「恋愛できない自分」にコンプレックスを抱かなくて良い理由

恋愛・結婚:スピリチュアルブログ
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「恋愛できる女」こそ、搾取対象である現実

7/27にNHKスペシャル | 半グレ 反社会勢力の実像で、有名大学生が絡んだ性犯罪事件がとりあげられました。京都でイケメン大学生が若い女性をナンパし恋愛関係になったところで借金を負わせて、風俗で働かせた事件です。今年1月に摘発され調べたところ、被害にあった女性は、延べ262人に上りました。

“悪い世界に憧れていた” | NHKニュース
女性たちを風俗店にあっせんしていたとして学生スカウトグループが摘発された事件。恋愛感情を利用し、女性をだましていました。

番組のなかで事件に関わった学生は、女性をだまして風俗に沈めて金を搾取した経験を「よかったな」と思っていると言いました。

人の人生を狂わしたっていうところはあるんで
罪悪感はすごく感じているし「やらなかったらよかったな」と思っている一方で
「まあ そういう経験もできたな」って
ちょっとラッキーという言い方はよくないんですけど
「よかったな」と思ってる自分もいるんで

――大学生は「この仕事で培ったコミュニケーション力を生かして、一流企業で働きたい」と語った。

NHKスペシャル | 半グレ 反社会勢力の実像

うわあ……。

なんか、「からゆきさん」の頃から日本って変わってないんだなあ…と思います。女をだまして売春させて搾取する。からゆきさん(明治時代、外国に出稼ぎに出た娼婦)は福沢諭吉のお墨付きですからね。

海外に売られる女たちの殆どは、誘拐者の手によってさらわれ、密航させられたものたちであった。誘拐者は密航婦のことを「玉」と称し、器量のよいものから上玉・中玉・下玉と唱えた。誘拐者は彼女らを売り飛ばして巨額の富を得たばかりではなく、誘拐に要する密航費その他いっさいの費用を「借金」として彼女たちに肩代わりさせた。

女たちは船底深く隠され、或いは石炭庫や空の給水タンクに潜み海を渡ったが(時には手違いから給水タンクに水を張られて水死した女もあったという)、密航した女たちの多くは異郷の露と消えている。

 誘拐者に欺かれて、または極度の貧困から、海外に渡って醜業婦となった女たちは、人に非ざる人と罵られながらも、望郷への思いは募る一方であった。売春婦誘拐業者は、そんな女たちに「国家の罪人」たることを思い知らせ、罪を償うためには1人でも多く客を取り1円でも多く嫁いで、祖国へ富をもたらすべきだと説いた。

からゆきたちは、血の滲む思いで稼いだ金を「国家のために」喜んで出した。

明治維新以後、富国強兵をスローガンに、西洋列強と互角にアジアの国々に進出するためには、国家的経済力は乏しかった。そこで採られた方法こそ醜業婦の利用だった。

海外醜業婦たちが送金してくれる外貨は、輸出力の弱い日本にとって、最も手っ取り早い外貨獲得の道であったのだ。大日本帝国の発展の陰には、「からゆきさん」という醜業婦の大いなる力があった。実に売春業こそ、国家へ報いる行為であり、「愛国」の業とみなされたのである。

春を売る女たち—-売春問題の今と昔—- 橋本洋美

からゆきさんが「売春で稼いで国に金を送れば愛国者だ」と洗脳されて搾取されていたように、京都でも若い女子は色恋相手(女の子的には結婚相手と思っている)から洗脳されていたようです。

「“お金の教育”っていうのをやるんです。『お金を持ってみたら価値観も変わるし、人生が豊かになるよ』ということを毎日のように話して、常識を覆していく。そして夜の店に紹介するんです。そのころには、女の子たちは洗脳されて正しい判断ができなくなっています。『借金の返済もあるし、まあいいかな』って」

そして女性たちが抵抗なく働けるよう、順序を踏みます。

「風俗店はハードルの低い稼げない種類の店から紹介します。その後どんどんステージを上げていき、『俺のためにもっといい店で働いてほしい』とか、『本当はこんな店で働いてほしくないけど、○○万円稼ぐまで頑張ろう』とか言って“管理”するんですよ」

当初の予定どおり、風俗店での女性の収入は借金の返済に充てさせます。そしてさらにバーに来るよう誘い出して、また高額な酒を注文させるといいます。 (中略) 際限ない借金のため、風俗店で働き続ける女性たち。底なしのらせんに落ちていく様子から名付けたバーの名前は「Spiral(らせん)」でした。

News Up “悪い世界に憧れていた” | NHKニュース

「そんなバカバカしい言葉、信じる女子がいるの!?」と思われるかもしれません。ですが、先のNHKスペシャル内で大学生はこう証言しています。

イケメン<br>詐欺師
イケメン
詐欺師

基本的にはもう
本当にかかる人はかかるんですよね

被害に遭った女性はこう証言しています。

好意があるって向こうから言われて
結婚とかをにおわせるようなこと
(将来二人で幸せになるって決めたから支えてほしい)
を言って
優しくされたり突き放されたりして
そうすると感情がよくわからなくなるんですよね

恋愛工学(ナンパテク)に流されちゃう(トキメいちゃう)タイプの女子は、本当に危険です。「胸がきゅんとする恋がしたい♡」と思ってるタイプこそ、搾取されてしまいます。

↑このことを恋愛工学では「セックストリガー理論」といいます。セックスをしたら女は相手に愛着が芽生えるので支配しやすくなる、チョロい性奴隷にできるという考え方です。

イケメン<br> 詐欺師
イケメン
詐欺師

恋をしたことがない女の子とか
地方から来た大学生とかは多かった記憶があります
やっぱり恋愛の力というか
恋は盲目っていう言い方なんですけど
そういう正しい判断ができない状態まで自分のことを好きにさせる
女の子からしたら結婚する相手だと思ってたんじゃないですかね

恋愛経験の少ない女性に若いイケメンが「キュンキュンするような恋♡」を提供する。そして金を絞りとる。まさに、女衒。

リンデンバウムでも「なぜ自分が恋愛ができないのかを聞きたい」とセッションを受ける女性がいます。「恋ができない自分」にコンプレックスを抱いているのです。

だけど、「恋がしたい!」「人生にはキュンとするような恋があるべき!」「素敵な女性になれれば私だって恋ができるはず!」的なマインドセットは、危険です。こういう↑男性の餌食になる可能性があるからです。

人生に恋愛、無くていいじゃないっすか。
無理に恋愛しようとせんでください。不幸の元です。
悪い男に捕まるくらいなら、ソシャゲのガチャにはまってる方がまだマシです。

心の通うパートナーがほしいというなら、友達を作る技術を磨きましょう。長期間の関係で必要なのは、ドキドキキュンキュンすることではなく、人と信頼関係を築くことです。相手に合わせ過ぎず、適度に自分の気持ちを主張する(そして、主張できるように自分の気持ちがどうなっているかを整理して自覚しておく)ことが大事です。流されてはいけません。

そして、そもそもそう思う原因に「孤独感」があるとしたら、パートナーができたところであなたは結局寂しい思いをするだけです。なぜなら、パートナーは当たり前ですが別人格だからです。あなたの心の穴を埋めるために存在しているわけではありません。

孤独感を埋めたいなら、恋愛に依存しようとするのではなく、インナーチャイルドケアをしてください。

尊敬できない父親を見て育った息子がどういう大人になるか

京都の事件では、若い女子が恋人関係になった(と思わされているだけで実際は色恋管理されている)イケメン男性にぼったくりバーに連れて行かれます。そこで借金を作らされて風俗に落とされたのです。
昔はホストがOLにホストクラブでやっていたことを、今はイケメン大学生が女子学生にナンパでやっている。それなんて令和ディストピア?

有罪判決(執行猶予付き)を受けたぼったくりバーの経営者、岸井謙典 。彼はツイッターでこんな発言をしていたそうです。

これ、すごくないですか。
わたしは「うわあ…」と思いました。
いや、だって、この発想って、実際に見てないと浮かんでこないでしょう。

夫が家に帰って来た時、妻がウキウキして「おかえり~♥」って玄関まで迎えに行く。
夫が保育所に子を迎えに行って、先に帰宅。後から残業して帰ってきた妻が「あー疲れた。お迎え行ってくれてありがとう!○○君と夫婦になってよかったなァ~」って夫にハグをする。

そんな家庭に育った人間が、上のツイートのような発想をしますか? せんやろ。
彼は「ふつうに就職してふつうに働くと家庭での居場所がなくなる人生になる」と考えているのです。
彼は多分、「一生懸命家族のために働いているのに、全然報われない父親の姿」を見てきたのではないでしょうか。

奥田祥子さんの夫婦幻想に、わかりやすい一例が載っているのでご紹介します。

今なお、「夫は仕事」「妻は家庭」という夫婦像を理想としている男女も多い。

 30歳の横井浩次さん(仮名)は、自身の理想についてこう語った。「やっぱり女性は結婚、出産したら家事・育児に専念するべきですよ」。そして実際に、そのような理想を叶えてくれそうな女性と結婚した。

(中略)

 単身赴任が4年目を迎えた頃、43歳になった横井さんとの対面取材が実現した。かつてのはつらつとした印象はなく、年齢よりもかなり老けて見えた。

 横井さんは、「私がこんなおじさんになってしまって、驚かれたでしょう。いろいろとあったもので……」と切り出した。家族が暮らす自宅に一時帰宅した際、息子から「お父さんなんて、もういなくていい」と言われてしまったというのだ。家族のために仕事に励んできたのに。妻ともギクシャクした関係が続いているという。

 次に会ったとき、横井さんは東京本社に戻り、課長職に就いていた。しかし「家庭に居場所がない、んです。拠り所が欲しい、です……」という。妻は、仕事一辺倒で家庭を顧みようとしない夫への反発から、心身ともに横井さんを拒否するようになっていた。子どもたちとの会話もほとんどないようで、子育てを妻に任せきりにしていたことを悔やむ言葉も飛び出した。

 家庭だけではない。横井さんは、出世競争に負けたこともあり、会社にも居場所を見つけられていないのだという。

妻が先に出世、家族に必要とされない夫…理想の夫婦像は幻想か | ダイヤモンド・オンライン

夫との関係が冷え切った妻はお受験ママに変貌し、母子癒着を強める。この家庭でも子どもの受験のために夫は単身赴任をしています。「(働いてばかりの)お父さんなんかいらない」んです。

ふつうに就職してふつうに働くと、父親のようになる。家族の中の嫌われ者になって、お金を稼いでも尊敬されず、居場所はない。
家庭の中で、息子は「お父さんみたいになりたくない」と思ったのではないでしょうか。

ふつうに就職してふつうに働いてはいけない。それじゃ、父親のようになってしまう。
「大手に行って世間体をよくすることより」「家族さえ満足させてあげられないような大人になるのは嫌」大企業に就職して出世したって、家族の愛は得られない現実……

自分は軽蔑される夫になんかならない。俺を見下すことなんか許さない。逆に女を支配してやる――!!

有能じゃないと愛されない?それって辛くない?で、 東大生集団わいせつ事件で有罪判決を受けた一人が、教育虐待によって歪んでしまった可能性を書きました。

この岸井謙典も、性犯罪を犯した東大生みたいに、「健全な男女関係」の姿を親から学べなかったのではないでしょうか。

スーザン・フォワードの毒になる親 一生苦しむ子供に、こんなレビューがあります。

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

逃げられる可能性が0の人間は読んではいけない

最低限別居は必須。経済的理由等やむを得ない理由で同居しなければ生きていけないのなら、ただただ自分が不幸であることを知ってしまうだけです。
読んだら踏ん切りをつけて逃げましょう。じゃなければあなたの抱えた怒りの感情があなたを傷害等の事件へと追い込むことになります。
そうなったらあなたが絶対悪の犯罪者です。世間様はそう言います。理不尽以外の何物でもないですが。
真実は必ずしも人を幸福にしません。
それぐらい苦い真実と真理を教えてくれる本です。

毒になる親 一生苦しむ子供 カスタマーレビュー

この本を手に取ったなら、親子関係の現実を直視せざるを得ない。そして、やはり一定期間は距離を置いて自分を見つめ直す(本来の自分を取りもどす)必要がある。だから、「親から逃げられない(親と同居しないと生活していけない)人は読むな」と。親への感情を直視したのに親から逃げられないと、その怒りで犯罪行為に及びかねない、と。

性犯罪を犯した人たちを見ていると、どこかで「母親への怒り」を感じさせます。それは自分(息子)に対する態度だけではなく、夫を見下す態度、夫を尊重しない態度、すなわち男を大切にしない態度にも原因があるようです。ようするに、「将来あなただって大人の男になったらこうやって女からこき下ろされるんだからね」と暗に息子に刷り込んでいることになるからです。

そして、妻がなぜそんなに夫に冷たい態度を取るかというと、夫の自己中心的態度(稼いでやってるんだから俺を大事にしろ!!子どもの問題は全部お前が悪い!家のことで俺の手を煩わせるな!)があります。妻のニーズとのズレを修正しようとせず、自己満足で「男道」を行くから嫌われる。男社会の愛の無さは異常。

夫婦の関係を見て子は育つ―親として、これだけは知っておきたいこと

夫婦の仲が良くない状態は、子どもに深刻な心の傷を残すものです。
夫婦が不仲だからって、子どもがみんな性犯罪者になるわけではありません。
だけど、親から愛を教えられない子どもは、大人になって人を愛することも難しくなるのです。

東大生の事件を見ても、京都の事件を見ても、「愛を教えられない親」の罪は重いと感じざるを得ません。彼らの多くは高学歴の人間です。過酷な教育虐待(お受験ママにベッタリ母子癒着されること)によって、人格が歪んでしまったのではないかと考えられます。

「ええ?そんな『男は稼いで女は家庭を守れ』だなんて、今はそんなにないでしょう。専業主婦なんて少数派よ」と思われたかもしれません。
確かにそれはその通りなんです。今の現実で見える大人のゆがみは、二十年以上前の子育てによるものだからです。わたしたちは二十年前の子育ての結果を、今見ているのです。

間違った子育ての結果がはっきり見えるのは、ずうっと後の未来なのです。
母子癒着(お受験ママ)の犠牲者が、これ以上増えませんように。
母子癒着で傷つけられてきたわたしの、切なる祈りです。

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