「私、ガイドとチャネリングしてるんだけどイマイチわかんないです」
という方がいます。
それは、つながれていない(チャネリングの腕が悪い)というより、「コミュニケーションが取れていない」といったほうが正確なケースが多いようです。いわば、スピ的にコミュ障。
肉体に閉じ込められている感覚は、よくわかんない。
高次の存在とのコミュニケーションの取り方がわかっていないというか、「人間相手のようにテレパスすれば相手もわかってくれる」と思っている人が、この罠にはまってしまいます。
彼らの感覚と、肉体という牢獄につながれている我々人類の感覚は全然違うのです。
シャバで自由に生きてる人間と、壁の中で鎖につながれて生きている囚人の人生観が違っても、驚きはないですよね。それと同じくらい、ものの見方が根本的に違うのです。
「私のこと好き?愛してる!?」
「もちろんだよ~」
ここまではあるあるです。
自分とガイドが愛し合ってるように見えますね。
だけど、双方の言う「愛」は実は別物なのです。
「私ってどこが特別!?」
「えっ?と、特別??」
「私以外の人間なんか愛せないでしょ!?」
「えっ、うっ、あ、愛せない??いや、全ては愛なんだけど……」
「私だからこそあなたはガイドになっているのよね!?」
「えっ、まあ、縁があるってことはそうだけど……」
「他の人間のガイドなんてやりたくないでしょ!?私だからこそサポートしたいのよね!?」
「??ごめん。言ってる意味が、よく分からない……だって、全ては愛で、何が特別で他より優れていて選ばれてこそとか、よくわからない。だって、君は僕だし、僕は君だし、他の人も自分なんだから」
ね。
見事にかみ合ってないでしょう。
高次の存在は、愛なんですよ。まばゆい愛の存在なんですよ。光なんですよ。
ちっちぇー執着とかエゴとか、無いんですよ。
「自分だけを見て!私だけを愛して!私だけが必要だって言って!!」なんて欲求、よくわかんないんですよ。だって、全ては愛なんだから、愛されようとしなくてもすでに愛に満ちているし、自分だけを切り離して愛されようとするっていうのが本当によくわからない。
高次の感覚からすると「私から半径3メートル以内だけ雨を降らせて!」って言ってるような不自然さなんです。や、無理じゃろっていう。雨降るなら、当たり前に地域全体に降るわいな、っていう。「自分だけ」っていうのが本当によくわからない。
だから、こういった「三次元的感覚」でコミュニケーションをとっても、ズレまくる。
言葉的には通じているつもりなのかもしれないけれど、全然通じていない。相手の意図なんて全然くめていない。だから、現実とずれる。「アレッ、ガイドと言ってることが現実にならない!」ってなる。いや、解釈が間違ごうておるのだよ君、という話で。
ちなみに類似のケースで「リンデンバウムさんは子どものいる人は受けないって言ってますけど、私のガイドはこの人に見てもらいなさいって言ってます!セッションしてください!!」という大変に圧の強い子持ちの方もいらっしゃいます。
男女の区別なく子のいる方はお断りします。
母たるもの、スピリチュアルに魅せられてはならぬを読んでください。最近「エホバの証人の活動のなかで、最もつらかったこと」元信者が告白(いしいさや)をみて、気持ちを新たにしたところです。親になった人は、その時点でダメです。
私は、子のいる人には関わりません。それがスタンスです。
世の中いくらでも「スピリチュアルパワーでママもハッピー★」系のヒーラーさんがいらっしゃるのだから、そちらに行ってください。住み分けは大事です。相互不可侵条約締結ということで一つ手打ちを。ヒトラーになられてもスターリングラードで押し返すよ。Ураааа!!
恋愛やドロドロした感情が必要とされるとき
リンデンバウムでは「恋愛卒業こそスピリチュアルな成長の証!」とお伝えしております。
【参考】恋愛離れは、スピリチュアルな成長の証
【参考】賢い人は、脱恋愛★脱結婚!
【参考】恋愛体質は不幸体質
頭のいい人からすると「男はポルノ、女は恋愛中毒にしときゃバカどもを簡単に奴隷化できるわいなぁワハハ」という話なので、女性が恋愛(男性はポルノ)に耽溺するのはスピリチュアルうんぬん抜きで非常に憂慮すべき事態です。よくないです。
でも、上のような「私だけが特別って言われたい!他の人から抜きんでたい!選ばれたい!!他の人じゃなくて私だからこそ愛してるって言われたい!!!」という強烈な情念(いわゆる承認欲求)は、正直高次の存在では満たせません。
無理です。だって、高次の愛はもっとピースフルなんだもん。仏なんだもん。陽光のように、あなた以外にだってさんさんと降り注ぐものだもの。
だから、こういった情念を満たしたいという欲求がある時点では、スピリチュアルな愛よりも地上的な情念のほうが心身を満たすことができます。そういう人には、恋愛やドロドロの苦しい共依存関係は必要なミッションとなります。
どうぞ飛び込んで、愛憎に執着し、存分に苦しんでください。
だって、そういった過程を通り抜けないと、エゴを手放す気にはなれないのだから。しょうがないわい。全ては必要だから起こること。
「私は愛に大賛成だ。なぜなら、愛は失敗するからだ」(タントラライフ―変容のヴィジョン)
「スピリチュアル」は「メンヘラ」を救わない 2
1はこちら→瞑想の危険性
スピリチュアルにはまるとメンヘラのメンが余計にヘラるのも、実はこのあたりなんです。スピリチュアルじゃメンヘラは救えないのです。だって、メンヘラが求めているものは承認なのだから。「お前じゃなきゃダメなんだ」だから。
スピリチュアル的な高次の愛っていうのは、「凪のお暇」のゴンさんなんです。正確に言うなら、性欲を無くしたゴンさん。ラブアンドピース。
まんまスピリチュアルやな。スピだって依存したしたらアカン。
【画像】凪のお暇 3巻
メンヘラはスピリチュアルに来るんじゃなくて、まずは自分の心の穴ぼこをせっせせっせと埋めたほうがよろしいですぞ。
おすすめ↓
もし自分が何百万回も恋に落ち、それがいつも失敗に終わったことがわかるようになったら、その罠にふたたび陥ることはありえない。それは虚しいということがあなたにはわかる–魂の恋人などいない、いたことがない、と。その孤独は絶対だ。親しく交わるすべはない。意志を伝えるすべはない。
— OSHO bot (@osho_bot_jp) 2017年11月25日
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腑におちる!メッセージをもらうコツ
高次の存在は、常に私たちに応えてくれます。
しかし、その答えがわからない、納得がいかないという場合。あなたは適切なところにつながって、適切な「問いかけ」ができていない可能性があります。
どんな問いを投げるかで、スピリチュアルなメッセージの質はがらりと変わるのです。