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2018-03-13

弱い男ほど男尊女卑になる

私は筋肉が好きです。
男体の美は筋肉にこそあると思っています。
私がゲイカルチャーを好むのは、ゲイには筋肉を愛でる文化があるからです。

Tarzan(ターザン) 2017年 5月11日号[腹Super割]

幼女の頃から筋肉好きでした。
父の腹をさわって「お父さんのおなかには卵がはいってる~!こ~ろころ♪こ~ろころ♪ 卵さんは何個あるのかな~?わぁ~!六個もある~!こ~ろころ♪こ~ろころ♪」とシックスパックを愛でるような幼女でした。割れてる腹筋、大好き!!

祖父を限りなくカッコイイと思ったのも、玄関先にあった鉄棒で「フン!フン!」と懸垂を繰り返す様子を見てでした。懸垂はこれ↓

高齢になってもなお筋肉ムキムキで軽々と懸垂し続ける祖父!「わあ、おじいちゃんてばなんて素敵なんだろう!!」と、心ときめいたものです。

ちなみに祖父はラッパも吹いたり書道もやったりテクノロジー大好きだったりもしたんですけど、そのあたりには全く反応しませんでした。別にカッコイイとも何とも思わなかった。ときめきもしない。

結論:文化系要素に用はない。体育会系こそが大正義。

私は筋肉が好きなのです。
でも、日本人女性はあんまり筋肉が好きではありません。
外国人女性と話すと、筋肉好きが多いので盛り上がれるのですが、日本人女性に「筋肉いいよねっ!!」といっても「え、ええ~;」と引かれて終わります。


例えば、ヘタリアでいうとドイツやスウェーデン、デンマークのようなムキムキキャラはヨーロッパ女性にはおおむね「素敵!」という反応です。だけど、日本人にはあんまり人気がない。イギリスみたいなヒョロヒョロ造形だと海外の女性はあんまり食いつかない。でも日本では大人気。

刀剣乱舞でいうなら私が大好きな蜻蛉切や長曽祢虎徹みたいなキャラはやっぱり日本では人気がないです。初期刀は陸奥守吉行なのですが、むっちゃんはあんま人気ないです。私が見てきたところゲイの初期刀・陸奥守吉行率100%なんで、やっぱりゲイとは趣味が合うよなあと思います。

日本人女性はジャニーズみたいなヒョロヒョロしたモヤシ男が好き。極端になると、化粧をしてカラコン入れてるような男を好んだりします。
ヴィジュアル系だなんて文化が育つのも、日本ならではでしょう。
私は中学生の頃からバンギャルが周りにいたのですが、本当に理解できませんでした。化粧して髪を伸ばして音楽やる男が好きだなんて意味がわからない、と。

でも、私のそんな疑問を氷解させてくれる答えに出会いました。ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論 平成29年です。

ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論 平成29年: 増補改訂版
小林 よしのり
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明治天皇って、オラオラで男性的で軍服のイメージ強いですよね。
こんなの↓
明治天皇―幕末明治激動の群像 (別冊歴史読本 (10))

だけど、それは維新以降のことで江戸時代は伝統装束着て化粧して女官に囲まれて非常に女性的に暮らしていたそうなんですよ。明治天皇だけじゃなくて長い間武士の時代、天皇はそんなもんだったらしいのですよ。

そもそも伝統的に日本の男はナヨっている!
しかもそんなナヨってる男のほうが日本女性は好き。化粧してる男も好き。

だってそうでしょう。昔の超絶モテ男といったら、なんといっても歌舞伎役者!歌舞伎役者は化粧をする。しかも女形は女よりもたおやかで女らしい。そんな歌舞伎役者に熱を上げていたのが多くの日本女性なわけです。

精神分析学者の岸田秀さんは、戦後女が強くなったという考え方を否定しています。何を言っとるんじゃ女なんか昔から強かったわい、男は弱かったわい、と。日露戦争でも腰が引けて情けない日本兵が多かったもんだ、と。

民俗学の本を読んでいても、「強い男」なんてものにはめったにお目にかからない。庶民の男もやっぱりどっか情けなくてナヨナヨしている。
庶民だけではなく貴族もそう。源氏物語でも男は簡単に泣いていつまでも過去を悔やんでウジウジしていたりする。

そりゃぁビジュアル系好きだよな!
ナヨってるジャニーズがいいよな!
DNAが求めるわけだ!

自分が大好きな筋肉男が日本でウケない理由には納得がいきました。
だけど、納得したところでまた新たな疑問がわいてきたのです。
「男はナヨってて弱い。女はそんなヒョロナヨ男が好き。じゃあ、日本はなぜ男尊女卑な国なのだ?」と。

女を卑下し、支配したがる男たち

日本は男女差別の国です。

世界経済フォーラム(WEF)は11月2日、各国のジェンダー不平等状況を分析した「世界ジェンダー・ギャップ報告書(Global Gender Gap Report) 2017」を発表し、毎年発表している2017年版「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」を公表した。対象は世界144カ国。格差が少ない1位から5位までは、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、ルワンダ、スウェーデン。日本は114位で昨年111位から3つ下がった。その他では、ドイツ12位、英国15位、米国49位、中国100位でいずれも日本より上。韓国は118位だった。この指数では、ジェンダー間の経済的参加度および機会、教育達成度、健康と生存、政治的エンパワーメントという4種類の指標を基に格差を算定し、ランキング付けされている。

身近で切実なところでいうなら、男女の賃金格差は実にひどい。
【参考】女性の賃金、16年は男性の73% 格差解消なお遠く :日本経済新聞
「日本の男は家事をやらない!」なんて不満もよく聞かれますね。
【参考】日本は世界一「夫が家事をしない」国 | ニューズウィーク日本版

なんでそんなに女を支配したがるのだ?
なぜ女を下に置かないと安心できぬのだ?
それは、「女が怖い」からではないのか?

「母性(子宮)に取り込まれる恐怖」というのは、大変に根深いものがあります。

精神分析のラカンは、鏡に映る自分を自分とは認識できない幼児は、母親の容認の目線によって、肉体と自分を同一化させると言う。つまり繋ぐための仲介者がいるということだ。
その人がイエスというからそうした。母親のような、女神のような、何かしらの存在がいなければ、この肉体の甲冑の中に自分を押し込めるというのは、到底怖くてできないことだと思われる。なぜなら、それは絶望の世界へ幽閉されることを意味する。
(中略)
幼児は肉体に入れない。母親は入りなさいと言う。安心して幼児は、絶望の支配する世界に幽閉される。

実は、私は男の人が女性恐怖になる気持ちがめちゃくちゃわかります。
私にとって父親はもはや恐怖ではない。なぜなら彼にはもう社会的権威も腕力もないから。タイマン張るなら一方的にボコれる自信がある。

だけど、母親は怖い。
くるみこむこと(「あなたが心配なのよ」「あなたの幸せを思って」)で、老いてもなお支配者であることが可能。

母性って、怖い。
包み込んで世話を焼かれるのが、何より怖い。
尽してくる女に包み込まれる恐怖を感じてモラハラしちゃう男の気持ちすら、共感してしまう。

関心を持たれるのがすごく怖い。
包みこまれて美しく支配されるから。
世話焼きが息苦しくて窒息してしまう。


猫と一緒にいても、鎖につないで檻に入れようとは思わないですよね。別に怖くないから。
だけど、虎と一緒にいたら鎖につないで檻に入れますよね。だって、自由にさせておくといつ自分が食われるかわからないから。怖いから。

安倍晋三 沈黙の仮面: その血脈と生い立ちの秘密

私ね、安倍首相のことが大嫌いです。人として軽蔑します。
だけど、彼があんだけ男尊女卑なタカ派を気取っちゃう理由もわかるのです。

だって、考えてみ? あの嫁とあの母だぜ?
もうどっから考えても勝ち目ないでしょ。自分が何言ったって無駄でしょ。こんだけ男の無力さを思い知らされる布陣もないぜ。強すぎる。

そりゃ「女は黙って男に支配されてろーっ!!」ってやりたくもなりますわなあ。
しかも母・洋子の「アタクシは岸信介の娘でございます(キリッ」的態度で父・晋太郎の顔つぶしまくりなのを幼少期から見てきたわけですよ。そりゃ女怖いわ。

安倍三代

安倍三代読んでたら晋太郎さんの「岸の娘のムコ」扱いがかわいそうでかわいそうでならなくなりますよ。安倍家に、父・寛に誇りを持っていればいるほど、無残に踏みにじられ傷つけられるわけです。
社会の流れを読みとろうにもちらと書きましたけど、ホント、あの洋子さんって人はたいがいやで。おっかねぇ~!

しかも嫁さんあんなんだぞ。アッキー、空気読まないにもほどがある。
あれは同情する。あんな女が妻だなんて、ちょっとかわいそう。
ハイパー男尊女卑になってプライド保たないと、やってられませんわなあ。お腹も痛くなっちゃうヨォー。


【画像】世界で一番、俺が〇〇(1)世界で一番、俺が〇〇 1巻

言い換えると、弱い男ほど女を支配しようとする。
女への恐怖に足がすくんでしまっている男ほど、女に威圧的になる。
日本が男尊女卑の国であり続けるのは、男が弱いからではないかと思います。精神的に弱い男が、強烈に女を恐怖しているからではないかと思います。

そして、そんな恐怖を植え付けるのが「母の美しき(包みこむ)愛」なのです。
「私は、あなたのためを思って言ってるの!」

自暴自棄になったときに、自分より弱い存在を支配したり、抑えつけたりすることで自分を取り戻す――悲しいことですが、この社会にはそういう者たちが確実にいます。それを行動化したのがたとえばDV加害であり、痴漢行為なのです。(P78)

痴漢も、女性が嫌がることをして、追いつめ、傷つけ、征服し、その結果として優越感を得る行為です。会社や家庭で不当に扱われていると感じている者にとって、それは計り知れない刺激となります。非日常的な興奮に、気分は大いに高揚するでしょう。何かをやり遂げたという達成感を覚える者もいます。(P79)

男性は女性より上の立つ存在である。ふだんは意識していなくても、自分が弱っているときにその考えに強く傾いてしまう男性がいます。心のうちにストレスや劣等感、孤独感を抱え、揺らいでしまった自身の優位性を確認するかのように、弱い者にその矛先を向けます。(P81)

なぜ男性は妻に暴力をふるうのか。その根っこには、恐怖があります。自分の立場が脅かされることに対して恐怖し、だから自分の男性性を誇示するために妻を殴る……。これは男性にとっては「防衛」なのです。自分はたいした人間ではない、と認めることが自尊心の崩壊につながると思っているので、それを守るために暴力で女性を支配し、優越感を得ます。
DV加害者の男性は、一見普通に見えますが、更生プログラムで接しているとひどく臆病だとわかります。ほかの受講者に対しておどおどしたり、目を見てコミュニケーションできなかったり、根底には人に対する不信感や恐怖心があります。まして自分より下だと思っていた女性がちょっとでも自分の意に沿わないことをすると、いえ、場合によっては何もしていないにもかかわらず、勝手に自分の存在や男性性がおびやかされていると感じて、手を上げてしまう。そうやって自身の心理的安定を計ろうとするのです。(P275~6)

あなたが今までパートナーから得ようとしたもの――自由や理解や主導権や受容は、 お母さんから得られなかったものばかりだわ。それをパートナーに求めるから、いつも残念な結果に終わってしまう。

だって、大人になった今、それを与えてくれるのは自分しかいないんだもの。分かる?

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