ママが欲しいんじゃない。奴隷が欲しいんだ。

人間関係:スピリチュアルブログ
Comic-Con 2006 - Slave Leia statue | Flickr

うーん、ひどいタイトルですねぇ……。
しかしながら、小説家兼漫画家の榎宮祐さんのお友だちのエピソードがすごくてですね。

「何この男。○ねばいいのに」
うん、そうですよね。まあ基本はそういう話ですね。
だけどね、私ちょっと「この人スゴイ」って思ったんですよ。

榎宮さんも卓越した自己認識と言ってる通り、「こうやって自分と向き合うことで欲求を汲み取って、かつきちんと言葉で表現できる男の人って、なかなかいないよな」と。

まずね、「奴隷ママ」。
「ママ=奴隷」ならば、わざわざ奴隷という単語を付け加える必要が無く「ママ」一語でいいんですよ。「奴隷ママ」という表現にはならないのです。
この表現は、彼にとって「ママみがあれば即奴隷」とはならないことを示しています。

次に、「ママが欲しいのかと考えたが、僕は支配されたくない」
この発言。
すごいですよ。

何がすごいって、彼は「ママができると支配される」と言ってるんです。「母親=支配者」なんです。

ここをズバンと認識かつ言語化できる男性って、なかなかいない。すごい。自己と母親(もしくは母なるもの)の関係性を客観視して整理して認識して言語化しているわけですから。ものすごく高度な情報処理能力です。

信田さよ子さんは、母子の関係に関して、娘の側からは「母が重い」「毒親」などの意見が出てきているが、息子の側からは母親に対する本音が出てきにくい現状がある、と指摘しています。出てこないからこそ、なかなか知られることのない息子と母親の関係には、根の深い問題があるのかもしれません。

親子共依存 第2章 いつまで一緒にお風呂に入ってるの? P60  尾木 直樹

尾木ママがこう言ってる通り、男性って普通はなかなか母親や(ママ化した妻のような)母親的存在のことを冷静に客観視できないんです。
例えば、近しい男性にこう問うてみてください。

あなたの母親って、どういう人なの?

十中八九こうかえってきます。

え、いい人だよ

もしくはこれな。

え、普通の人だよ

ぜんっぜん「人物像」が浮き上がってこないのです。これは妻を「おかあさん」「ママ」と呼んでいる夫でもそうです。そういう人に「あなたの奥さんって、どういう人なの?」と聞いても

え、いい人だよ

こんなフワッとした回答しか返ってきません。
たくさんの時間を共にしている人間に対して、非常に貧困な形容しかできないのです。

なぜなら、彼らにとって母(ママ化した妻)は「独立した一個人(人間)」ではないから。自分と分離した存在とは認識できていません。すなわち、客観視できない。だから息子が母親(やママ化した妻)を介護すると心理面で厳しい問題が出てくるわけでねぇ。

なぜ女を「一人の人間」として扱わないのか。
女を独立した個と見、相手の人格を尊重しようとしないのか。
それどころか、女を支配し奴隷扱いしたがるのか。

それは、女の深みを知る(見る)のが怖いからです。


【画像】世界で一番、俺が〇〇(1)世界で一番、俺が〇〇 1巻

女は、ママは、すごく怖いのです。
包み込まれて取り込まれてしまう。
女(母)には、魔力があるから。

本能的に男は知っているのです。女の魔力(生命力)にはかなわないと。

「父権が女性を怖れたのは、性よりもむしろ生死において女性の力を感じたからです」

世界を創る女神の物語 ─神話、伝説、アーキタイプに学ぶヒロインの旅 P418

ゆえに、男は女を支配したがる。いや、「支配できないと怖くて仕方がない」
支配できそうな(気が弱そうな)ゆるふわ低能女じゃないと、安心できない。

だから恋愛工学などのナンパテクでは「女をほめるな!ディスれ!」というわけです。モラハラされても「エェ~ヒドォ~イ」とニコニコしてコミュニケーションし続けるようなプライドの低い(自尊心がない)ドM女を効率的にフィルタリングできますから。そういうドM女こそ都合の良い女、すなわち使い捨て肉便器性奴隷の適性があるのです。

ディス!ディス!ディス!
とにかく女はディスりまくれ!
カワイイと思った時は「今日フォトショ補正高いね」www

女はディスれ!女をほめないことこそが「男らしさ」!!!(ドヤァ

精神的に自立している賢い女なんて、怖い。だって、賢い女は自分がダメでつまらないクズ男だって見抜くから。

この心理を前述の榎宮氏の友人は、ズバッと的確に述べていたのです。だから、わたしは感銘を受けたのです。そこまで「母親とは自分を支配する権力者である」という事実に自覚的である男性には、なかなかお目にかかれませんから。

だから女の力が怖くて、中世のヨーロッパでは魔女狩りを行い、中国では纏足をして逃げられないようにし、一昔前の日本では専業主婦にすることで経済力(権力)を奪いたがったわけで。

心理学者の岸田秀さんは、このような経済力目当ての結婚のことを一種の売春であると喝破しています。

売春や売春まがいの結婚は、女にとって楽で、いろいろ得をする面がないわけではないが、それは罠かもしれない。

男のように仕事をして生きていく道がほとんど遮断されている社会条件のもとでは、女たちは売春するか結婚するかしかなく、差別的性文化は、女に男の性欲の対象であることに甘んじさせるために、いろいろおいしい餌を用意していると考えられる。そして、それらの餌に飛びついた女を男たちは決して尊敬しないのである。

性的唯幻論序説 岸田秀 P89
昭恵ってのは安倍晋三首相夫人アッキーのことですね★

弱い男ほど女を支配しようとする。
女への恐怖に足がすくんでしまっている男ほど、女に威圧的になる。
日本が男尊女卑の国であり続けるのは、男が弱いからではないかと思います。精神的に弱い男が、強烈に女を恐怖しているからではないかと思います。
そして、そんな恐怖を植え付けるのが「母の美しき(包みこむ)愛」なのです。
「私は、あなたのためを思って言ってるの!」

弱い男ほど男尊女卑になる

女は怖い。
だから、男は女を遠ざけようとする。
女の本質を見まいと、人間扱いしないようにする。

(中略)「男らしい人が好きなのぉ♥」という女性は、相手にありのままの自分をさらけ出さないほうがよろしいです。女の本能を見てしまうと、男は去勢されてしまうから。それくらい、女の本質は男にとって脅威であり、恐怖なのです。 女からすると「何が怖いの、変なのー」くらいなもんなんですけれども、本当に怖いらしいのです。

(中略)現代のほうが特殊なわけで、長い長い年月、そうやって女は最も弱い命の生存権を握っていたのです。男が無力だった子ども時代を思い出して(もしくは何らかのトラウマを反復強迫して)、女に対して立ちすくんでしまうのは、自然なこととすら思えます。
女(母)とは、男をやわらかく包み込む、ものすごく恐ろしい生き物なのです。

優しくしたら、冷たくされます。
タイトルとURLをコピーしました