確かに覚せい剤やヘロインなどは違法で取り締まられています。しかし、搾取の手口は驚くほど同じなのです。

「アヘンはヤバイ!」→「モルヒネは大丈夫!」→「モルヒネのほうがむしろ中毒性高くね?」→「モルヒネはやばいがヒロポンは素晴らしい!」→「いやヤバイって。でも新薬のアンフェタミン系は違うぞ!」→「アンフェタミン中毒者続出です」→「じゃあSSRIだ!」→「SSRIを飲むと自殺者かえって増えたんですがそれは」→「もうオピオイドとか合法処方薬でラリっちまおうぜ!」

うーん、この。「新しい薬は依存性がないのに効くから大丈夫だお☆安心して飲んでね♪→中毒者続出」のスパイラル。実に「科学の発展は目覚しい!」ですなァ~。
しかも、アヘンよりモルヒネのほうが中毒性が強いように、新しい「大丈夫なモノ」のほうが実際には厄介だというオチつき。

新聞と嘘 - アヘン帝国 --- 汚れた歴史

アヘン帝国 — 汚れた歴史には、明治時代の日本の麻薬政策をこのように紹介しています。

1.必要とあれば、無料でアヘンを敵地にばらまきます。 (アヘン煙草とでも言ってよいと思うのですが、 箱に入っており、簡単に手渡しができたようです。)
2.これでアヘン中毒を蔓延させます。
3.ころあいを見計らい、戦争をふっかけます。敵の兵士がアヘン中毒ばかりであれば、 これで簡単に勝利できます。(これが関東軍の戦争の仕方でした。)
占領した地域で、更に大量にアヘン中毒を作ります。
4.これでいくらでもアヘンが売れることになり、戦費が確保できることになります。

これって、戦争ですかね ? 暴力団の手口と似ていると思いませんか ?

最近では暴力団もあまり表立って、こんなことをしませんが、 麻薬中毒にしておいてから搾り取るのは基本的に暴力団の手口です。 だからこれは「麻薬テロ」です。そして、これが日本国政府の国策であったようです。

おおっ? なんかコレ、見たことあるゾー??

  1. 必要とあれば、無料でゲームをプレイできるようにします。 (スマホゲームと言ってよいと思うのですが、アプリでプレイでき、簡単にインストールができたようです。)
  2. これでゲーム中毒を蔓延させます。
  3. ころあいを見計らい、TPPをふっかけます。日本人がゲーム中毒ばかりであれば、 これで簡単に搾取できます。(これがグローバルエリートのやり方でした。)
    「楽しいが大事☆」と洗脳した地域で、更に大量にゲーム中毒を作ります。
  4. これでいくらでも時間泥棒ができ、廃課金を煽れば利益も確保できることになります。

ナーンチャッテ、考えすぎですよね~アハハ。

マジカル・ハーブ

こうやって、麻薬(依存対象)はどんどん中毒性の高いものになっていき、本来そこまで毒ではなかったものが必要以上に敵視されることになります。

アンデスの呪術師が幻覚性のハーブ(アヤワスカ)を使って儀式を行うことはマジカル・ハーブに詳しいです。ボブ・マーリィもハーブ(大麻)を愛しました。

【下の欄に文字起こし済み】ボブ・マーリー 大麻を語る(PCからだと動画も見られます)

タバコだって、本来はそんなに毒性が強いものではなかったのです。昔のシンプルなものならば。現在の混ぜものをし農薬や環境で汚染されたタバコは、明らかに身体に有害ですが。

実際、ネイティブアメリカンはタバコを聖なる儀式に使いました。タバコは明らかに力を持つ偉大なハーブだったのです。

昔のネイティブの人たちが煙草を吸ったのはあくまでも癒しの儀式のためで、それはだいたい1ヶ月に一度あるかないかだったという。だから当然煙草は明確に意識に変化を与える効果を持っていたわけ。そしてそれはむさぼるように吸うことが目的であったわけではない。多くの場合は、創造主からの贈り物でありきわめて神聖なものと認識されていた煙草の葉は、これを細かくして大地にまいて浄化をしたり、あらゆるいのちを祝福するためのものとして、きめられた神聖なやり方で使われた。 (中略)

煙草は数時間おきに吸うようなものではないことをこの機会に理解してほしいと思う。神聖なものに化学物質を混ぜ込むことによってその神聖さを取りあげている企業により、気がついたときにはいつのまにか中毒にされてしまって、ただなんとなくこれを吸っているのなら、それはまったくもって正しい煙草とのつきあい方ではない。

煙草から神聖さをとりあげたのは誰なのか?: Native Heart

アヘン帝国 — 汚れた歴史では、こうもあります。

「モルヒネの場合にはアヘンよりもはるかに急速に中毒が進行する。」( A. J. マクドナルド 1916年)
「満州ではモルヒネどころかヘロインも登場します。これは、アヘンでは 中毒になるのに時間がかかるためなのです」

より中毒性の高いものを蔓延させて、中毒にさせておいて最終的に搾り取る。
そのために、快楽に身を任せるようにささやくのです。

「楽しいことだけしたいでしょう」
「苦労なんかしなくっていいんだって」
「いつでもポジティブでハッピーでいたいでしょう」

しかしながら、すべての人がそれで何らかの中毒(依存症)患者になるわけではありません。麻薬を使ってみたとしても、ハマる人もいればそうならない人もいます。

わたしが一連のアヘン問題を眺めていて思ったのは、明治時代の日本政府えげつねえことするなということでした。満州はアヘン帝国で731部隊(人体実験)でもう真っ黒すぎて、しかもその731部隊が大手の製薬会社につながるというブラックさ。

しかし、それだけではありません。
一番印象に残ったのは
「こんな風にアヘン漬けになっちゃうくらい、現実が辛い人、生きてることが虚しい人が沢山いたんだなあ」と。

「浮世が辛い」というのは、昔っからずうーっと言われていることです。王族や貴族で衣食住は保障されていてすら、メランコリーだったり気が狂ったり自殺しちゃったりした人はそこそこいます。

そもそも現実の生活が充実していて幸せいっぱいだったら、何らかのものに依存したりなんかしないでしょう。辛いからこそ、苦しいからこそ、虚しいからこそ、「楽になれるよ」といわれたクスリに手を出しちゃうわけで。

結局三次元世界って、どんな時代だろうと存在するには過酷すぎるんだなぁと過去のアヘン中毒の蔓延を見て思った次第です。いくらえげつなく上手くだましたとしても、「薬物による現実逃避の快楽(解放感)」がたいしたことなかったら、そんなに中毒患者は増えないですよ。

わたしね、最近乙女ゲーやってるんです。 女性向けコンテンツは恋愛工学だにも書いた通り。
で、そのゲームの感想を2ちゃんねるとかSNSとかで漁ってみて、驚くんですよ。その現実逃避っぷりに。

乙女ゲーの世界もハーレムアニメの世界も大概現実離れしていてツッコミどころ満載ですが、そういうニーズあってこそ作られているのだなと納得します。なろう系小説とか異次元転生ラノベとかもそうですね。

多くのプレイヤーが、現実から逃げるためにゲームをしてるんです。主婦が乙女ゲーの子育てイベントに対して「現実にかえるからそういうのやめてほしい」とか「そういうリアリティいらない」とか言うわけです。ゲームの中でまで子育てしたくない。息抜きになるファンタジーこそを求めているんです。

 「僕はエンターテインメントに何を求めてきたんだろう」って。そのときに行き着いたのは全く同じ結論。「僕はファンタジーを求めてきたのだ」と。
(中略)
エンターテインメントに触れるときは自分からできるだけ遠ざかって別世界に行きたい。

《文庫特別編》ボクたちとBLとその後 その三 ボクたちの百合論
『ボクたちのBL論』刊行記念トークイベント【ぷらすと×Paravi】
24:40~(共感から)離れたい、そうですね。自分介入したくない。

わたしは実は二次元コンテンツにファンタジーを求めるのではなく、自分のシャドウの投影(認識)や三次元を生きるヒントを求めているんです。だからこの「ファンタジー」を求める気持ちには共感できません。
現実逃避してホワーッとして時間が終わっちゃったらもったいない。何らかの型共鳴が欲しい。ゆえに、実は性別はどうでもいい。相手が女性でも(ギャルゲでも)いいし、百合でもBLでも全然いい。大事なのは性では無くて抽出されたエッセンスによって気づきがあることなので。

だけど、こうやってファンタジーとしてゲームを消費する人の多さを見ると、
「現実逃避できる対象はまさに現代のアヘンなのだな」
と感じざるを得ません。

だから不倫したがりのオッサンはあんなに必死なのです。家族(妻子)はリアル現実だから息苦しい。そこから逃避したくてガツガツ口説いてくるわけですよ。
ヒエェ~勘弁してくれぇ~。

結婚したなら恋愛脳で夢見てないで、ちゃんと大人になって現実を生きてくださーい。とりあえず、人に訴訟リスク押しつけようとするのやめてくれません?「俺は本気なんだ」じゃないから。本気で訴訟リスク押しつけてるとしたら、えげつな過ぎるわー。不倫は愛じゃない。訴訟リスクです。

結局、三次元を生きるというのは本当に大変なことだなあと思うわけです。食い物にされた19世紀~20世紀初頭の中国の人たちも、生きづらい現実の辛さを忘れたくてアヘンにすがってしまったのだろうな、と。

根っこのところではアヘンや麻薬が問題なんじゃなくて、肉体に閉じ込められてこの三次元世界を生きなきゃならんという過酷さこそが問題なんだろうなあと。
うーん、やっぱり肉体を持って生きるって、いろいろと大変だねっ!

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