転職の相談で、当サロン・リンデンバウムにお見えになる方も多くいらっしゃいます。
非常に個人的な問題なので、ケースバイケースであることは確かです。しかし、どんな方に対しても一般的に言えることを述べてみます。
その転職、ちょっと待った!
「転職を考えています」とおっしゃるお客様に、無情にも「まだ早い」というメッセージが来ることがあります。
「まだその職場でやるべき課題(学び)が終わっていない」場合です。
スピリチュアルな視点で見ると「縁がある仕事」というのは、その時その時の自分の魂の成長にとって必要な要素があるからこそ、縁があるわけです。
与えられた課題をこなしてからじゃないと、せっかく転職してみても「また前の職場と同じこと」を繰り返す羽目になります。
転職を希望される方の多くは、より良い環境の職場や、もっとやりがいのある仕事を求めているはず。
今と同じような状況になるのなら、せっかく転職しても満たされないのではないでしょうか。
仕事を変えるには、今この場でなすべきことをしてから。
それからでも遅くはないと、ガイドはあなたに伝えたいのです。
優先順位無しで転職の成功は無し
転職の目的は、様々なものでしょう。
「仕事自体に不満は無いけれど、企業体質が合わない」
「給料が下がってもいいから、もっと人間らしい生活がしたい」
「もっとやりがいの感じられる仕事がしたい」
目的がハッキリしているかいないかで、その転職があなたを幸せにできるかどうかが決まります。
「何が大切で、どれを重視しないのか」その優先順位をハッキリさせてください。
頭で思い浮かべるには難しいと思う方は、「大切なもの」と「重視しないもの」両方紙に書いてみてください。
真剣に転職したいならば、すぐに整理がつくはずです。
常識で考えると適職はわからない
優先順位を考える時大切なのが、常識を持ち込まないこと。
例えば、一般的に「成果主義の仕事は大変だし、安定しないから嫌」という風潮があります。営業職などが嫌われるゆえんですね。
しかしながら、世の中には一定数「成果主義じゃないと輝けない」人種がいます。
私などその典型です。
私は根がぐうたらで怠け者。「週40時間働いたら毎月○万円お給料が出る」なんて仕事に就きますと、自分の全エネルギーを「いかに怠けてラクするか」に傾けます。
当然仕事は、やりがいの一つも無いルーティンワークに大変身。
私のような、根がだらけた人間には「結果が出たら報酬がもらえる」形の仕事じゃないとだめ。
毎月安定したお給料がもらえる仕事なんて、面白くないしやりがいも感じられないのです!
みんながみんな、大企業の正社員や公務員になれば幸せになれるわけじゃない。
自明の理です。
常識を排除して、まっさらな頭で自分の適性を考えてくださいね。
絶対避けたい「アンタの代わりはいくらでもいる」
実は、ここでマニアックな方向に進めば進めるほどあなたの転職市場価値が高まります。
だって「どこにでもいる人材」の求職なんて、倍率が高すぎて狙うの大変ですから。
しかもそういう職って、採用された後も「アンタの代わりはいくらでもいる」って扱われちゃいますよ。はじめに選択肢から外しておきたいところですよね。
「直近で転職は考えていないけれど、いつかは動きたい」という人は、他人とは違う自分の魅力を打ち出せますか?
自分独特のポイントを認識することからはじめてみてください。
普段周りから「それ変!」「○○さんて、変わってるね」なんて言われるところが、あなたの転職を成功させるキーです。
市場というのは潤沢なものに評価が低く、希少なものに評価が高いのです。
多くの人が持ってる普通自動車免許では、採用の決定打にはまずなりません。でも、公認会計士や税理士といった、持っている人が少ない(希少な)資格ならそれだけで仕事が選べます。
あなたの希少性はどこにあると思いますか?
実は普通の人から見て「ヘン」なところにあるのです。人から「変だ」と言われた時を、どうぞお聴き逃しなく!
転職ジプシーにならないために
最後に、「転職したけどまた転職したい」なんて転職ループにはまらないためのアドバイスを。
はじめにお話したように、スピリチュアルな視点では「やるべきことがあるから、ここにいる」わけです。
自分の魂を磨くに最もふさわしい課題があるから、今ここにいるのです。
そこから逃げて、ただ環境や付き合う相手だけ変えてみても、また同じような状況が再現されてしまいます。
自分自身に「今ここにいる意味はなんなのか?」と問いかけてみてください。その答えが明確にならないと、いつまでも不快な状況を繰り返すスパイラルに飲み込まれていくだけです。
ステップアップのための転職のはずが、単なる逃げになってしまいます。
自分の目の前で起きていることにやみくもに振り回されるのではなく、その奥底に何が潜んでいるのか洞察するよう心がけてください。
そんなあなたには、きっとガイドも素晴らしい仕事と縁を結んでくれるでしょう。
幸運を祈ります!