ゆとり教育は実に素晴らしい♥で
「仲良し親子はよくない!!! 親にすら反抗できない人間がどうやって社会で闘うってんだ!」
と書きました。
反抗期が無いのは本当に良くない。
わたし自身が、目立った反抗期のない(表面上だけは)いい子だったから余計思うのです。
反抗期にもっとちゃんとグレて、 ヤンキーになってタバコ吸ってバイク盗んで夜の校舎で鉄パイプぶんまわして窓ガラス割ってればよかった。思う存分反抗期を通ってバトっておけば、大人になってからの親との関係がここまで(具体的には殺意)こじれてしまわなかったでしょう。
わたしはアラサーで遅い反抗期が一気にドドンと来てしまった。おたふくかぜのように、子どもの頃なら大したことないことでも、大人になってからは大事になります。
結果わたしは、親と縁を切ることになりました。
鬱屈した感情があったのに、それを表に出さないで抑圧した。その代償は大きいものです。
断言します。
反抗期は、絶対大事!!!
反抗期が無いのは親のせい?
尾木ママ警告! 親子共依存の恐怖。毒親よりキケンな仲良し親子
この動画で、反抗期がなくて精神的に自立できないのは「親が悪い。子どもが悪いわけじゃない」とスピリチュアリストの江原さんは言っています。
もちろん、ベッタリ過干渉の「仲良しゴッコ」親も、無条件の愛を与えず「いい子」しか許さない親も、良くないことは明白です。要するに、行き過ぎがいけないんですよね。ベッタリ過ぎも無関心も。(これは親子関係に限ったことではないですけど)
しかしながら、昔は親がいくら過干渉しようとしたところで、子ども側がもっと激しく拒絶していたように思うのです。
それこそ「夜の校舎 窓ガラス壊して回った」
親に「うるせえ!」「黙れ!」「うぜーんだよ!」と
暴言を吐き、暴れまわる思春期の子がたくさんいました。
Shut up when I’m talking to you
One Step Closer – Linkin Park
Shut up, shut up, shut up
Shut up, shut up, shut up
Shut up, I’m about to break!
黙れ!黙れ!黙れ!
黙れっていってんだろ!!!
第二次性徴の嵐の中、こう叫ぶ子がたくさんいたのです。
いくら親が過干渉しようとしても、激しく拒否しました。
だけど、今の「仲良し親子♪」な子はそうしない。
明治安田生活福祉研究所による調査では、親→子よりも子→親のほうが自分たちの親子関係を「とても良好」だと思っているというデータが出ています。(2016年)
親よりも、子どものほうが「仲良し親子」を望んでいる。
ならば反抗期が無いのって、親だけが原因ではないのでは?
すなわち、今の子どもたちは、過干渉してくる親に反抗するだけのエネルギーが持てずにいるのでは?
思春期の第二次性徴期に、性分離(男は男らしく、女は女らしくという分離)エネルギーの嵐が起きなくなっているのでは?
極論を言えば、ゆえに成熟したオスとメスになれず、不妊になる。
メス化する魚と草食系男子と――?
わたしが若い頃から「最近の男ってばフニャフニャしてて頼りないったらないわ!!」という意見を耳にすることがありました。
しかしながら、地球上では人間どころか魚すらメス化しております。
洗面所や台所、トイレから流された避妊薬や洗剤といった家庭用品が魚のオスをメス化させているという。
トイレに流された避妊ピルや洗剤で魚のオスがメス化する現象が相次ぐ。5匹に1匹がメス化。 : カラパイア
こうした製品に含まれる化学物質は、人間の女性ホルモン(エストロゲン)と似たような作用を魚にもたらす。これによって、精子の数を減少させ、卵を作り出すといった、魚にオスとメスの特徴が同時に現れる現象が確認された。その影響は大きく、川魚の5匹に1匹に現れているという。
人間の飲んだ薬(ホルモン剤)が尿などで排泄され、魚に影響を与える。
これは、巡り巡って当然人間にも戻ってくるでしょう。生態系は循環していますから。
第二次性徴期のホルモンバランスが崩れやすい時期に、こういった環境ホルモンで「メス化」してしまう。そうすると、反抗期が訪れなくなる。男性ホルモンより女性ホルモンが優位に立って、反抗するほど怒るエネルギーがわいてこない。
もちろんこれはただの仮説です。
しかし、もう20年前(1998年)には、「オスがオスらしくあれない」兆候が見えていたのです。
「不妊外来以外の健康な男性60人平均年齢21歳の精子の調査結果です。 結果、60人のうち正常だったのはたったの2人でした。 どんな食生活をしているか調べてみたら、8割の人がカップ麺とハンバーガーを常食していました。」
1998年 日本不妊学会 森本義晴先生
この60人中58人が奇形精子って、20年前ですからね。20年前の段階で、もうそうなってたんですからね。
そして、たしかに20年前から「今時の男は情けない!」とか言われてましたね。「フェミ男」って流行ったし。

絶滅できない動物たち 自然と科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマで、絶滅危惧種として紹介されているフロリダパンサー。
このフロリダパンサーが上手く繁殖できないのも、オスの精子奇形が一因です。実に95%の精子が奇形なのだとか。【参考】フロリダパンサー – Wikipedia
ホルモンだけじゃありません。
思春期の攻撃性を封じ、穏やかにしてしまうものに、抗うつ剤などの向精神薬があります。
「いや、別に自分は薬飲んでませんから」
そういう人も、服薬している人ほどではなくとも影響を受けている可能性があります。先ほどのメス化する魚のように、抗うつ剤だって尿などから排出されて下水に流れていくからです。
抗うつ剤などが放流されることで、捕食者に近づかないといった魚に自然に備わっている警戒感が薄れているという報告もある。
トイレに流された避妊ピルや洗剤で魚のオスがメス化する現象が相次ぐ。5匹に1匹がメス化。 : カラパイア
川に流れた抗うつ剤の成分はやがて海に辿りつき、雲になり、雨となって野菜を育てる畑に降り注ぎます。もしくは、川や海の魚介類が取り込み、その魚や貝を食べることで人間も再び取り込みます。
そして、精神安定剤の成分を知らず知らず摂取してしまった子(大人よりも影響は大きいでしょう)は、なんだかボヤーンとして、スッキリハッキリしない気分を味わうでしょう。
そんな状況では、親に過干渉されたところで反抗する気も起きない。自然に備わっている警戒感が薄れてしまう魚のように。
う~ん。
やっぱり、親だけじゃなくって、子どもも環境ホルモンでやられちまってるのかもなァ。
どっちにしろ、反抗期がないって良くないっす!
レッツ反抗!! 大人なんか嫌いだー!!!
ちゃんと「NO!」を言える人間に
反抗期がないと、大人になってからうつ病にかかりやすくなる怖れがあります。

スピリチュアルな言い方をするなら、「第一チャクラのエネルギーが弱い」からです。第一チャクラ(ムーラダーラ)はグラウンディングや生命力をつかさどります。第一チャクラのエネルギーである怒りを上手く使えない人は、虚弱体質やうつになりがちです。
泉谷 「『新型うつ病』とは『遅れてやってきた反抗期』なのではないか」ということです。
そんなことを言っているのは、いまのところ私だけだと思いますが、実際にそう考えてみると、彼らの症状がなぜ生じたのかがよくわかってくるし、実際にセラピーもすごくうまくいくんですね。──通常あるはずの思春期の「反抗期」を経験してこなかったと?
泉谷 そうですね。実際にうつにかかっているクライアントに、思春期に反抗期があったかどうかを訊くと、まず反抗期がなかったと言う人が多いし、あったとしても不完全燃焼の場合が多いんです。
そうした方々は、成長して大人になっても、親の価値観とか、引力圏内にずっととどまっている。それは、たとえひとり暮らしをしても、結婚しても、子供をもうけても変わらない。
本来は、ある程度大人になると、親の引力圏を脱して自力で自分の世界を構築していくものなのですが、その作業ができていない。そのため、ある日突然エネルギーが切れたようになって、会社や学校に行けなくなる。しかし、本人自身も、医者も含めた周りの人間も、ただ「具合が悪くなった」という認識しか持てないんです。
でも、それは本当は反抗期なんです。だから「早く復帰できるようにがんばりましょう」と言って元に戻すための対症療法を考えても、本当の解決にはならないし、再発を免れない。そこで必要なのは、なぜ具合が悪くなったのか、そんなことになったのか、その「意味」についてよく読み解いていくことなんです。
──「大人の反抗期」に陥る人たちは、親と仲が良い場合が多いんですか?
泉谷 たしかにうつになるまでは、端から見ると、仲が良すぎるくらいに見える場合が多いですね。ただしセラピーを受けると、自分が親の価値観に洗脳にされてきたんだと気が付いて、段々と反旗をひるがえすようになる。それは、力強い精神的独立で、じつに見事なものです。
だから私がクリニックで行う作業は、ある意味「脱‐洗脳」なんです。──そうすると、先生はクライアントの親御さんに恨まれることも多いのでは?
泉谷 確かに、そういう残念なことも時には起こります。自分の価値観から離脱していくことに危機感を強めた親御さんやパートナーなどから、「あんなところには行くな」とか「泉谷先生は危険思想だ」とか言われちゃうこともあるようですから。でも、もうそのころには自分で考え、正しく判断できる力が本人の中に力強く育っていますから、そういう周囲の言動に惑わされることなく、このプロセスを着実にやり遂げ、元気になっていきます。
精神科医が説く「子育ての『常識』のウソ」 | 現代新書
なんで反抗期が大切かというと、自他の境界線を引く大切なレッスンだからです。
一番身近な存在(親)に反抗できない人間は、社会に出てからも理不尽な出来事に対して反抗できません。「NOが言えない人間」になってしまう怖れがあります。
反抗期というのは、社会に出て行く前の練習。
ブラック企業やパワハラ上司やモラハラ夫に対して「いや、それはおかしいと思います」「自分は従いません」「あなたの言い分もわかるけど、それはできないわ」とNO!を言えるようになるための訓練なんです。

わたしは最近ヒプノシスマイクというコンテンツにはまっているんですけれども、ヒプマイクラスタって、すごい若いんですね。中高生がゴロゴロいる。
そんな中でちょっと気になるのが、「中二病」を嘲笑う風潮なんです。
実際に中学生のキャラクターである山田三郎君が「こんなとき思うよ、普通の中学生だったらって」と歌うと「さぶ、中二病なのかな?」みたいな笑いが起こるんですよ。
いや、そこ、笑うとこじゃなくて共感するとこじゃね!?
自分が中学生だった頃なら「わかるー!そう思うよねー!普通になれない自分が苦しい~」とかメチャ共感してたぞ!?
中学生なんて自意識過剰でモヤモヤモヤモヤしてるもんじゃないの!?
って、オバチャンはびっくらこいちまうんだべさ。
中学生が中二病にならんでいつ中二病になるっていうのよ。中二病通らんと、イマジネーションやクリエイティビィが育たんぞ???
さあ諸君、邪気眼を疼かせよ!!!
黄昏よりも昏きもの 血の流れより紅きもの(それ以上いけない)(なお撃ったのはシルフィールの模様)
しかしながら、中二病は患ってなくても、ヒプマイは↑ごらんのとおり攻撃的な内容のコンテンツであります。不良色が強い。
だから、こういう音楽を思春期の子が聴いているというのは「反抗期がちゃんと来てるのかもしれないな」と好ましく受け取っています。
出来れば男子が聴いてくれればいいんだけどなあ。ビジュアルがイケメンだから近寄りがたいのかもしれないけど、コンテンツ(楽曲)の作り的には男子が大好きな要素があるんですよ。
今回のアルバムで出るシノギ(Dead Pools)なんて「真面目な顔して一生懸命バカやる」っていう思春期男子が好きな曲なんですよ。
だから裏返すと女子受け悪いんですけどね。「ちょっと男子ー、バカやってないでさっさと掃除しなよー!」ってアレね。
ハマニーハマレーとか、バカだわー笑。念仏すぎる。どこのモンテディオ山形だよw 好き。

わたしは今、西洋占星術でいうところの火星期(アラフォー)なので、余計火星のエネルギー、すなわち攻撃性の大切さを痛感しています。中二病的に言うなら「軍神マルスのパワーを、己の身によみがえらせる!」
攻撃性というとネガティブに受け取る人が多いですが、怒るべきところでちゃんと怒れない人間は軽んじられてしまうのです。世の中で正当な対価を受けとれず、搾取されてしまう。
自分の火星のエネルギーを上手く使いこなせない人はイジメにもあいがち。火星が使えない人は仕事も上手く回りません。
だから尚更、(特に男子は)モヤモヤしてイライラして攻撃性を味わう思春期は、大切なプロセスになります。
思春期のみんなー!もしくは反抗期が無かったみんな―!!
ちゃんと一回はブチ荒れようぜー!!!
イキってこそ生きてる実感がえられるんだよ!!
イキることは生きること!!!
イ キ れ !!!
かつてヤップにハマッていたころ、帰国途中、グァムに2泊したことがあった。伸び放題だったヒゲを剃って、ビーチやプールサイドにいると「一人ですか?」とか「どれくらいいるんですか?」と女の子たちがやたら声をかけてきた。
グァムに寄る前、ヤップにはたしか1カ月ほど滞在していたと思う。だから僕はずいぶん日に焼けていた。だが、モテたのは日焼けのおかげでもなさそうだ。なぜなら、日に焼けている男たちなら他に何人もいたし、僕自身、グァムでもっと黒くしたこともあったが、そのときは何も起こらなかったからである。
きっとこれはオスの匂いだろうなと僕は思った。五感でいう匂いではない何かをメスが嗅ぎつけてやってきている。そのとき僕は何かを発していたのだ。
今とは違い、当時のヤップはまだ未開の地で、海洋民族である島民たちは気性もなかなか荒かった。男はみな蛮刀を持っており、集落間の抗争で酋長の四男坊が殺されたとか、その報復には巻貝の毒が使われたとか……生々しい話し合いの場が持たれているときに滞在したこともある。さすがに日本人の僕らが抗争に巻き込まれることはないけれど、島全体の空気感というか緊迫感がミクロネシアの他の島々とは違うのだ。
こういう所で1カ月も暮らしていると、野性が出てくるというか、おのずと本能的になってくるのだろう。
(中略)
いずれにしても、いつも安全な場所に身を置いて、体を動かさず、汗もかかず、机やパソコンに向かっているだけでは、どんどん野性は退化してゆくことだろう。
週刊代々木忠 : 第240回 オスがオスであるために
オスがオスでなくなっている。それをメスたちはたしかに感じ取っているのである。
