スピリチュアルなことが好きな人って、ピュアな人が多いです。
「こんな人が今時いたんだ!」ってくらい、キレイな心を持っていたりします。
そして、ズルい人に搾取されて「笑顔で感謝です★」っていって死んでいきます。
悲しいです。
知らないうちに、搾取システムの歯車に
誰かを助けたいと思う心が、誰かを不幸に貶める。
そんなのって、悲しすぎますよね。
でも、何も考えないで表面しか見てないと、見事ドツボにはまってしまいます。
例えば、医療関係の仕事。
医療に携わりたいだなんて思う人は、多くが「誰かを助けたい」と思っている人でしょう。でもその純粋な気持ちが、患者を搾取するあくどい医療システムの歯車になる原因だとしたら?
私は以前、施設で介護の仕事をしたことがあります。通院介助は日常業務の一環でした。利用者さんの通院に付き合って、薬をもらって帰ってくるのです。
そして、持ち帰った薬を施設の担当ナースに渡します。
そうすると、ナースは内容を見てポイポイと数種類外して「ハイ、じゃこれ服薬分」と渡してくるのです。
「えっ?えっ?もらった薬、全部飲まなきゃまずいんじゃないんですか?」
「アンタねー何言ってんの。こんなに抗生物質飲んだら体おかしくなっちゃうでしょ!慣れちゃったら肝心な時効かなくなって困るって」
「えっ、でもっ、お医者さんは『出された薬はちゃんと用法を守ってキッチリ飲んでくださいね!』っていうじゃないですかっ」
「○○先生んとこはねぇ、院内処方だからやたらと薬だしてくんのよ。それが点数、利益になんの。真に受けてたら大変よぉ」
「えっ、えっ、そんな……」
「ほら、障碍者手帳あれば医療費免除される(当時)からどんどん積み増ししたって苦情も出ないでしょ!だから検査もこまめに入れるのよね。そんなに必要ないのに!」
「だ、だからやたらと検査してレントゲン取るんですね……」
「それで患者側も別にお金はかからないわけだし?病院側も儲かるし、WIN-WINってやつよね。まあしょうがないわ。だけどこんなにたくさんの薬ね、いらないから。飲ませるわけにはいかないの。だからこれだけでOK」
これは二十年近く前の話だし、余計な検査をしたりしないお医者さんだっていらっしゃるでしょう。
でも、ある麻酔医の友達はこういいました。
「俺さ、毎日毎日、年寄りの手術ばっかやるんだよね。しなびたおじいさんに、メス入れて、たいして回復もできないの分かってんのに。患者はやっぱ期待するじゃん。手術すればよくなるとか思いたいわけじゃん。可能性にかけたいのよ。だからニーズがあるからやるのよ。たっかい医療費かけて。ほんと、意味あんのかな?自分の仕事、何やってるんだろうって、いつも思う……」
医療システムという巨悪(あえてこう書きます)に飲み込まれてしまった善意の人たちは、枚挙にいとまがありません。人を助けたいと思って入った世界で、やってることは薬漬け人間の製造。巨大な製薬会社の手先になって、患者を食い物にするような人間に堕ちてしまうのです。
「ずっと飲み続けなきゃならない薬」なんておかしいと思いませんか?
本来、薬は体調が乱れた時に一時的に使うもののはず。だって、薬は毒でもあるんだから、飲み続けていいはずがない。
動画1:27~
「あなた、薬がなんでこんなにたくさん作られるようになったか、知ってる?」
「え?薬が?そんなこと、急に言われても……」
「それはね、ゴミよ。もちろんずっと昔から色んな薬はあったけどね、今みたいにたくさんの化学薬品が作られるようになったのはゴミ・産業廃棄物のせい」
動画2:16~
「もちろん、薬のおかげで伝染病は激減したし麻酔の役には立ったわ。だけど、薬が必要な病気なんて本当はそんなに多くない。だいたい、風邪なんかはかえって体を丈夫にしてくれる浄化作用って説だってあるくらいだし」
「浄化作用……薬で抑えすぎたら、体に毒素がたまっていく」
でも、飲み続けてくれなきゃ困るんです。
みんなが慢性的に薬を飲んでくれなきゃ困るんです。
製薬会社が。
【15年度国内医薬品売上高ランキング】では、製薬各社が公表した決算資料などをもとに15年度の国内の製品売上高を集計、ランキングを発表しています。
薬に飲み込まれる《日本》 : 日本国内の薬剤売り上げランキング上位を見てわかる現状の無慈悲では、高血圧薬と抗ガン剤の比率が圧倒的であると分析しています。降圧剤なんてのは、ずーっと飲み続けてくれる典型的な薬ですね。抗がん剤は、放射能汚染国家・日本の面目躍如といったところでしょう。
誰にも薬を!
不健康なままで生きてくれるのがありがたい!なぜなら薬を飲んでくれるから!!
さあ、もっと薬を飲みましょう!薬を!薬を!!!
そうやって薬が蔓延していくと、薬のきかない「耐性菌」も出てきます。今日は「日本カビ」なんてニュースが入ってきました。既に米国では9割以上の日本カビが、最優先で選択される治療薬への耐性を獲得しているそうです。
【参考】日本カビが世界的流行 海外で強毒化し死者も、上陸警戒 – 産経ニュース
大変だ!今の薬が効かないとなったら、新しい薬を作らなきゃならない!
新薬開発でマッチポンプ!いつまで経っても儲けさせていただきやすぜ~☆
インフルやら肺炎やら流行ったらどこが儲かるのか
国民は少しは考えたほうがいい。— morikoson (@youkainingen) 2017年10月12日
医薬品はイタチごっこです。
例えば、抗ガン剤の副作用のひとつに吐き気がありますが、ドンペリドンはその吐き気を抑制します。ドンペリドンの副作用のひとつに高プロラクチン血症がありますが、プロラクチンの血中濃度が高いと乳癌の一因になります。
こうして病気が芋づる式に………— あずき(甘くない) (@nemesis385) 2017年10月19日
心ある医療者は、そんな現状を苦々しく思っています。
今の医療システムは、現場の善意ある医者や看護師や技師がどれだけがんばっても崩すのは容易ではないくらい、強固な搾取システムになっている。真面目にやってる病院は、儲からないのです。
「私も人を助けたい★人のために働きたい★」というピュアな気持ちを、見事に利用されている。
現場(末端)の人って、本当に善人が多い。
そして、組織の上の人は、大抵すごく頭がキレて黒い。上にいる人にアホはまず見たことがない。本当に頭が良い。
だから善意の末端の人は、いつしか搾取システムに組み込まれてしまう。表向きのキラキラした見せかけにだまされて。「毎日ありがとうがもらえる仕事!」なんて甘い言葉にだまされて。
塩を蛇蠍の如く嫌う西洋医学の台頭
西洋医学はヘビ・・・悪魔だからね
塩は日本神界に備えるように、神そのもの(祓い清め+発酵のえさ)
そりゃ、おかしくなるよね・・・— くりえいと (@kurieight) 2017年10月8日

善意の人が恨みを買う 悲しいシステム
スピリチュアル好きの人は「私なんかが誰かの力になれるなら!誰かを助けられるなら!」と、自らの貴重なエネルギーを安易に他人に差し出してしまう傾向が見られます。
尽くして尽くして、吸い取られて、何も返ってこない。
【参考】与えすぎは、よくない
「こんなにしてあげたのに!どうして!?」
そう思っても、相手はあなたの尽力に感謝すらしない。
それどころか、尽くした分だけ逆に、恨まれたりする。
昨年の7月、JICA委託でバングラデシュの援助をしていた日本人が、武装勢力に襲われて亡くなりました。
【参考】【バングラデシュ人質事件】「日本人7人の死亡を確認」菅官房長官が発表
亡くなった日本人は国際協力機構(JICA)のプロジェクトに関わっているコンサルタントの男性5人、女性2人。「途上国のために援助を惜しまない人たちが、テロの標的にされるだなんて何たること!自分の国のためにやってきてくれた人になんてことするの!?」と、ピュアなあなたは思ったことでしょう。
でも、私は思ったんです。
「あー日本人だったら殺したいわなー。アメリカとズブズブやねんもんな。JICAでやってくるボラやエンジニアなんぞ、頭の良いインテリほど自国の敵って思うわなァ」
(実行犯の大半は、裕福な高学歴の人間だったそうです)
「私っ、途上国の人のためにっ、何かしたいんです☆」
とキラキラ目をさせていう人が、たまにいます。
私は「え、恨まれたいの?」と返します。
そうすると、相手は決まってびっくりした顔をします。自分がボランティアをすれば、感謝されると思っているのです。自分が善意でやったことで誰かの不評を買う可能性があるなどとは、夢にも思っていないのです。
まあまあ、なんてピュアなんでしょう!!
「誰かを助けたい!」
そんなピュアな思いがなぜ利用されてしまうのか。
組織の裏側を見ないと、その理由は理解できません。
アフリカと日本のNGO、モザンビークでJICAが推進する農業開発は「土地収奪だ」 https://t.co/eUd6b868Xy
>「プロサバンナの開発規模は1000万ヘクタールにも及び、400万人以上の農民に、立ち退きなどの悪影響を与えている。— 峨骨 (@Chimaera925) 2016年7月6日
なぜ途上国を援助しようと頑張る人が、恨みを買って殺されてしまうのか。その重大なヒントがエコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカにあります。
この本は絶版になってしまっているのですが、図書館にあると思います。ぜひぜひ読んでください。アメリカのえげつなさがよくわかるからです。そして、日本は「典型的なアメリカ側」と思われています。だから、「日本人だったら殺したいわな」と書いたのです。
50年近くも前の話もあるので、当然今にはそぐいません。今はもっと洗練された形か、もっとあからさまな形でやられています。だけど、原型はこれだし、経緯として知っておけば今の世界情勢にもかなり納得がいくはずです。
一言でいうなら「援助によって、相手を奴隷にする」のが数多くの国際援助の実態です。「近代化(民主化)」「人道」というキレイゴトぶった大義を掲げて。
だけど、現場の人たちはガチで「その国のために」とか思ってます。自分が動くことによって現地の貧しい人たちを資本主義の搾取システムに取り込み食い物にするだなんて、思ってもいないのです!
まるで、心ある医者が、患者に一生飲み続けなければいけない薬を処方するかのようです。末端の人は、善意なのです。良かれと思って、やっているのです。
「十二分な報酬をもらって、世界中の国々から巨額の金をせしめる。あなたの仕事の大部分は、言葉巧みに各国の指導者たちをアメリカの商業利益を生み出す巨大ネットワークの一部にとりこむこと。その結果、彼らは負債の罠にはまって、思いのままに操られるようになる。私たちは彼らを望みのままに利用できる――政治も経済も軍事も。(P51)
私たちは商業活動に必要な資源や低賃金労働力の大部分をインドネシアのような国から得ているが、そうした国の人々はその恩恵を得られない。対外援助という借金は人々や子どもたちの将来をがんじがらめにしている。彼らは返済のために天然資源が略奪されるのを許し、教育や公共衛生や社会福祉がおざなりにされる状態に甘んじなければならない。発電所や空港や工業団地を建設することで企業がすでに金の大半を得ているという事実は、この仕組みのなかでは勘定に入っていない。(P93)
「あなたたちがダム建設をしてる川の近くに住んでる先住民や農民たちはみんな、あなたたちを憎んでるわよ。直接は影響がない都会の人たちだって、建設用キャンプに攻撃を仕掛けるゲリラに共感してる。米政府は彼らを共産主義者だの、テロリストだの、麻薬密売人だのって非難してるけど、あの人たちは、あなたの会社が破壊しようとしている土地に家族で住んでいる人たち、というのが真実だわ」(P209)
今日では、男も女も、タイやフィリピン、ボツワナ、ボリビアなど、必死に仕事を求めている人間を見つけられそうな国ならどこへでも行く。悲惨な生活を余儀なくされている人々、すなわち子供たちがひどい栄養失調状態にある、あるいはもっとひどくて、飢餓状態にある、貧民街に暮らし、より良い生活への希望をすべてうしなった、明日を夢見ることさえやめてしまった人々を利用するという明白な目的をもって、これらの土地を訪れる。彼らはマンハッタンやサンフランシスコ、あるいはシカゴの豪華なオフィスから、贅沢なジェット機で瞬時に大陸や海を越え、一流ホテルにチェックインして、最高級のレストランで食事をする。そしておもむろに、絶望した人々を探しに出かける。
奴隷商人は現代でも存在する。現代の奴隷商人は、わざわざアフリカのジャングルに分け入って、チェールストンやカルタゲナやハバナのせり売り台で高値で売れそうな最高の「売り物」を探す必要はない。単に悲惨な状況にある人々を雇い、工場を建設し、ジャケットやブルージーンズ、テニスシューズ、自動車やコンピューターの部品など、彼らが選んだ市場で売れる何千という商品を作らせればいいだけだ。あるいは、彼らは工場を所有することすら選ばないかもしれない。代わりに、現地のビジネスマンを雇って、汚い仕事をすべてやらせるのだ。
彼らは自分たちは正しいと思っている。珍しい場所や古代遺跡の写真を家に持ち帰り、子どもたちに見せる。セミナーに参加して、互いに肩を叩きあっては、遠い異国の風変わりな習慣に対処するための、ちょっとしたアドバイスを交換しあう。上司が雇った弁護士は、彼らがしていることには完璧に合法的であると保証してくれる。心理療法士などの社内専門家がそろっていて、必要とあらば、自分たちはあの悲惨な人々を助けているのだと確信を抱かせてくれる。
昔の奴隷商人は、自分が売り買いしているのは完全な人間ではない種族であり、自分は野蛮人にキリスト教徒になる機会を与えてやっているのだと、自らにいいきかせていた。奴隷は自分たちの社会が生き残るための根幹であり、経済の基盤であることを理解してもいた。現代の奴隷商人は、貧困にあえぐ人々は収入がないよりは一日一ドルでも稼ぐほうがより良い暮らしができるし、より大きな世界の共同体の一員になれるのだろ、と自分にいいきかせる。彼(あるいは彼女)はまた、そうした悲惨な人々は、勤め先の企業が生き残るための根幹であり、彼ら(彼女ら)のライフスタイルの基盤であることを理解している。自分や自分のライフスタイルやその背後にある経済システムが、世界に対してしている仕打ちが、全体からすればどんな意味を持つのか、そして、それがゆくゆくは自分の子どもの将来にどんな影響をもたらすのか、考えるために立ち止まることは決してない。(P289~291)
「えー、でも別に途上国に興味ないし」という方も、「搾取システム」という意味では自分たちの生活にも同じものがあることに気づいてください。
「借金」です。
このシステム自体は、じつに古くからあるものです。「借金によって自由を奪われる」というのは、古代ローマの奴隷制ですら見られるシステムです。日本でも、遊女は置き屋に「借金のカタ」として売られて身を縛られました。今だって売れるキャバ嬢は「掛け」や「バンス」で借金負わされて自由を奪われます。稼げる有能な子ほど逃げられないようにしなくっちゃね!
スマホだってそうです。実質0円で手にはいるものは、借金して買っているのです。
本体料金完済までつつがなく払えたらいいけれど、なんかの手違いで3カ月滞納したら信用情報に傷がつきます。
クレジットカードだって普通にそうです。
↑こんなん死んでも使っちゃイカン方法やで~。借金に対して抵抗がないなんて、奴隷まっしぐら!
なにが「3万円増えたから大丈夫♥」だよ。大丈夫じゃねーよ。こんな考え方してたら一生金に縁無いゾイ。金に嫌われ逃げられる典型的パターン。
リボ払いが「安心♪」とか(白目)。ちょっと意味わかんないんですけど。
そもそもリボ払いで利用者を借金ダルマに転落させたい(そうすれば余分に金をとれる)から、あれほど業者はリボ払いをすすめてくるわけで。
【参考】利用の前によく確認を!クレジットカードのリボルビング払い(発表情報)_国民生活センター
このように、ふとした何かのきっかけであなたを「奴隷」に落とせるように、システムは賢く組まれています。
「安心♪」「安全★」こそ、まずは疑ってかかるべき。危険厨推奨。
そんな世の中でピュアピュアちゃんがピュアに「人のためになりたいです♥」なんていってたら、簡単に食われちまうべ。
な。ピュアじゃアカンぞ。
ちゃんと裏を見ろよ。
「人のために」じゃなく「自分のために」やらないと。
「自分が本当に何をしたいのか」を知ること、「自分の内なる声が何を言っているのか」を聴けるようになることよ。
“No, I don’t think life is quite that simple”
時間は私たちのものである。
今こそ、私たち一人ひとりが前線へ進み出て、重要な疑問を問いかけ、答えを求めて魂を追求し、そして行動する時なのだ。
あなたの人生に起きた数々の偶然と、それに対するあなた自身の選択が、あなたをここまで導いてきたのだ……。エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ P359~360