
こちらの記事でこう書きました。
今回地震が起こって、わたしがビックリしたのが
みんなぞろぞろスーパーに行列を作って並んでいる
↑これでした。????
え、どうして???
家に物無いの????モノ余りの日本って言われてるのに???
昨日(9日)図書館で本を借りがてら、途中にあるスーパーやドラッグストア、コンビニを見てみました。
「思ったよりもあるじゃない」という印象でした。確かに食品は普段の品ぞろえの3割くらいだったりするけれども、これだけあれば、やりくりすれば十分行けるなと。
ただ、その「やりくり」という技術が無い人が多いのかなと。食品を加工する技術が。
自分の家の中の食料を見て、「何から食べればよくて、何なら保存できて、これを食べるときにはこれと組み合わせて調理すれば○○(料理の名前)ができる」という分析が難しいのかもしれないと。
「賞味期限」を書いてくれて、加工されてるものじゃないと食えない人が一定数いるのではないか。じゃないと、あんなにスーパーの食材が無くなってしまうことに説明がつかない。
………恐ろしい世の中だ。生きていくのに大切な技術なのに、「コンビニがあれば平気じゃん♪」と依存させられて必要な技術が身につかないわけですよ。
「もし今電気が使えなくなったら」
「もし今水道が使えなくなったら」
「もし今ガスが使えなくなったら」
あなたは、家の中の食料を、どのようにマネジメントしますか?
できうる限り無駄を出さず、できうる限り長い間食糧を持たせる。
これは、立派な戦略立案能力です。
保存食づくりは必須スキル
なーんて偉そうに言ってますけれども、私も今回の震災で食材管理について反省することが多々ありました。
電気が使えなくなる=冷蔵庫(冷凍庫)が使えなくなる
これだけのことなのに、食材を保存するための技術不足を感じたからです。
とりあえず私が今回やった対応は以下の通り。
・食い切れない野菜は全部干す【参考】干し野菜の作り方
・食べきれない酵素玄米も全部干す【参考】20年保存も可能!? 非常食には干し飯(ほしいい)!!
・冷凍庫に大量にあった麹(乾燥)には塩を混ぜる(もともと乾燥麹なので常温でも日持ちはするけれども、塩を混ぜておくとより長期保存が可能)
・夏場はなかなか漬物に適さない季節だが、なすは夏場常温で漬物にできるので、塩とみょうばんをまぶして漬ける
以上。
これでわたしは冷蔵庫(+炊飯器)の中の食材を一切無駄にしなかったぞーっ!!フハハハハハ!スーパーにだって並ばんわい!ミッションコンプリート、大勝利!!
↑の記事にも書いたけれど、酵素玄米を作る以外は鍋で炊飯してたので、炊飯器使わなくても(電気がなくても)米が炊ける技術も役に立ちました。
ちなみに干し野菜はカップラーメンや味噌汁やスープなどの「かやく」に使えるので、普段から余った野菜はとにかく干しておくと役に立ちますよ。インスタントが干し野菜トッピングでちょっと豪華に。
あと干飯(糒)は、「炊飯器のスイッチきり忘れてカピカピになったご飯」からも作れます。
カピカピご飯を作っちゃっても捨ててはいけません!もったいない!取り出して完全に乾燥させて非常食に取っておきましょ。そのままゴリゴリ食ってもいいし、水で戻して食べてもいいです。まあ手短にいうと戦国時代の武将ごっこやで。伊勢物語な在原業平ごっこでもええぞ。
小麦粉は水とガスがあるなら、うどんにできるし、すいとんもできるし、パンにも出来るし(保存性の高いドライイーストと水と塩があればパンは焼ける。オーブンがなくてもフライパンで焼ける)、水に溶けば洗剤代わりにも使えるし、できるだけ取っておこうと思い温存してました。米はもちろんだけど、小麦粉備蓄もあると良い!
だけどね、今回のことで保存技術の拙さを痛感したんです。
特に「瓶詰め」。
うちは冷蔵庫の他に、冬の保存用に冷凍庫もある。
去年までは8月頃からコンセント入れて、収穫した青菜を茹でたり、トマトをソースにして冷凍してた。
けど今年は常温での保存にチャレンジしたくて、トマトソースは瓶詰め、大根葉は灼熱車内で乾燥させたり。
過度に冷凍庫に頼ってなくてよかったかも。— ゆり (@Liliumoon) 2018年9月7日
乾き物と発酵食品!!
— hoshiboo(今はキムチ職人) (@Albert_kokinji) 2018年9月7日
やはり保存には冷凍よりも乾燥と発酵(漬物)と瓶詰めが圧倒的に強い。
そしてわたしは瓶詰めの技術が甘いので、これからどんどん磨いていきたいです。
【参考】保存瓶の殺菌方法と瓶詰の方法
エコは地球のためならず。自分のためなのだ!!
だけど、停電中にずっと感じていたのは、狼狽しているのは人間だけで、カラスもキツネもいつも通り遊び、草木は枯れたりしない。畑で農作業すりゃ停電なんか忘れちまうし、味噌も梅干も腐ったりしない。自然にあるものと昔からあるものはやっぱり強い。これからの暮らしにはやっぱりそれが大事なんだ。
— 松田ツトム (@_ma2da) 2018年9月9日
最後に、災害時はやはり現金だと思いました。
災害時に弱いキャッシュレス社会、現金が重要に。セイコーマートの事例より(久保田博幸) – Y!ニュース https://t.co/yreubnqIN1
— き★ゃ★す (@kyasuming) 2018年9月9日
日本ではなかなかキャッシュレス化が進まないとされるが、それは日本人が現金好きだからという面もあるかもしれないが、何かあったときに頼れるのが「現金」ということを、これまでの震災などの経験で学んでいたことも大きいのではなかろうか。
(中略)
キャッシュレス社会という現金を持たない生活も良いかもしれない。しかし、災害時のリスクを考えれば一定の現金を保有せざるを得ないこと、営業店舗にあっては電気がなくても営業は可能となるような仕組みを、特に地震などの災害の多い我が国においては必要なのではないかと思った。
電子マネーはいざとなった時に役に立たない。仮想通貨?論外だね!
タンス預金大事!!(日銀激おこ)
この7年
自分で本を探し、読み、調べ、考え、行動してない人
誰かが言ってたこと、どこかで聞いたことを
自分だと勘違いしている人が7年前と同じ話をしてると思う
— ゆき (@sugi_yuki1980) 2018年9月8日