シェアしない人は、上手くいく!

スピリチュアルブログ

「秘すれば花」
すなわち、あえてシェアせず黙っておく。今これが、大切なタームになりつつあります。
何でもシェア!分かち合いこそが正義!思ったことはすぐSNSに投稿しよう!という流れのバックラッシュ(ゆりもどし)でもあります。

もうみんな、うんざりしているのです。
あまりもの情報の多さに。
発信されたくないのです。

ピコ太郎がもてはやされるのが象徴的でしょう。


なーんの意味もない、芸。情報量少なっ!

人は情報に疲れてしまっています。情報は少ないほうがいいのです。
誰が昼に何食べたかなんて、別に見たくないのです。
どうでもいいのです。

ピコ太郎に加えて象徴的なのが、浜崎あゆみと安室奈美恵。
浜崎あゆみはとにかくSNSでガンガン発信し、パリピ気どりなのを「イタイおばさん」と嘲笑われています。twitterはじめたときは「あゆがこんなに気さくにシェアしてくれるなんて!」と歓迎ムードだったのに、今は逆です。

一方で、安室奈美恵はプライベートをほとんど発信しません。
これは安室ちゃん自身がスンゲエ内向的なせいで、別に狙ってやってるわけではないでしょう。そもそもトークとかインタビューとか苦手なんです。彼女のライブはなんとMCなしです。ひたすら踊って歌います。そんくらいしゃべるの苦手。

ゆえに、SNSで発信するのも必要な情報だけ。
それが歌手としての好感度につながっているのです。

オトナ女子 DVD-BOX

最近のフジテレビのドラマときたら、爆死続き。
去年のドラマ「オトナ女子」の主演・篠原涼子は、すっかり評判を落としてしまいました。

なぜなら、篠原涼子は「既婚者で子供もいて勝ち組」というイメージ戦略でまさしく「キラキラ女子」で売っていたから。そんな人がアラフォー独身枯れ女を演じても、白々しいだけ。
「どうせさぁードラマの中ではこう言ってるけど、家帰ったら夫がいて子供がいるんでしょ? 萎える」という「リアルオトナ女子」からの評判はさんざんなものでした。

女優さんは独身だろうが既婚だろうが、独身の役もやるし既婚の役もやります。人を殺したことはなくても殺人犯の役をやるのと同じです。
既婚の篠原涼子が独身の役をやること自体は、女優としておかしくありません。でも、プライベートが流出しすぎ、「妻であり母」のイメージがつきすぎたのが悪かった。

フジテレビの亀山社長が篠原涼子に「イタさが足りない」のがオトナ女子の視聴率が取れない要因と言っていましたが、まさに正鵠を射ています。今の時代に「恋(家庭)も仕事も順調な勝ち組キラキラ女子★」など、マス好感度0!需要無し!なのです。だから綾瀬はるかも桐谷美鈴も、あんなに可愛いのに残念女子を演じ続けるのです。
結婚して幸せそうな妻かつ母になったキラキライメージこそが、篠原涼子の凋落のきっかけになってしまいました。まさに、「禍福は糾える縄の如し」。

昔の女優さんは余計なイメージがつかないようにプライベートのことはひた隠しました。出すとしても、最小限に。それはこの篠原涼子みたいな失態を犯さないためなんですね。
「女優ですから、プライベートなことは、ちょっと…」と隠すさまは、まさに品格にあふれていました。

「結婚しましたー!」
「妊娠しましたー!」
「子育てはこんな風にしてますー!」
なんて大声を上げちゃ自分のマイナスになることがわかっていたのです。

原節子の真実

昨年お亡くなりになった女優の原節子。彼女は引退後、公の場に一切出てこようとしませんでした。「大女優・原節子」のイメージは崩されるどころか神話化されました。
歌手の山口百恵もそうですね。今に至るまで、復帰を否定しています。だからモモエ人気はいつまでも衰えない。
望まれて復帰した華原朋美が恋愛ネタを洗いざらいぶちまけて、ファンを鼻白ませてしまったのとは対照的です。

秘すれば花、なのです。

sakura
芸能人ではない我々だってそうです。
相手に夢を見せる余白、知らせない部分があったほうが、特に恋人同志や夫婦は上手く長続きします。風通しがいいからです。
お互いに知らぬアンタッチャブルなところがあるからこそ、その部分が合わないところを衝突させないバッファー(緩衝材)になってくれるのです。

シェア、やめましょ。
今の人は、余計な情報まで知らしめすぎています。
自分の内に秘めるからこそ、美しく花開くこともあるのですよ。

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