人は見た目じゃない!~アセンダントという違和感

ホロスコープ

まずこの記事を読むに、「自分のアセンダントは何座か」がわかっていたほうがより興味深いと思います。
アセンダントを知らない人は、簡単にできますので出してみてください。

西洋占星術の基本的な知識がある方は、第一印象(アセンダント)と中身のギャップに飛んでください。

アセンダントの出し方

まずホロスコープを作ります。
メトロポリタン占星学研究館が簡単です。生まれた日時、出生地とデータ入力すればワンタッチで出してくれます。

ホロスコープ作成:メトロポリタン占星学研究館

↑結果画面の「ホロスコープの詳細を見る」を押してください。その画面にある「ハウスのカスプ」で「第一ハウス:○○座」って書いてあるのがアセンダントの星座です。

ホロスコープ作成:メトロポリタン占星学研究館
この方の場合はアセンダント獅子座になります。

※アセンダントは出生時刻がわかってないと出ません。「大体夕方」くらいだと(候補は絞れるけど)正確にわかりません。何時何分って調べてくださいネ。

このアセンダントのサビアンシンボルを見ても面白いですよ~!
上の画像の場合だと、獅子座5度2分なので、端数繰り上げでサビアンシンボルは獅子座6度保守的で古風な婦人が、「ヒッピー」の女性と出会うになります。

あと「ハウス」という概念も知っておくと、よりこの記事がわかりやすくなります。

第一印象(アセンダント)と中身のギャップ

アセンダントというのは、西洋占星術において「その人がこの世界で何かはじめる時に物質的な形をとりはじめるポイント」です。この世界に物質的に現れるときのポータルになります。

うん。意味わからんですね。まあ一番わかりやすくザックリいうと「見た目の印象(雰囲気)」です。どんな第一印象を持たれるかは、アセンダントで見たりします。

「○○座だからこういう性格!」とか言いますけれども、見た目のざっくりした印象(雰囲気)についてはアセンダントの星座を見たほうがいいんですね。

わたしにとって、アセンダントというのは「納得いかないもの」です。

アセンダントってのは「人から見た自分の印象」であって、自分が意識的に獲得したものではありません。だってそうでしょ、肉体ってのは勝手に向こうからやってきたもんで、「印象」っていうのは自分で決めるもんじゃなくて相手が決めるもんでしょ。


惑星自体は「自分の中のエネルギーポイント」なので、意識できているかいないか(エネルギーを上手く使いこなせているかどうか)は置いておいても、すでに内側にあるものです。

しかし、アセンダント(ハウス)は違います。
ハウスとは、地球からみて相対化されたものです。その日の日の出の位置を起点として、12に分けたものです。
自分の内側からにじみ出るものではなく、外側(地球=外的環境)から規定されたものです。

自分が何の気なしに発したエネルギーが、地球で勝手に地球的やり方で定義され、地球的物差しで評価されます。
惑星はいつの間にか勝手にハウスという「相対的位置」を与えられていて、エネルギーを使うと勝手にそのハウスの性質のフィルターでろ過されて意味づけされてしまうのです。

青はただの青なのに、「清らかな青」だの「冷たい青」だの「穏やかな青」だの、勝手に解釈を入れられます。この勝手に解釈を押しつけてくるのがハウスです。勝手に決めんなッ!キイッ!

アセンダントに何か惑星が乗っていたり、アスペクトが豊富だったりすると「見た目と中身同じだよねーっ!」となりやすいです。要するに、内側のエネルギーと外側のエネルギーがそこまで乖離していないのです。

人を見た目で判断するなよぉ!!

しかし、わたしはアセンダントと惑星の絡みが少ないので、見た目と中身のギャップが相当大きいです。
黙っていると、私は非常に上品に見られます。良いところの奥様に見られます。
ですが、口を開くと下品でガハガハオバチャンです。どこいっても「面白い人」と言われます。初対面の人と打ち解けるなんて朝飯前だよっ♪面の皮厚いオバチャンの雑談力を思い知れ!!!

SNSで「良く当たる」と流行っていた性格免許証でも恋愛免許証でも、両方からコミュ力判定いただきました。コミュ強お墨付き。

確かに、私、首がニョロっと長いですわ(キリン)
「束縛しない人」が好きなのに「束縛される」認定って
人生とはままならぬものよのお……。

でも、深く関わりたくない相手に黙ってると自動的にお上品判定を受けるわけですよ。「お高くとまりやがって」とか言われるわけですよ。「大人しそう」とかナメてかかってくるやつもいて元ヤン並にブチキレですよ。オ゛オ゛ン゛ッ゛!

あーもう!なんで見た目と中身のズレがこんなに出るのよ!
地球(客体)、勝手に決めつけてんじゃねーよ!
2次元でも3次元でも俺は俺だから決めつけるやつらは一昨日来い!

MCによって下される社会的評価

これはアセンダントだけじゃなくMCについても思います。

MCというのは、ラテン語のMedium Coeliの略です。占星術では子午線と黄道とが交わった一番高い地点を指します。 Microphone Controller(ラッパー)のことじゃないのでヒプマイクラスタは注意してくださいね☆

占星術においてMCは、この世界において物質的な収穫を得ていくポイントを示す地点です。噛み砕くと「社会で自分が築き上げていくもの(を周りからどう見られるか、どういう評価を受けるか)」という地点です。

これもやっぱ自分基準じゃないんですよ。自分の意志でどう思うかどう感じるかじゃなくて、地球(環境)視点なんです。「周りからはどう見えるか」っていう。その社会化視点バージョン。

さっきアセンダントを出した人は、もう一度ホロスコープのデータを見てみてください。

ホロスコープ作成:メトロポリタン占星学研究館

1室がアセンダントで、10室がMCです。
画像の場合は、アセンダントが乙女座でMCがふたご座となっております。

わたしのMCは魚座の最後の最後のほうなので、「スピリチュアルな仕事をして生きてく」って星の配置的にドンピシャなんですよね。しかもカルミネートは(小惑星入れるなら)キロンだし、ヒーラーは適職オブ適職。

魚座の最後のほうって印象としてはほぼ人外なんですよ。「あまりに浮世離れしているので、本当にこの人は現実に存在してるのか?」って感じ。

あっ、だからウチのお客さんはわざわざ遠方から札幌に対面セッション受けに来るのか。外国からも来るからな……。別に遠隔(Skype)でいいじゃんって思うけど、魚座最後度数系の人外が実在しているかどうか確認したくなるのか。それならちょっとわかるかも。珍獣は見たいもんな。

でも、それはあくまでも「外から見た印象」であって、内在しているものではないのですよ。地球環境の中で相対化されたに過ぎない、いわば幻像なのですよ。その地点のサインの特徴フィルタに通して見えちゃうもんだから、「それっぽく見えちゃう」イリュージョンなのでござるよ。(もちろんそこに惑星がかぶってたら、実態も伴っているわけですが)

だから、私は別に魚座的人外ちっくに超然かつ儚く振る舞っているつもりはないのです。勝手に向こう(外的環境・他者)から評価が下されるのです。

MCのほうはまだ惑星との絡みがあるので、「ああ、そう見えるんだろうな、仕方ないな」と納得いく面もあります。土星△MCなので「使命としてそういう視線を背負う必要がある」とも思えるし。

でも、アセンダントはノーアスに近いので、本当に不満です。プリプリ。
人を見た目で判断するなー!!
勝手に人の見た目に夢を見て勝手に幻滅されるのマジうざいです。

これも「地球(もっというと太陽系)」という縛りで相対化されるから起こる葛藤なんですよね。
ハー、三次元まじクソオブクソだわー。早く肉体から解放されたいですな。

蛇足

ここ数日、上で紹介した占星術本の著者、松村先生の新著「夢を使って宇宙に飛び出そう」を使って夢の中で高次元の探索をしてみています。すごい刺激的です。
ちょっと言葉にまとまらないので、今のところ記事にはできないのですけれども。
興味のある方は夢の中で探求してみるのも面白いと思います。寝ることなら瞑想が苦手な人にも出来るしね。寝るだけなら金もかからんぞ。夢ってスゴイ。

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