当サロンは「子のいない人」のためにあります。
私は、子のいない人のために存在しています。
「子どもを産んだ方はお断り」とご挨拶 / プロフィールに書いてあります。
なぜなら、子を成した人がスピリチュアルにはまると、まずい方向に行きやすいからです。メンヘラが瞑想やスピリチュアルにはまると余計病むように、母がスピリチュアルにハマると見事なまでに家庭が崩壊しやすくなるからです。
だから、声を大にして言うのです。
子供を作った人は来るな!!と。
母に必要なのはスピリチュアルではなくリアル
西洋占星術の大家・松村潔氏は、異次元の探求について、このようなことを述べています。
子育てで忙しいというような境遇の人が、このポータルを活用したりすると、よくないことにもなる。アーユル・ヴェーダの考えだと、妊婦は井戸の底も見てはいけない。なぜならそこから“貞子”が上がってくるからだ。
本当にその通りで、子育て中の人がスピリチュアルに夢中になるのは、明確に好ましくない事象です。なぜなら、集中せねばならぬのは目の前に存在しているリアル(子)であって、目に見えぬ世界ではないからです。
正直な話、「母親が宗教(精神世界)にはまった」ことに対する子どものトラウマ度ってかなり高いんですよ。
菊池真理子さんの経験をもとにした漫画、酔うと化け物になる父がつらいの1話にはこんなエピソードがあります。
宗教に救いを求めた母。
でも、いくらお経を唱えても、夫は飲むのをやめませんでした。
宗教に走ったって、子どもも自分も救われなかったわけです。
同じく自らの体験をつづった大月悠祐子さんのど根性ガエルの娘3巻(14話)にも、母が宗教に走ってしまい辛い思いをする娘が描かれています。
実際に私の周りでも、母親が宗教に走ってそのことがトラウマになった人は何人かいます。お客様でもそうです。死んでもまた、会えるからのN様のパートナーも、エ●バにはまった母親によって苦しめられています。
【参考】「エホバの証人」元信者女性が自分の体験を漫画にした理由(いしいさや)
ダメなんですよ。
子どもを作った人が、こっちに来ちゃ。
子どもを育てるなら、地に足つけて現実を生きないと。
ブッダが自らの元に来たがる人に、家も財産も家族も、全てを捨ててきなさいと言ったのも、こういうことなんですよ。ブッダ自身だって、妻子を捨てた人だし。
家族を持ちたい人は、精神世界に深くはまり込んではいけない。周りの迷惑になるから。真理なんて探求してはいけない。そんなものに興味を持ったが最後、あなたは社会の求める「良き父」「良き母」という型に、はまれなくなってしまうのだから。安定した結婚生活の息苦しさに、気がついてしまうのだから。
彼が妻や彼女との暮らしについて言葉少なに話すと、わたしの頭の中では警告のベルが鳴りはじめた。精いっぱいの誠実さで、私は彼を説得した、「わたしのことが原因で奥さんと別れたりしないでね。わたしはここに長くはいないし、誰かとじっくりと長いこと付き合うようなタイプじゃないのよ。わたしの人生は全く予測がつかないの」
だが、すでに手遅れだった。わたしのようなサニヤシン、自分とは全く違う人生観を持った人間と接触をもった彼は、自分は死んだような生活をしていると感じるようになった。
ある夜、漁をしている時に、彼は言った、「あんたとは関係ないことだけどね、おれは妻と別れるつもりだよ。今の結婚、今の関係が嘘臭く思えてきたんだよ」タントラライフ―変容のヴィジョン P288~289
精神世界を探求したいなら、しがらみを捨てないと。
そもそも子なんて作っちゃイカン。傾奇者になる覚悟を持たないと、精神世界の扉は開かぬのだから。皆から認められる「いい子ちゃん」でいたいのなら、スピリチュアルな探求をするのはおやめなさい。
あなたがたは何かに従事していたい。
だからエゴを落とすことはできないでいる。
空っぽで何も従事することのない状態でいられる用意があなたがたにできないかぎり
たとえ必要とされなくっても、それでもなお生を楽しみ祝福する用意ができているようにならないかぎりエゴが落ちることはありえない。— OSHO bot (@osho_bot_jp) 2017. július 15.
ヒーリングでも、そう。
メロディ・ビーティは共依存症 心のレッスンにて、こう書いています。「インナーチャイルド療法が大いに効く人もいるだろう。だが、私にはテディ・ベアで遊ぶ暇などなかった。二人の子供を養わなければならなかったからだ」(P176)
子供作ったなら、子育てに全力集中しなきゃならない。自分の中のモヤモヤなんて二の次にしなければならない。「なんかー癒されなくってぇぇー辛いんですぅ~」って言われたって「でもあなた母親でしょ。母になったならば我慢しなさい。今大切なのは自分の感情ではなくて目の前の子育てです」と言わねばならない。癒しを求めている場合じゃない。
癒しを求めたいなら、子供を作る前にちゃんとやれって話なんですよ。子供作ってから「やっぱり癒されてなかった~!つらぁ~い」じゃダメなんですよ。
子供作ってからじゃ、遅いんです。
楽しくなくても、ワクワクしなくても、我慢なさい。
それが、母になるという選択をした人間の責務です。
本格的なヒーリングを行うには、自分の中の闇と向き合わねばなりません。それは狂気と紙一重で、ある意味気が狂ったような状態も実際に味わうことになります。
そんなハードなプロセスを、子育て中に片手間でこなせるとでも? かなりの確率で感情が不安定になって、子どもにトラウマを植えつける毒母まっしぐらですわよ。
無理なんですよ。
子供産んだなら「大人になって」我慢して目の前の現実に適応してくださいよ。それがいくら重くても、暗くても。逃げてはならない。だって、責任ある親なんだから。
スピリチュアルパワーであなたがハッピーでも子どもは良くない。子どもを産んだ人は、自分を救うことよりも子育てのほうが優先順位が上なのだから。
当たり前だけど、大人のあなたよりも子どものほうが優先です。
「自分を救わねば(癒さねば)子育てもままらならない」という人は、そもそも親になる準備ができていないのだから、子どもを産んではいけないのです。
ウチに子供を作った人は来ちゃダメなんです。
精神性なんて追求したら、あなたの子を不幸に貶めてしまいかねないのだから。
最後に
ここまで読んでくださった子持ちの方は、当サイトからそっと立ち去っていただけるものと存じます。ご理解いただき、誠にありがとうございます。
しかしながら、これほどまでに説明しても「わたしの守護霊はNozomiさんにセッションしてもらいなさいって言いましたから!わたし子供産んでますけど、セッション受けてくれますよね!!」「でも、ウチの子は違うんです!私はVERY妻じゃないしスピリチュアルだからNozomiさんと仲良くなれます!!ほら!このメッセージ、私に対するシンクロでしょう!!」的圧の強いメッセージをよこしてくる方がいらっしゃいます。
なので、重ねて強調しておきます。
親になった人は一律でお断りです。
あなたは素敵な人なのでしょう。けれども、お断りいたします。子をなした人と、縁はありません。