【或るアホウの一生】天才・灰島紫紅は一体何を見、想い、そして生きたのか【四巻】

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みなさぁ~ん!或るアホウの一生4巻(最終巻)が発売になりましたよ!

或るアホウの一生4巻レビュー(ネタバレ有)

或るアホウの一生(4) (ビッグコミックス)

この表紙だけでもう……心がガッツリ持って行かれますね。白(虚無)の中に横たわる華麗な灰島紫紅。あああ~~(涙)

そう、この4巻はファンの間でも高評価の紫紅編。心にガンガン刺さりまくる話の羅列であります。1巻で2巻分に近いページ数(おまけマンガ全収録)でコスパも最強。エモいブロマンス展開もあるので腐女子のおねえさんたちも大満足だよ!

今回はこの4巻の感想をレビューしていきます!

第一七話 ひとつずつの小さな現在が続いていくだけである

曽志崎戦終了。
師匠である曽志崎とライバルであった紫紅の弟子、高以良瞬の対局を御船は見学していました。
ここの師弟関係はかなりギスギスしております。

【画像】或るアホウの一生 4巻 第一七話

えっ、打ち切り予告かな!!?
確かに悠長に構えてなんていられなかったよ~(涙)

この御船氏は、どっからどう見ても悪役顔になっております。パイプ椅子ぶんまわすヒール役レベルで顔が悪どいです。紫紅亡きあと、彼の身に何があったのか知りたい……。
このあと紫紅編で出てきますが、少年~青年時代の御船くんてばキラキラの光属性だったんだよ!変わりすぎ!すさみすぎ!小汚いオッサンになっちゃって……(涙)

対局を終えて帰宅後、瞬が父母を亡くして間もない頃のエピソードが入ります。このせいで、ものすごい虚無的な空気が流れて文学的な香りすらします。

しかしながら瞬自身は全然それに自覚的じゃないあたり、瞬も佐宗や紫紅に負けず劣らずの天才(バケモノ)かもしれません。2巻第七話「自分の殻に閉じこもりがち」でソースの話してゲラゲラ笑ってるあたりから片鱗ありますよね。

この話は無料サンプルで読めますので、勝敗などは伏せますね。ぜひ読んでみてください→或るアホウの一生(4) 試し読み(Renta!)

第一八話 正しい道

大人にとって、「扱いやすい子ども」と「扱いにくい子ども」、2種類の子どもがいます。
そして、このマンガで出てくる少年たちは将棋で抜きんでる頭脳があるわけですから、大体扱いにくいわけです。

主人公の高以良瞬も、そう。
三者面談の進路相談で、出席日数が足りないと言われてしまいます。
プロ棋士の仕事が忙しいからです。
そんな瞬は、大人たちに向かってこうたずねます。

大人たちは瞬の言葉に何も返せません。
「ふつう」から外れている子どもに道を示せるような大人は、残念ながら世の中で少数派なのです。たとえ、それが教師であっても。

画像 或るアホウのお知らせ twitter

メタい話で恐縮なんですが、17話を描きはじめた時点までは打ち切りが決まってなかったのかな、と思いました。打ち切りが決まったからこそ、紫紅編を描いたとポール先生はおっしゃっているからです。

打ち切りにならなかったら、この後は佐宗帝王大爆発で竜王とっちゃったりしたんでしょうね……。
そしてまた竜王戦の対戦者がトウテムポール先生のことだから人間的魅力にあふれた登場人物をもってきたりするわけですよね。だって、 小松原 (3巻 13話「不機嫌とカフェイン」)も林田 (15話「平凡ぱんち」)もそうだったでしょう。非人間的な佐宗(バケモノ)と対比させるに、人間臭い対戦相手は非常に良いスパイスになります。

あー。あー。佐宗の竜王戦、読みたかったなぁ……。

第一九話 灰島紫紅

19話から、いよいよ紫紅編開始です。
紫紅少年の闘病や、御船少年との出会いが描かれます。

圧倒的光属性。
実際後光まで射しちゃう始末。
紫紅にとって、御船くんはまさに「救世主」だったのです。

しかし、アレだよ。アレ。

御船。何があった。
つ、辛いんだったらオバチャンにちょっと話してみ?ん?
こんなに変わり果ててしまって……。そんなに南方戦線は過酷な状態だったんだね……

ガ島が餓島といわれただけあるよ……。※行ってません

病弱な少年は、将棋に、共に将棋を指してくれる友達に、生きる光を見出しました。(フラグ)

そう、(フラグ)なんですよねぇ。よしながふみの大奥でほっこり幸せエピソードがある(=その後は絶対××)くらいの、どでかいフラグなんですよねぇ。
俺、戦争から帰ったら、彼女と結婚するんだ……。

第二十話 ミフネくん

「成功すれば二十歳まで生きられるかもしれない」という大手術を乗り越え、家に帰ってきた紫紅。
お父さんとの心の通う微笑ましく温かいエピソードなども描かれます。

うん、ほっこりするね。うん……。

前話(19話)で立てたフラグが、またどでかくなっています。
そしてこの後の展開は、私の口からはとても……。ぜひ自分の目でご覧になってください。

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