あなたが選ばれる(選ばれない)理由

ビジネス:スピリチュアルブログ

今回久々にオタクヒーリング用のイラストを募集して、記事を書きました。
突発的な募集にも拘らず大変ありがたいことに、たくさんのご応募をいただきました。

そこで痛感したんです。
「他者の視点を意識して伝えることの大切さ」を。

作品は「伝えるための道具」


リンデンバウムのお客様には、クリエイターやアーティストもいらっしゃいます。
やはり、プロというのは「見せること」に慣れているので、心がけも行動も違うものだよなぁ~と感服するものです。第一線で活躍している人ほど、シビアな視点とシビアな世界に負けないメンタルを持っています。やっぱり強メンタルは正義だねっ!!

だけど、昨今「好きを大事に!」とかいうフワッとスローガンが必要以上に流行りやがりまして「好きだったら全部上手くいくんだよね♪」で完結してしまう人が続出しているきらいがあります。西洋占星学風にいうなら、木星を重視しすぎて土星を軽視している。


【画像】或るアホウの一生(2) 或るアホウの一生 2

「好きを大事に!」それで上手くいく人もいますよ。
世間ではそういう人のことを「天才」と呼びます。
ですが、大抵の人はそれじゃ上手くいきません。

わたしは「自分のために創作をすることは素晴らしい!創作は癒しだ!」ということをお伝えしてきました。「下手だっていいから、作ることが大事なんだよ!」と。

その考えは今でも変わりません。自分のために物を作って、心の深部に触れ、浄化していく行為は非常に価値あるものだと考えています。
しかし、「人に何かを伝えるための創作(仕事としての創作を含む)」となると、それでは不十分かもしれません。

今回、たくさんの絵師さんの中から選ばせていただいたときに、真っ先に飛び込んできたのが「人にちゃんと伝えよう」としている人のエネルギーでした。
自分の世界に閉じこもることなく、絵(作品)によってコミュニケーションをとろうとしているかどうか。これって、恐ろしいくらい伝わってくるんですよね。「こんなに差ができちゃうものなのか」と戦慄しました。

「好きを大事にする!わたしの好きを見て!!」というのは、趣味としては楽しいし、とても良い行為だと思います。魂の浄化にすらなるかもしれません。
ですが、今回わたしは「メッセージを伝えるための記事の一部として提示するイラスト」を求めました。というか、毎回基本はそうです。わたしは「好き♪」でブログを書いているのではなく、「伝えるために」書いています。

今回のような山姥切を題材にした記事を書くと、「Nozomiさんって山姥切推しなんだ!」とわたしが「好き」でブログを書いているかのように錯覚される方がいます。
しかしながら、わたしは仕事として「これはスピリチュアルな法則を伝えやすい良い題材だ」と思ったからこそ取り上げているのであって、「推しだから」取り上げることはないのです。

そもそもオイラの初期刀は山姥切国広ではありません。陸奥守吉行です。が、むっちゃんに関してつらつら書きません。それは個人的なことであって、汎用性のあることではないからです。「好き」がメインの理由で書くことはありません。「好きが大事」ではなく「伝わることが大事」。

そういう性質のものなので、やはり作品を作ってくださる方にも自分の「好き♪」ではなく、相手のニーズを汲もうとする姿勢があるのかどうかを求めました。刀剣「男士」のイラストを求めているのに、サンプル絵に萌え系美少女だと、やっぱり「縁が無いな。求めているイメージとは違う」って思っちゃいますよね。相手のニーズを汲もうとする姿勢が(あるのかもしれないけれども)わかりにくい。伝わりにくい。

自己で完結する(好きが大事!が見えている)のではなく、他者の視線を感じて応えることができるのかどうか。
もっと残酷な言い方をするならば「伝えるための道具」になってくれるのかどうか。
選考基準としてはものすごく大切で、基本中の基本。

だけど、そこですごく差が付いてしまうのです。

「この人」にお願いした理由

「ポートフォリオこそが命!!」
そんなことはプロのクリエイターにとっちゃ耳にタコができるくらい聞き飽きている言葉でしょう。
【参考】ポートフォリオとは何か – ポートフォリオの作り方 [JDN]

絵を発注する場合、一応言葉で「こういうのが欲しい」という条件を書きだします。ですが、「言葉にできない要素」というのは存外多いわけで、「ほしいものをカタチにしてくれる人かどうか」を見分けるにはやはりポートフォリオ(サンプル)こそが重要になってきます。

博報堂アイ・スタジオのクリエイティブディレクターの望月重太朗さんは、良いポートフォリオを「たちつてと」で説明しています。

短時間で
違いが伝わり
作りたい未来の見える
手に取りやすい
整っている
【参考】た行で考える、採用ポートフォリオの作り方(主にクリエイティブ職向け)

わたしが今回「カタチにしたい」と思ったのは、W山姥切が対になって陰陽を示す絵でした。
国広が太陽(動)であり長義が月(静)。
そしてお願いして出来上がってきたのがこの絵です。

ハァ~ふつくしい~~ありがとうございます~~~(五体投地)
もう「これが欲しい」がドンピシャでもらえて、わたしは震えましたね。用もなくチラチラ見てニヤニヤしてましたね。気持ち悪い感じで。

「このイラストで一番好きなところはどこか」ときかれたら、「山姥切国広の体幹」と答えます。
刀を抜こうとすると、左肩が下がり右肩が前に出ます。足も前後していますから骨盤にもねじれがあり、左腰は引きます。そして、刀を抜いていくと同時に体が開いていく。そこをしっかり表現しててくれてすごくうれしい~~!!陽は生命力がないと説得力がありませんから、肉体の躍動感がキモで、そしてそのベースは何といっても体幹なのです。
これがガチの居合とか殺陣とかになると、またフォームが変わってくるんですけれども、これはイラストですから型よりも見栄え優先でこの形です。だけど、腰低く落としてないけど国広の丹田にちゃんと気が納まってるでしょ~この腰が入ってるの最高だわ~。


↑こんな感じでお願いしたんですが、発注後に「あれ指定しとけばよかった。こんな感じのエフェクト入れてほしかったかも」って言い忘れてたことまで、バッチリ入ってたんだよ~~っ!しゅごいよ~っ!!もちろんリテイクなしです。

うろおぼえさんにお願いして大正解だったわけですが、選考段階で何が決め手になったのか。それは、ポートフォリオ内にあった一枚の絵の光の使い方です。それをみて「この光の使い方は良い!この人にお願いしよう!」と思ったのです。

お願いするのは、この1枚でOKでした。
ですが、azさんのポートフォリオを見て「あっ、この人にも描いてもらいたいな」と思ったのです。それで、イレギュラーでもう1記事書くことにしました。本来なら1枚(1絵師)しかお願いしない予定だったんです。

本来は必要がないのに「いやお願いしよう」と思わせた要因は何か。
それは「空気感」です。azさんの作品群の中に、リンデンバウムの旧サイトデザインと似たテイストのものがあったんです。


↑旧サイトデザインの一部


↑azさんにお願いした作品

ね、並べると似てる言語感あるでしょう。
「この人の描く世界観は、リンデンバウムのサイトに馴染む」と直感したわけです。
まさに↓これができている。ウチと合う(もしくは合わせてくれる)感。

【画像】デザイナー志望者は必見! 採用されるポートフォリオを作る「た行」の法則 – 「ジモコロ」

こういうコンペ的なものは、応募するのもなかなか勇気がいるものです。
ですが、照れが入って「適当に応募してみました~☆縁があったらいいなっ♪」的な軽い空気感が見えてしまうと、残念ですがまず足切されてしまいます。本気度が伝わってくるポートフォリオ(サンプル)は、やっぱり強いです!

これはウチのイラスト募集に限らず、プロとして活躍するクリエイター(平たくいうとリンデンバウムのお客様の一部に)に役立つ情報だよなあと思ったので、記事にしました。

「私はこれができます!」ではなく「あなたのニーズにはこう応えられます!」と、同じ内容でも相手目線にすると伝わり方がグッと変わってくるんです。
え?「そんな当たり前のこと今更言われてもね」?
いや、本当ですよね、その通りです。デキる人には釈迦に説法ですね。

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