あるお客様はセッションでこう言われたそうです。
「あなたは絶対失敗するよ。失敗するからね。いい?上手くいくだなんて思わないで、失敗するんだろうなって思っておきなさいよ。
じゃないと、失敗したときにあなたはメチャクチャ落ち込んじゃってあきらめちゃうから。
失敗しても『ああ、まあそうだよね』って思えれば、またチャレンジできるし、チャレンジしつづければ上手くいく可能性だって十分にあるの。
だからこそ、言うからね。あなたは絶対に失敗する!絶対に失敗を経験する!
私は失敗するんだって思っておきなさい。そう思っておけば、折れずにすむから」
ドナルド・トランプになれない人間の戦い方
日本人版でグレイヘア本が出ました。
魅力的な先輩女性たちが、白髪染めをやめてグレイヘアになっていく過程がかかれています♥
ですが、多くの人が自然なあるがままの姿(グレイヘア)になっていくときに、抵抗にあっているのです。それは家族だったり、友人だったり、美容師だったり。「染めるのが当たり前」という固定観念を押しつけてくるのです。
あの柳原白蓮も「白髪を嫌がった息子のために染めていた」という話があります。男はねー本当に嫌がるわよねー。髪切るのも白髪染めやめるのも、大体嫌がるわよねー。
あーまったく。男がハゲたって女が白髪になったっていいじゃないか!!歳をとるというのはそういうことだ!いつまでも若々しく劣化しない女性がいいんだったら君は今すぐオリエント工業にかけこむべきだ!!(まあそっちもそっちでメンテナンスが大変なんだけどな…)
だけど、そこで一回「失敗」しても、先輩方はめげないわけです。
色々気持ちが揺れることもあるけれども、等身大の自分を受け入れていく、そのために自分のグレイヘアスタイルを見つけ出していくのです。
「前回の写真を見て、息子が大絶賛してくれたの!『すごくいい写真だね』って!」
そう教えてくれた萩尾さんは、茶目っ気たっぷりな表情で笑う。「白髪にするのはまだ早いのでは?」と言っていた息子さんの反応が意外で、とてもうれしかったようだ。(P22)グレイヘアは、実年齢以上に老けてみられるリスクがある。でも、「たとえ若く見られたとしても、つまらないおばさんと思われるほうがイヤ」と萩尾さんはきっぱり。
「グレイヘアの私を70歳ぐらいだと思う人がいるかもしれない。でも『70にしてはなかなか』と思われれば、それでいいんじゃないかしら。大切なのは『なかなか』という部分であって、年齢じゃないんです」
若い女性から、「年はとっているけれど、なかなか素敵な人。私もあんな女性になりたい」と憧れられたら。たとえ、実際より年上に見られても、きっとうれしいはず。(P25)
みどり様ー!!グレイヘア、とっても素敵ですー!!わたしもみどり様のような女性になりたいですー!!!!(チョロイ)特にP18~19のまとめ髪が!!スタイリッシュでカッコ良くて素敵ー♥
家族だけではなくて、美容師さんもグレイヘアに対して不勉強な人が多い印象を受けます。大変残念なことです。
ですが、先輩方は「いいです。染めません」とちゃんとノーを言ったのです!ハッキリとノーの言える女って、素敵♥
日本でヘアサロンに行くと「美容師さんが白髪をまるで病気のように扱うんです」(P34)
これこれ!
ますます美容室行きたくないなっ!って思いますねっ!!ただでさえ、押しの強いマシンガントークなリア充オサレ美容師と絡むの辛いのに……勘弁してください(;´Д`)
【参考】美容院での会話がつらい…「だから行かなくなった」「向こうも仕事なんだろうけど」などいろいろ – Togetter
【参考】「美容院が苦痛」という女性たちの声 「会話が疲れる」「見るからに不健康そう、って言われた」 | キャリコネニュース
【参考】美容院を嫌いになる理由や心理20選!会話が嫌?
美容師じゃなくても、いかにも「オシャレー!」な人って一緒にいて嫌なんだよ…そういう人ってナチュラルさが無くて息苦しい。「私オシャレしちゃってますよぉぉ!手抜きしませんよぉぉぉ!」って気合に満ちたオーラ。つら。無理。
所詮は流行に乗る電通の犬じゃろ。電通嫌い。ファッション嫌い。
ですが!このグレイヘアの先輩にも「美容室行かない派」がいらっしゃるのです!!
髪は多くてかたいため、ヘアサロンに行くと時間がかかってしまう。このヘアスタイルなら行かなくても済むのだと笑う。
「『バッサリ切ってパーマをかけたら10歳は若く見えるわよ』と言ってくれる知り合いもいます。でも、若く見えるよりも、『上手に年をとっている』と思われる方がいいような気がして。それで、髪は染めないし、ヘアスタイルもこれなんです」(P82)
こうおっしゃる竹林和子さんのまとめ髪がまたフワッとしていて素敵なんですよ~。
美容室に行かなくてもこういう素敵なスタイルでいられるって示してくださる先輩がいるって、すごく心強いですね。ちなみに私もセルフカットです。理容ばさみ買って自分で切ってます。油さして鹿の皮で手入れしてます。美容室行くより100倍快適です。
諸先輩方は何らかの「抵抗」にあいつつも、グレイヘアを選択して自分らしく生きています。
ここで大切なのは、「ダメ出し」されたときに「ああ、じゃあやめよう」としおれてしまわなかったことです。かといって、「何言ってんのよ私が正しいのよッ!」とオニババになったわけでもありません。大抵の場合はふんわり受けて、聞き流したわけです。
これが本当に大切。
ドナルド・トランプみたいに一言で「自分の言うことを聞け!命令だーっ!」ってできないタイプの人間には、このしなやかな粘りが戦略としてものすごく大切なのです。
「うんうん、そうね、そうかもね、なるほどねー」と口でだけは言っておいて、全部無視。そして、自分のやりたいようにマイペースを貫く。相手を理詰めで納得させる必要なんかない。牛歩のごとく、一歩一歩いけばいい。
はじめから上手くいくと思っているのではなく、はじめは反対されたとしても、時間をかけてじわじわ攻めることで最終的には自分を通す。まさに「譲って通す」。
権力溢れるパワー型じゃない人間は、こうやって粘り強く少しずつ削っていくネゴシエート型でいったほうがいいのですよ。粘れば結構色んなものって、通るんですよ。10年くらい見て動けば、結構なものごとが思い通りになっていたりする。
だからこそ、ガイドが言ったように「上手くいくと思うな、失敗すると思っておきなさい。なら折れずに済むから」なんです。「上手くいかないだろうな、まあダメ元だ」と思っておくのは、心のワクチンなんです。そう思っておけば、失敗しても上手くいかなくても粘ることができる。粘ればわりと上手くいく。少なくともすぐ諦めるよりはよっぽど上手くいく。
失敗してもいいんですよ。むしろ失敗は当たり前なんですよ。
グレイヘアという選択で先輩方の生き方を見ていても、大抵周囲から理解が得られない時をくぐり抜けて、今のステキなヘアスタイルと生き方を手に入れているわけです。
だから、はじめっから「上手くいく」と期待しないのって、大事ですよ。
折れて諦めないために。
ファイティング・スピリット
について考えてた。
争う事が闘いじゃなく…
「屈しない」ことがファイティング・スピリットだと思う。
でも、それは争うよりもずっと覚悟がいるのだな。— ぴりか☆彡 (@upepoupopo) 2018年7月20日