
昨今のキッチン・バス用品の多くって「除菌!」「消臭!」ってうたいますよね。「シュッとひと吹きで除菌OK!」みたいな製品がたくさんあります。
だけど、わたし思うんですよねえ。
「邪魔な雑菌を綺麗に片づけすぎてるから、身体もメンタルも弱くなるんじゃねえの?」って。
菌に弱いと ストレスにも弱い
ある程度の清潔さというのは、大切です。不衛生な環境は良くないです。
だけど、行き過ぎて「ぜーんぶ除菌☆」レベルに行くと、人間は弱くなってしまいます。

腸と脳はつながっている
この疑問を最初に追求したのは二〇〇四年、日本人医学者の須藤信行と千田要一だった。二人はマウスでシンプルな実験を設計した。腸のマイクロバイオータがストレス反応に影響するかどうかを観察する実験で、二グループのマウスを使った。一方は腸内に微生物がいない無菌マウスで、もう一方は腸内微生物一式を抱えた通常マウスだ。狭い管に閉じ込めてストレスを与えると、両グループともマウスはストレスホルモンを出したが、無菌マウスのホルモン濃度は二倍高かった。腸のマイクロバイオータが欠けていると、マウスはストレスを一層強く感じるということだ。
(中略)
この一連の実験は、新しい考え方へのドアを開いた。腸内微生物は、体の健康を左右するだけでなく心の健康をも左右していた。
あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた P108
悪い菌といっさい接触せずに生きてきたマウスは、ストレス耐性が半分だというのですよ!
大事に大事に育てられた箱入り娘が、あからさまに悪いチャラ男に簡単にペロッと騙されちゃうようなもんですね!男子校(女子校)育ちだと異性を見る目が養われないのと似てますね。
純粋培養って、危険。
キレイを求めすぎると病む心

この話を見てわたしが思い出したのが、BLマンガテンカウントでした。
このマンガは、病的な潔癖症ですぐに殺菌除菌消毒!な人物が主人公です。


手がガサガサに荒れてあかぎれになって血が出ても、手を洗うのがやめられない。そんなレベルの潔癖症。
なぜ、そうなったのかというのは「世界が汚い」という想いと同時に「自分が汚い」と思っているからです。汚い自分が許せないんです。


潔癖症じゃない人物からすると、「自分の家から帰ったら消毒してください」と言われても意味不明です。消毒しろってアータ、バイオハザードでも起こってるんですかい。


自分が消毒してきれいに保つだけじゃなくて、自分と深くかかわった人は(汚い自分で汚れてしまうから)消毒してほしいんですね。
うーん。
「清潔さ」を求めるのも、行き過ぎると病みますよね……。
今の世の「除菌至上主義」をみると、このマンガの主人公を「異常な潔癖症」と笑えない状況になってるんじゃないかなぁ、と思ったりします。
不真面目、適当、いい加減←大事大事!
リンデンバウムのお客様は真面目で良い人が多いです。ピュアな人が多いです。(ウチのお客様だけじゃなくて、スピリチュアル好きな人は全般的にそういう傾向があるのかもしらんな)
だから、オバチャンは結構心配になります。
「そんなキレイに生きようとしたら人生辛いぞ」と。
わたしがチャライの嫌いって言ってるから、わたし自身もスゲー真面目なんだって思ってる人がいるかもしれません。
だけどね、わたしがチャライの無理って言いだしたのは「思う存分チャライ世界を見てきた帰結」なのであって、わたし自身も相当チャラチャラ生きてきた人間なんっすよ。若い頃なんかガンメッシュのギャルだったしさ。

わたしが最近ヒプマイ君にはまってるのは、若い頃に聴いていた音楽と親和性があるからだよ。↓こういうの。超ウェイ。
麻天狼「The Champion」をZeebraがプロデュースしました。
そのZeebraがリミックスで参加したことがあるのがDOUBLEで、それに加えてZeebraがプロデュースしたことのある男性もバックで参加しているのが↓の楽曲handleです。
こういう音楽を聴いていた人間だったから、ヒプマイがメッチャ親和性あったんですよ。で、MV見てもらえばわかるけど基本パリピなのね。
ヒプマイのシナリオ担当の百瀬祐一郎氏はアパレル出身でカフェ店員やりつつアニメ業界にコネ作って何の賞も取っていないのにラノベ作家デビューしてっていう、コミュ力だけでのし上がってきたような人なんですよ。
まさにヒプマイってコンテンツのキャッチーさ、ライトさの象徴ですよね。とっつきやすい。それゆえ深みがなくてちょっと掘ったらgdgdではあるんですが……やっぱヒプマイは曲だけ聴いてるのがいいよね、曲はガチだからディグっても大丈夫だしね、うん、ハハハ……
百瀬氏は良くも悪くも、「コミュ力があれば今の世の中(プロになれて)仕事が回ってくる典型」ですね。
そこで実力が備わってないと、まあ、結局はアレなことになるわけですけれども……。
いや、でも、ある意味希望の星ですよ!だって、百瀬氏程度の力量でもコミュ力さえあればプロになれるんですよ!ヒプマイのキャラなんて原型崩壊しててブレブレなのに!トッでウェイブなのに!!(白目)オールウェイズ重畳。いつも重畳。タタミ重なりすぎィ!山田君!畳一枚持ってきて!
逆にいくら素晴らしい才能があってもコミュ力がないと埋もれちゃうんです!もったいない!チャンスがないとどうにもならんわけですから、やっぱり1番大事なのは才能よりもコミュ力ですね。
夢を叶えたいそこのキミ!コミュ力を磨こう!!!
酒を飲んでオッサンオバサンたらしになるんだ!!!
いいか、この世で権力握ってるやつは大抵酒飲みだぞ!!!
この世はコミュ力!!!
呑ミュニケーション超大事!!!
(百瀬氏もバーでコネ作って仕事に繋げてますよ~)
And you will feel awesome!!!
大昔合コン行ったらつまんなくて、店の入り口でタバコ吸ってたら、こうですよ。
「オネーサンひとりー?」
「や、友達中にいる」
「何、友達ほっといていいの?」
「んー……」
「ねえねえお姉さんマジかわいくない!?すごい好みなんだけど!!」
「あ、どうもー……」
「ねえ俺と付き合ってよ!」
「あー、うんうん、付き合う付き合うー(適当)」
「まっじで!じゃあこれからトイレでエッチしよう!」
「ハァ゛?何寝ぼけてんだテメー殺すぞ」
「やだあーおねえさんこわーい」
この地獄感。チャラ男嫌いになるのもわかっていただけますでしょうか。
わたしはホモ同人誌作ってるオタクだったけど、同人で知り合った社会人パリピのお姉さんに高校生の頃からディスコ連れてってもらって夜遊びしてましたよ。

わたしはチャラ畑パリピ出身なんっすよ。だから一周回って「真面目最高」なわけで、無菌状態の正論真面目一本槍はよくないっすよ。雑菌も経験せんと。ストレスにも弱くなってメンタルも弱くなっちゃうよ~~😌
菌が強いと、多少のことは平気平気!
↑に書いた通り、わたしは時折どぶろくを仕込むことがあるんです。
このどぶろくをスプーン一杯キムチに入れて混ぜ混ぜしとくと、メッチャ美味しいキムチになるのです~!ハァ~発酵最高~♥乳酸菌最高~♥
でね、普通こういう発酵関係の菌を扱う食べ物って殺菌処理が命なんです。だけど、ズボラなわたしは手洗い(水洗い)はしても煮沸消毒はせんでそのまま仕込んだりするのね。自家用だから失敗したって誰にも迷惑かからんしな。
で、殺菌消毒しなくても平気なの。普通にどぶろくができるの。
なぜかというとね、しっかりと乳酸菌を育ててから、乳酸菌で守りながら醸すから。菌の力って、本当にすごいんだよ。
人間の腸も同じ。悪い菌が入ってきたって、元々しっかりした環境が整ってたら、全然平気なんだよ。腸内が元気なら、メンタルも強くなるよね~!逆に除菌バッチリで無菌だと、弱くなっちゃうんだよ~。
やっぱさ、汚れることって大事なんだよ。
ずっとピュアピュアちゃんのキレイちゃんでいちゃダメなんだよ。
だって、この世界は二元性の世界。美しいことは醜いことだから。醜いことは美しいことだから。
先ほどご紹介したマンガ「テンカウント」でも、潔癖症君はどこかで「汚れたい」と思ってるんですよ。そして相手に汚させようとするってところでBL展開なのですけれども。


どっちもなんですよね。
汚れるのは嫌なんだけど、同時にどうしようもなく汚れたい自分もいるのです。
この三次元の世界に二元性を体験しに来てるんだったら、キレイでいると同時に、汚くもあることが真理です。だから、真面目一辺倒はメッ、だよ!
私は賞賛される者であり軽蔑される者である。
タントラライフ 九章 「虚無の子宮」P252
わたしは売春婦であり聖者である。
私は妻であり処女である。
私は不生女(うまずめ)であり多くの息子がいる。
私は理解し得ない沈黙である。
私は口にされた自分の名前である