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2018-07-21

幸せになりたいなら、ゆっくりしよう。

戦争と農業 (インターナショナル新書)

大量に作り、迅速に運び、即座に効く。
農業の世界も、軍事の世界も、政治の世界も、教育の世界も、現代世界は、こういった原則を元に仕組みが出来上がっていることをこれまでお話してきました。これらの原則のおかげで、世の中はたしかに一見、便利になりました。けれども、迅速・即効・決断の社会は、人間の自然に対する付き合い方も、人間の人間に対する付き合い方も、硬直化させてきました。それは、感性の鈍麻をもたらし、耕作・施肥行為をする農民や食品を生産する労働者は、機械や肥料工場の末端のデバイス(装置)となり、戦争での殺人もベルトコンベヤでの作業のような軽易なものになりつつあります。

こんな世界よりも魅力的な世の中として、どんな世の中がありえるのか。
それは、競争の変わりに、遅効性に満たされた世界であり、かつ効き目の長いものによって構成される仕組みといってよいでしょう。毎日の呼吸のリズムに合わせて、ゆっくりと、技術がお互いの交流の間合いを上手く調整しながら豊かにしていく仕組みです。こちらから迎えに行くのではなく、じっくりと「待つ」、生産するのではなく、じっくりと育てる、一方的ににプロパガンダするのではなく、じっくり聞いてから話す、詰め込むのではなく、育つのを見守る。
少なく作り、ゆっくり運び、長く効く。
いまのように、何かに急かされる世界ではなく、即効性の世界を上手く生かしつつも、基本的には遅効性によって満たされている世界。仕込んでおいたものが、いつか、どこかで、それがたとえその人が死んだあとでも花開く、驚きと興奮に満ちた世界。ここの人間の働き方や生き方までも強制的に画一化させる仕組みを、ゆったりとした、それでいて強靭な仕組みに徐々に変えていけないでしょうか。

戦争と農業 P178~179

わたしもこの考え方に、同意します。
即効性があるものは、ニーズをすぐ満たしてはくれるけれども、そのあとには「何かを吸い取られたような空しさ」が生まれるのです。
遅効性のあるものは、ニーズをなかなか満たせないけれども、満たされたそのときには長く充実感が続く。そして、たしかに「何かが自分の中に積み重なった」という手ごたえをくれます。

インスタントな即席人間関係の空しさ

わたしが「恋愛工学(ナンパテク)」に批判的なのも、テクニックは即効性だからです。あんなものを使いこなせたら、そりゃやらせてくれる女は出てくる。だって、「常に主導権を握る!」ってそんな身勝手な振る舞いをしている男に絡め取られてくれる気の弱い(チョロイ)女を選別するためのテクニックなのだもの。ディス!ディス!ディス!

100人声かけて1人引っかかれば「即!即!」って騒ぐわけですよ。
100人中100番目の「誰にでもついていく気の弱い女」を食い物にしているだけなわけです。魅力的でいい女、本当に魂で響きあうような女はテクニックでは落ちません。


【YOU】 だけどさ、そっから先に行けてないわけでしょう? 人として愛されたくなったりしないの?
【タカノリ(ナンパ師)】 えとね、あのぉー…………。
【YOU】 泣かないでね?急に。
【タカノリ】 アハハ、でも泣きそうになるかもしんない、ちょっと
【山里】 今なんかあのー、YOUさんがハートをえぐった感じが
【ナンパ師】 ちょっとえぐった感じ

*
1年2カ月後

【山里】どうなんですか、相変わらずナンパの方はされてるんですか?
【タカノリ】もうやってません。引退しました。
(中略)
【タカノリ】あのね、実は最近…入籍しました。
【山里】えっ!?
【YOU】えっ!?
【タカノリ】知人から紹介された女性なんですよ。
【YOU】おお。
【山里】おぉ。
【タカノリ】だから出会いはナンパじゃないんですよね。
【YOU】じゃあ今まで何だった。今まで何だったんだ…(泣)
(中略)
【タカノリ】やっぱりね、次のデートが確約されるっていうのが、すごく嬉しかったんですよ。ナンパだとね、次に出会える保証がないんですよ。

恋愛工学本のレビューにはこうあります。


自分もこの本と同じような境遇で、同じように師匠に色々教えてもらった経験があったので、凄く親近感の湧く作品でした。本編で紹介されている恋愛工学と呼んでいるスキルはほんの序の口であり、もっと細かい要素がたくさんあるため、この本通りやれば上手くいくとは考え難いと思います。しかし、主人公のマインドの変化や、恋愛とは何だろうと考える心理描写は共感出来る所が多かったです。しかし、だからこそ主人公には性的な欲求を満たすのみの恋愛だけでなく、一人の人をずっと愛する事にチャレンジする内容がもっと欲しかったと思ってます。まさに、自分がその点で悩み、抜け出せていないとういう事もありこのマンガから学べたらなと個人的に思いました。

ぼくは愛を証明しようと思う。レビューより

米プリンストン大学の研究チームが金と幸せの関連について調査した。その結果、収入が増えるにつれて幸福感も増えるのは年収にして800万円程度まで。それ以上に年収が上がっても、幸福感は変わらなかったという。それと同じことが女の数にも言えるのではないか。寝る相手が増えたところで幸せになれるとは思えない。俺は無節操と自由を取り違えていたのか。

ザ・ゲーム ──4イヤーズ Door3 新しい恋愛スタイル ステージ6 オープンな関係

トイアンナさんも、女をナンパで落とせる魅力的なモテ男が女との関係で満たされない苦悩についてこう書いています。

モテる、だから結婚できない…

先ほど証言してくれた男性はアラフォーとは思えないほど若々しい。

下手な20代より肌ツヤが綺麗で、選び抜かれたスーツでかっちりと決めている。趣味も多く、友人に囲まれている。家事もこなす。むしろ料理は得意なほうで、休日はホームパーティで得意のイタリアンを振る舞う。レストランや高級ブティックでのマナーも完璧で、話も面白い。これらはどれも遊び人として必要なスキルだからだ。そしてもちろん彼はモテる。

だが、モテるからこそ、そしてこれまで遊んできたからこそ女性を選んでしまう。当たり前だ、それだけのスキルを彼は持っている。だが一般的に、婚活において女性は30歳、男性は35歳から年齢による足切りが始まる。

結婚ではたとえどんなスキルを持っていても年齢で足切りされるのだ。25歳の女性は結婚相手に40代男性をまず選ばない。

たとえその男性がどんなに素敵であっても、それは同じだ。「人からは若く見られます」という女性を見苦しいと思ったことはないだろうか。

それは女性からも同じである。若々しい体を維持していることはポジティブだが、だからといって「20代と付き合えると思っている」40代はそれだけで敬遠の対象となりうる。

しかし、普通の男性と比べて遊び人はその現実と向き合いにくい。なぜなら一晩の関係では20代の女性を落とせているからだ。
ナンパでは若い子がいくらでも手に入るのに、なぜか婚活はうまくいかない。だがナンパでうまくいっているのだから、若い子といつか結婚できるはずだ」というのが、遊び人のまま35歳を超えた男性のロジックである。

35歳男性を襲う「結婚クライシス」好きなだけ遊んだ彼らの悲劇

AV監督の二村ヒトシさんも女にモテるようになってからが苦しみのはじまりだったことをすべてはモテるためであるなどの書籍に書いています。(それに共感する意見もレビューにあります)


【画像】世界で一番、俺が〇〇(5)世界で一番、俺が〇〇

男女逆転したって、話は同じ。
「モテ」「好かれ」なんてファッション雑誌(まさに即効性!)を真似しているような女に魅力はない。

「HAPPYウェディングでゼクシィなお嫁さんになりたぁ~い♪ 専業主婦でVERY妻になるのぉ~~」
なんていっているような女に、本当に賢く魅力のある男は見向きもしません。前述のようなナンパテクを駆使するチャラ男ならセックス目的で相手にしてくれるかもしれませんが。

そもそも「婚活」だの「恋活」だのが、即効性を求める典型です。「めんどくさいことはいや」「条件だけすりあわせたい」。そんなこといってるから年収や年齢で足切されて条件の合う相手は「婚活市場ってダメな男(女)ばっか!」に見えるわけで。アプリで出会っては切り捨て切り捨てられる、人間不信地獄~。

なんで魂で引き合おうとしないのん?
「うわあ!こんなふうに出会っちゃうんだ!マジかよ!」
って人生の魔法を体験したくはないのんか?オバチャンにはようわからんよ。

全く出会いなんか求めていないところで偶然が重なって出会っちゃって「本当に運命なんだ」って思いたくないのん?
そういう恋愛じゃなきゃ、しても意味がないと思うんじゃけど。いっとくが、毎日職場と家の往復でも、出会うときは出会うんだからな。必要があれば縁は引き寄せられてくるのですよ。

人生の魔法と奇跡を味わおう

婚活とは実に過酷なるサバゲーである


この記事を書くための婚活パーティ取材に付き合ってもらった友達は、そこで出会った人と付き合いだしました。そして今でちょうど3年続いていますが相変わらず仲良しです。

その友達は芸術関係の仕事をしていたので、インスピレーションをわかせるために「男作れよ、合コンしろよ」とわたしはお節介に言っていました。でも、彼女は全然男を作る気がありませんでした。「わたしじゃ年齢制限引っかかっちゃうの!だから同級生設定で付き合って!お願い!」と無理やりパーティに連れ出したのです。

その婚活パーティではわたしは目の前の男と話すことはほとんど放棄し、周囲の状況を観察することに意識がいっていました。「あー、あそこ、あそこは多分生保の営業だな。LINE交換の手際エグイわー慣れすぎ」なんて周りの出席者を見てはアナリティックに頭をクルクル回転させていたのです。だって、私が知りたかったのは「なんで婚活する女子はあんなにゲッソリ病むのか」って原因だったからね。

だから、わたしたちのテーブルに座った男性の相手は、ほとんど友達がしてくれました。わたしはすっかり頭が分析に行っちゃってるので、本当に「心ここにあらず」で対応が雑だった。
友達と縁があった男性には、こんな雑対応までしてました。
「ゲームやるんですか?」
「え?あっ、私? ハイ」
「どんなゲームをやるんですか?」
「最近は艦隊これくしょんですね」
「えっ?え…、あ、じょ、女性でも艦これって、やるんですか?」
「あっ、ハイ!やりますよ!」
「え、えっと、女性目線でどんなところが面白いんですか?」
「そうですねー!最近キャラが水着になったんですけど、天龍って女の子がいてもうその腹がね!たまんないんですよ!もうたぷたぷなんですよ!あああ私もう天龍ちゃんのおなか見てるだけで幸せになれますね!!」
「あっ、あー……あ、そう、ですかー……」


アアーッ!!天龍ちゃんのおなか!!たぷたぷ!!!たまらん!!ンアアアアーッ!!!

…………。
改めて考えると本当にひどい……すんません……OTZ
こんな変人な友達がいる女と付き合う彼は、本当に器がデカイですなあ~。

でね、何が言いたいかというと、「全く出会いを求めていなくても、必要なときにはクルクルって巻き取られて流れで縁はやって来るんだよ」って話です。その彼も友達に連れてこられてしょうがなく参加したクチだったし。出会いなんか求めてなかったわけですよ。だけど彼女に出会って「この人だ!」って思ったわけですよ。

だから、彼女が「子供を作るつもりはない」といっても、驚きはしたけれど理解も示してくれるのですよ。子作り機械として女を求めているわけじゃない。彼女という人間こそを求めていて、その彼女が子供が欲しくないというならば、それはそれでOKなのです。大切なのは彼女という人間なんだから。子はかすがい?子がいなきゃつながれない関係のほうがニセモノでしょ?

そして、時間をかけて付き合う。
そうやって、関係は積み重なってゆくものです。
遅効性のものこそ、魂を満たしてくれるのです。

これが即効性の「婚活(結婚相談所)」だったら、そもそも二人はマッチングされなかったですよ?
だって彼女はもう婚活では足切される年齢(アラフォー)ですし、彼は旧帝大院卒な20代だったんですからね。「婚活メソッド」を使うとありえないカップルなんです。「条件」が、合わな~い。

別に彼は熟女好きなわけじゃないんです。彼女だからよかったんです。
おっさんずラブで春田も男だからじゃなくて牧だからこそ好きだったように。
それって、多くの人が求めてる愛の形じゃないのかしらん?

即効性のあるテクニックがもたらすものは、空しさなのです。
恋愛に限らず、ゆっくりじっくり積み重ねていかないで「もう飽きた!」「めんどくさい!」「何事も時短!無駄は悪!」と切り捨てている人は、歳を取ってから呆然とすることになります。自分が何も無い空っぽな人間であることに。

ゆっくりゆっくり、積み重ねましょうよ。
そんなことしても無駄だ?時間がない?
少しでもやればいいじゃないの。今の人生で花開かなくったって、存在(魂)としての積み重ねにはなるんだから。たとえ不治の病に冒されていたとしたって、積み重ねればいいのよ。ちゃんと魂には刻まれるんだから。

リンデンバウムの一番人気!スピリチュアルカウンセリング
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