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2018-03-23

金は使わないに限る


あなたは何のために仕事をしますか。
何のために、お金を使いますか。

栗原康君という僕の大学時代の後輩がいて、(中略)その彼が、「はたらかないで、たらふく食べたい」(タバブックス)というけしからん題名の本を書いているんですよ(笑)。彼が本の中で書いているエピソードが大変印象的です。博士課程の院生時代に結婚まで考えた交際相手の女性がいたそうなんです。高校の教員をしていた人で、向こうにもその気はあったらしいのだけれども、やはり「この人はいったい、いつになったらちゃんと働くのだろうか」という、不安と不満を持っていた。
 二人は家が近くて、ある時一緒に近所のショッピングモールに行った。でも栗原くんはおカネがないので、何も買わない。彼女が、「あなた、何か買わないの?」と訊くと、栗原くんは「カネがないから」という。「どうしておカネがないの?」「働いてないから」「どうして働かないの?」「働きたくないから」という、このやりとりの煮詰まった感がすごいんですが、そこで彼女が問い詰めるわけです。「なぜあなたは働きたいとは思わないの? 働かなければ、ここで買い物だってできないでしょう」と。そうしたら栗原くんは、「なんでそんなに買い物をしなければいけないの?」と聞き返した。すると彼女が、そこでぶち切れたというんです。「何のために私みたいなサラリーマンが毎日、嫌な仕事をしているのか、わかっているの? それはこうやってショッピングセンターに来て、買い物をしてそれで憂さを晴らすためなのよ」と叫んだ、と。

アメリカのアニメ(シンプソンズとかサウスパークとか)に出てきそうなエピソードですね。地獄みが実にすごい。

このあと、白井さんは以下のように続けます。
「彼女は自分がやっている仕事に本質的には何も意義を見出していないし、生きがいを実感することもできていない。でも、なんとかそれを耐えられるものにしているのは、ここでこうやっておカネを使うということができるからだ。『おカネを使うことによって憂さを晴らす、それだけが生きている実感を持てる瞬間だ』と言っているわけです」

ソシャゲの廃課金勢もそうですね。
「札束で引っぱたいて俺つえー!やるのだけが人生の楽しみ」
とか、本当に素でサラッと言いますもんね。すごいホラーだ。

仕事する→ストレスたまる→稼いだ金でストレス解消→仕事でストレスたまる
どんだけ負の永久機関なんでしょうかね。光が見えない。

だけどある意味これは、現代の腐りきった資本というものの性質の一端を如実に表しているとも言えます。そもそもがそういうエネルギーのものなのだから、腐った方向に流れるのは当然であると。

私は最近とみに、「できうる限りお金から離れねばならないなあ」と痛感しています。
もちろん完全にお金を使わない生活をするのは現代社会の中でなかなか難しくはありますが、「できるだけお金と関わらない生活」と目指していくことはできるだろうと。

なぜなら、「金融」という腐ったフィルタを通して流れてくる「お金」というものと関わっていたら、ロクなことにならないからです。自動搾取システムやんそれ、っていうね。

できるだけお金を使わない。
稼ぐにしても必要最低限だけ稼ぐ。
お金を使う機会をできうる限り減らす。代替手段を考える。

お金で解決していたことを、お金を使わないで解決するようにする。
例えば、飲み終わった2リットルペットボトルを縦半分に切ってプランターにして、そこでミニ栽培を始めてみる。凪のお暇みたいに買ってきた豆苗を切り取った後も水につけておいて何度か生やして食べる。


【画像】凪のお暇(1)凪のお暇 1

やろうと思えば、身近なところからお金を使う機会を減らしていくことはできます。
当たり前だけど、使わなければそれだけお金に支配されないのです。
依存を減らせば、その分自立できるのです。

月3万円ビジネスのやり方なども、大変参考になります。
【参考】会社に壊されない生き方(10) ── 月3万円ビジネスで生きていく | THE PAGE

月3万円ビジネス
月3万円ビジネス

posted with amazlet at 18.03.23
藤村靖之
晶文社

お金そのものが悪なわけではありません。
本来のお金は、ただの交換手段に過ぎません。
今の資本となっているお金が毒だと言っているのです。

 以前、中国の清の時代の貨幣制度についての論文を読んだことがあります。おもしろいのは、貨幣によって買える商品が決まっていたことです。食器だったら食器しか買えない通貨、食料と水だったら食糧と水しか買えない通貨があったそうなのです。
 だから買い物に行くとややこしいんです。いろいろなものを買おうと思ったら、いろいろな種類の通貨を持っていくか、あるいは両替商でエクスチェンジしなければならない。市場にはそこら中に両替商がいて、そこで手持ちの通貨を買いたい商品用の通貨に替えてもらって、それで買う。現代人の目から見ると気が遠くなるような煩瑣なシステムに見えますが、それだけリスクは分散されていて、何か一つの通貨が暴落しても、あまり大きな問題にはならない。
(中略)
 ギリシャ危機などを通して欧州通貨統合の矛盾が表面化するのを見るにつけ、利便性が高いということには、必ずと言っていいほどリスクが含まれるのだと考えるべきなんでしょうね。

ほんこれ。
便利すぎると、大切なものを奪われる。
この警戒心は、今の世を生きるに必須です。

私が携帯電話(もちろんスマホ含む)を持たないのは、あえて便利さを捨てることで「自分の感覚」を奪われないようにしてるのです。

私は散歩をすることで気づくことが多いです。散歩は私にとって瞑想ですらあります。
別に名所を歩いているわけでも、すごいパワースポットを巡っているわけでもありません。クッソつまんねえ交差点とか見慣れた街並みの中をプラプラしているだけです。

だけど、すごく気づく。インスピレーションがポイポイ降りてくる。
それは、「身一つ」の世界にいるからです。外界から積極的に情報がやってこない。刺激もない。だからこそ、ものすごく気づけるのです。つながるのです。

これが携帯電話を持ったら台無しです。
常に「何か通知が来ていないか」と気にするだろうし、最悪の場合は散歩中だってずーっとスマホの画面を眺めて終わるでしょう。そんな時間を過ごして何の気付きがあるって? ねえよ。

リンデンバウムのセッションにLINEを導入しないのも、そういった理由です。
LINEでやると軽すぎるんです。簡単に気軽にセッションを受けられてしまう。セッションのハードルが低くなってしまう。

私はセッションを軽く扱われたくないです。真剣にやっているからです。
だからこそ、ある程度の敷居の高さ、いわば「受けにくさ」というのは大変重要だと思っています。

アクセスしにくいからこそ価値があるのです。多少のことならセッション受けないで自分でどうにかしようとも思うでしょう。それが大事。何でもセッション受ければいいやっていうのは一番良くない。私自身も余計な金をじゃぶじゃぶ貯めこんで腐る羽目にならずに済む。

金じゃぶってるとマジろくでもねぇヤツが寄ってくるからな。
美容キラキラ女もヒモ志望イケメンもNo thank youでぇーす!

美容に入れ込むと↑こういうヤツに食われるゾ。美容クラスタは去ね!

化粧品なんて、自作すれば添加物なしでメッチャ安くできるっつーの。
【参考】もう買わなくていい!! 手作り化粧水を作ろう – NAVER まとめ
【参考】100円以下で作れる!最高級の手作り化粧品で始めるスキンケア | Fincle
湯シャンにすればシャンプーもコンディショナーも買わなくて済む。
【参考】シャンプーを使わない湯シャンを実践して4年、頭皮にどんな効果があった?

お金との縁はできるだけ薄く。
変な人との縁はできるだけ遠ざけたいでしょ。今の時代のお金も、同じようなもんです。
金は使わないに限る。うん。

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お金の正体って、知ってる?
お金はただの紙です。
多少上質で特殊な印刷を施された、紙です。
なのに、私たちは道に1万円札が落ちていたら拾います。チラシが落ちていても拾わないのに。同じ紙切れなのに、どこが違うのでしょう?

リンデンバウムの一番人気!スピリチュアルカウンセリング
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