岐阜県 M様より頂いたお手紙をご紹介いたします。 一部個人情報など具体的な事柄は伏せております。
拝啓
新春を寿き、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。去る12月○日にセッションをしていただいた際は、誠にありがとうございました。10周年記念として50%オフ(Nozomi注:リピータールーム限定です)ということで、図々しくも40分も延長をさせていただきました。おかげ様で聞きたかったこと全てを聞くことができました。
昨年は9月にもセッションをしていただき、さらに感想メールをサイトに掲載していただきありがとうございました。(「肉便器は卒業なさい!」の記事です(笑))
あれから元彼のことはふっきれ、大好きなオタク活動を充実させていましたが、友人関係など何か歯車が合わないことが多く、2月はそのことについてお話を伺いました。
9月のときも相当怒られたのですが、12月もこっぴどく怒られてしまいました。「甘い言葉を貰えると思ったのか?お前に優しい言葉をかけたところでよくて3日しか持たねーんだよ!甘えんな!!」そんな感じでした(笑)。でも図星だったので何も言えません。
何でいつも小さいことでうじうじしてしまうのか。9割成功していてもあとお1割を失敗したら、楽しい思い出のはずがその1割の失敗のことしか思い出せなくなってしまう。
神経質なほどに完璧主義。こういう性格なのだと思っていました。
ですが、Nozomiさんに「親との関係は?」と聞かれ、話していくうちに自分はアダルト・チルドレンなのではないかと少し自覚していきました。
私は幼い頃から母と一緒に歩くことが恥ずかしいと思っていました。
ショッピングモールなど人の多いところでも他人のことを一切気にせず人にぶつかりながら歩く母が。食べ物をこぼしながら食べる母が。人に向かって平気で指を刺す母が。人の部屋に勝手に入って日記を読む母が大嫌いです。
身近にそんなズボラな人がいたらバランスを取ろうとあなたが神経質になってしまったのは当たり前。人の顔色を必要以上に伺って、あれこれ考えてハムスターの回し車状態になっているのも。
そう言われて、「ああ、そうだったんだ」とストン、と納得しました。
その思いぐせ、無意識の自分を変えねばならないと、このたび本(アダルト・チルドレン 癒しのワークブック―本当の自分を取りもどす16の方法)を貸していただいたのです。共依存のチェック項目がほとんど当てはまり、これを直さないと恋も友人関係も上手くいかないなと自覚しました。
自分と向き合う、という作業は本当に大変で辛いものですね。ついつい日々のあれこれを優先してしまって後回しにしてしまいます。ですが今年の一年の目標として、このワークをやりとげようと思っています。この本をご紹介していただき、ありがとうございました。「もっとフロイトを勉強しなさい」とも言っていただき、本屋でフロイトの本も買ったりして。難しいですがちまちま読みたいと思います。
セッションの最後に、もう生まれ変わりたくないという話をしていたときに私が「羽生くんはもう絶対生まれ変わらないですね。あんなに努力して、あんなに大勢の人を感動させて」と言ったらNozomiさんが笑いながら「ガイドさんが、あなたはオリンピックに出なくていいんだよって言ってますよ」と言って、それがなんだか可笑しくて嬉しくて、「ああ、私の人生ってオリンピックに出る人生じゃないんだ」となぜか安心しました。当たり前なんですけど。
さて、本を返すと言う理由を口実に、長々と駄文をしたためてしまいました。お許しください。
10周年を迎えましたNozomiさまのますますのご健勝を心よりお祈りしております。
敬具
補足:共依存のチェックリスト
参考にアダルト・チルドレン 癒しのワークブック―本当の自分を取りもどす16の方法より共依存のチェックリストを掲載します。
- 自らを犠牲にして相手を助けたり、世話をしたりする
- 相手の行動、感情、考え方、状態、結果を変えようとコントロールする
- 問題や危機が起こっているような人間関係に巻き込まれていることが多い
- 依存心が強く一人でやっていけるという自信がなく、見捨てられるかもしれないと不安にかられる
- ある特定の相手のことで頭がいっぱいで視野がせまい
- 自分の問題はたいしたことはないと思ったり、いやなことは見てみぬふりをしたり、表面はなんでもないようにふるまう
- 相手とのバウンダリー(境界線)がはっきりせず、相手が落ち込んでいると、自分も気分が落ち込んでしまったりする。また、他人の問題にのめりこんだり、相手からの精神的、性的、身体的侵入を許してしまったりする
- 罪の意識におそわれやすく、相手の問題は自分のせいだと思いこんでしまいやすい
- 過去の人間関係の間違いから学ぶことができず、同じ間違いを繰り返す傾向がある
- 被害者意識にとらわれ、自分は犠牲者だと思いこみ、弱々しくなる
- 自分のまわりに害があるのに、波風を立てぬよう、問題を明らかにしない
- 相手から離れられないでしがみついていることを愛情と取り違えている
- 「こうあるべきだ」という社会の通念、または「こうなるはずだ」というファンタジーにとらわれやすい
- 相手の気分を敏感に察して、先へ先へと頭を働かせたり、心配したりする
- 「ノー」が言えず、何でもかんでも引き受けて疲れてしまったり、うらみがつもったりする
- 責任感が強すぎて、なんでもがむしゃらにやりこなす
もし5つ以上の項目がいつも自分に当てはまるようでしたら、あなたは共依存(コ・ディペンデント)かもしれません。