【占星術フリーソフト】StargazerSATで「これからの運勢」を占ってみよう!

ホロスコープ

今までの記事では、StargazerSATのインストール方法と一重円(ネイタルチャート)の作り方を見てきました。

西洋占星術で「これからの運勢」を見ていくときに、欠かせないのが出生+進行+経過による「三重円」です。

西洋占星術では、土台となる出生図、そしてそのタイマーである進行図、また外からやってくるトランシット天体の状況、この三つを組み合わせた「三重円」というのがかなり一般的に使われています。

私は進行図を体内時計と呼びます。それは個人に内蔵されたタイマーであり、出生図を元にして計算します。しかしトランシットは個人の中にあるものではなく、地球上に住む全ての人に共通のタイミングで訪れます。それは誰にとっても、外との関わりの同期システムです。人と関わる時や社会と関わる時、外界や環境に関わる時、同じ波の中に乗ってみるということが必要だと思いますが、それが現在天を移動しているトランシット天体だというわけです。

トランシット占星術(松村潔) P15

今回は、この三重円チャートをStargazerSATで作ってみましょう!

StargazerSATでホロスコープ三重円を作る

一重円(単円)を出すときに作った出生データがあれば、三重円も簡単に作れます。
まずは出生データをご用意くださいね。 出生データの作り方はこちらから。

さあ、データが用意できたら、StargazerSATを起動しましょう。

メニューから「ホロスコープ・タブ・デュアル」ボタンを押してください。
サクッと日本帝国の三重円が出てきます。

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え?日本帝国??
別に明治以降の日本の命運とか鑑定する気ないし…。
もっと個人的なチャートが読みたいのですが

確かにそれもそうですね。
ではでは、サクッと見たいデータに変更しちゃいましょう。
「出生円」→「出生data読込」をクリックします。

すると、データ選択画面になりますので、グループを選択して登録済のデータを選択し「決定」を押します。

これで、登録していたデータの三重円が出ました。

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デフォルトではStargazerSAT作成時(2018年1月3日)になっていますので、メニュー「経過円」→「経過日時を現在に」をクリックしましょう。「ctrl+D」キーを押しても可。
現在のトランシットになります。

具体的に「○月△日□時の配置が見たい」という場合は、メニューの「経過円」→「カレンダー入力」で指定します。

もちろん三重円でも、あなた色に染まります

一重円の設定でカスタマイズできるところは、三重円でも全部できます。

「この細かいカスタマイズが自分のリーディング方法に合わせられてクッソ便利なんだぜ~!」ということはStargazerなら、あなた好みに染まります!で書いた通りです。かゆい所に手が届く!

経過グルグル たーのしー!!

三重円で経過(トランシット)を見る時に楽しいのが、グルグルです。
グルグル。さあ、君もStargazerSATで宇宙を感じてグルグルしてみないか!?

メニューの「経過円」→「経過移動」をクリックします。

すると、どこからともなく現れる「グルグル」!

とりあえず右下の「開始」ボタンを押してみましょう!すると、グルグル開始!

わああ~グルグル、たーのしー!!

楽しいだけではなく、視覚的にざっと星の流れを体感できる優れモノです。
「なるほど、木星が9室に入るのは大体12月ごろなのね」「N金星□T土星が外れるのは来年の5月頃か」など、目星を付けることができます。

上のグルグルは1日単位ですが、1年や1カ月、1時間単位でも動かすこともできます。
大きなスパンで動かすときは、「開始」ではなく「ステップ」で見ると良いでしょう。1年指定で「開始」すると、アッという間に100年くらい流れちゃいますからね、ナンテコッタ。光陰矢の如しってレベルじゃない。

「ネイタル太陽(出生)とトランシット(経過)火星が合になる時を知りたい」という場合は、「停止設定」をいじってからグルグル開始すると、指定した配置になったときに止まってくれます。なんなの?便利すぎかよ。

例:ネイタル太陽とトランシット火星が合(コンジャンクション)になる時に止まるよう設定

じっくり星の動きを見たいときは「感受点移動図」で

惑星の動きを動で見るのがグルグルなら、静で見るのが経過感受点移動。
メニューの「機能」→「感受点移動図」で出せます。

  1. 「年月日入力」「時分秒入力」で開始時の日付時刻を入力する
  2. 「間隔」で惑星移動を見る期間を指定する(10分~10年で指定可能)
  3. デフォルトでは「経過」ですが、メニューの「進行」をクリックすると、進行の感受点の動きも見られます。進行(プログレス)の月の動きを見たいときに便利。

サビアン使いにも優しいStargazerSAT

サビアンをリーディングに使う方は、ぜひぜひ試してほしい機能があります。だまされたと思って「出生円」→「出生サビアン表」をポチっとしてください……

すると、これですよ!!

全感受点のサビアンが自動表示されるんですよ!しかも、当該度数だけじゃなくて90度とか180度とか、関係度数全部いっぺんにズラッと自動で出してくれるんですよ!コレ超便利!!!

しかもね、チャートの中でも感受点にカーソルを置くと「?」って出るんです。

この状態でクリックすると、↓こうなるんじゃ。

便利すぎ!! 「ん?この星、結構重要っぽいな。サビアン何だったっけ?」って思った時に、すぐポンって見られるんっすよ~~!!

古典(伝統的)占星術にも対応

古典(伝統的)占星術の手法を使いたいあなたにも、StargazerSATはピッタリです。
メニューの「機能」→「古典メソッド」でディグニティ(品位)を出してくれます。

ルーラー、イグザルテーション、フォール、デトリメントの4つはチャートに出してくれるところも見かけますが、トリプリシティー、ターム、フェイスまで扱っているのはなかなかないのでは。点数も自動で出してくれて便利ですよね。

定期的に占う相手がいる場合はスタートアップ登録

「定期的に占う相手のチャートを毎回毎回開くのは面倒くさい!」
「自分の三重円をデータ読込まなくても開いたら見られる状態にしておきたい!」
そういう時に便利な機能が「スタートアップ登録」です。

「ホロスコープ・タブ・デュアル」を起動したときに、この状態で出てきてほしいというデータを出した状態にします。
そして、メニューの「ファイル」→「スタートアップ登録」をクリックします。

これで、開いたときに出てくるデータを指定できます。複数のタブを開いて複数データが出ている状態でも、もちろんその通りに復元されます。

次ページ:相性鑑定のチャートもバッチリ!

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