これはリピータールームで行ったお年玉企画の一部です。「Nozomiがあなたのホロスコープ(内面のエネルギー)を擬人化して漫画にしちゃいます!」というものです。
前回:あなたのホロスコープを擬人化しちゃうぞ☆1
ホロスコープ擬人化について詳しくはホロスコープを擬人化で説明しちゃうぞ☆をご覧ください。
今回漫画化したのは、シンガポール K様のホロスコープです♪
K様のホロスコープは「アセンダントが□座で○星が△座で×室に入ってるから云々」といった細かいこと以前に、「めっちゃ連動しあっていること」が目に付きます。
ここまで惑星同士がなんだかんだで結びついて、見事にグルグルしていると、脳内もグルグルします。
単純にスッキリと「こうするぞ!」とは割り切れないんです。
あっちが立てばこっちが立たず。もしくは、ああいう意見があればこういう意見もある。それを無視して「いや、自分はこうですから」とは貫けない。
常に味方もいれば敵もいる。ややこしいです。
特に、自分の惑星を使いこなしていない段階だと、周りの人間が「君は正しい」「いや間違っている」などと振り回してくるので、すんごいストレスがたまると思います。
頑張って、自分の中の複雑性に気づき、受け入れるようにしてください。
そうすれば現実に振り回されることも少なくなります。
「自分は男前ッ!」とか「結構女らしい」とか、ハッキリ定義しようとしないでください。そうすればするほど、周りに惑星を投影してしまって他人に振り回されることになります。
特に多くの(付き合いの浅い)他人はアセンダントの雰囲気で見たがりますから、双子的な「サッパリアッサリでクールな男前人間」と定義したがるでしょう。
ですが、K様の内面に双子成分はむしろ薄いのです。
他人の定義したがる自分像を鵜呑みにしないでください。それはK様にとって不幸の元です。「どうしたの?君らしくないね」という人間は、むしろ鬼門です。
K様のホロスコープで特徴的なのが、惑星の度数の成熟度が高いことです。
デークで分けると第1デーク(0度~9度)に入っているのは、10天体中わずか木星のみ。
サインというのは前のサインの反省を受けて0度で生まれ変わります。ゆえに、初期度数の星座は「よーし、じゃあこのテーマで行くぞー!」と突っ切ります。パワフルで単純です。
初期度数の天体が多い人は割と単純でおめでたく生きられちゃいます。信念があったら揺らぎません。「自分は自分。周りが何と言おうと関係ない」で行けちゃいます。
逆に、いろいろな経験をしてきて成熟してくる度数になると、「本当にこれでいいのかしら? 違うんじゃない? もっと別の大切なものがあるはず」という気分になってきます。
K様の天体は、第3デーク(20~29度)が5個、第2デーク(10~19度)が4個なので、複雑な人生を送ることがテーマになってきます。
清濁併せ呑むのが重要なのです。
単純に「自分はこう生きるぞーっ!」とは走れないし、K様の今回の人生に限って言うと、そうやっちゃダメなんです。
だから「なんで自分はこんなことやってんだろ」と頭を抱える体験も多くなるでしょう。常に「モヤモヤとした何か」を抱えることになります。
だけど、それこそが最もかけがえのない魂を磨く経験となるのです。人としての器を大きくし、懐の深さを養ってくれます。
複雑で味わい深いオトナの世界を探求してください。
人間はあまりにも愚かで、ゆえに愛しい存在であるという矛盾を受け入れてください。
酸いも甘いも噛み分けることがK様のホロスコープが示すテーマです。
※今回のホロスコープ擬人化漫画はリピーター企画として特別に行ったものです。オプションサービスとして提供しているホロスコープ解析とは異なります。普段からホロスコープ漫画化をサービスとして提供しているわけではございませんので、ご了承ください。
K様よりコメント(1/19追加)
ノゾミ様
この度はお年玉企画に私のホロスコープを採用して下さってありがとうございました。
シンガポールK、チラ見せの太陽水星vs火星の対立を見て、「アタシかい???」って、正直ビックリしました。
この間もノゾミさんのホロスコープブログに触発されて、にわかに自分のホロスコープ使って勉強してたとこなんですよ。でもって、「ホロスコープの解釈って一筋縄でいかないわ…」って平日の一晩かけてうんうん解釈に悩んで…って私のホロスコープ、そんなに複雑なんですか?ホロスコープの解釈ってそれだけ難しいんだって思ってました。あはは。
そういえば初期のころのカウンセリングでは「アナタは本来仕事をガツガツやる競争人間なのっ」って、タイガーアイ片手にノゾミさんに叱咤されていましたが、ここ一年はずぅーーーっと「女性性!」「受容性!」「自分で考えるんじゃ無くて周りに動いてもらうこと!」「本来の怠けものの部分をもっと思い出して」って、もうローズクオーツ飽きたよ…というくらい祭りで、女性性を磨くことがテーマになっちゃってるんですよねー。おかげさまで最近の私のワードローブ、やったらピンクピンクになっちゃって。この間まで青緑とかオレンジだったのに…
どっちやねん!って話なわけですが、どっちも!ってことなんですよね。天体の運行時期によってテーマが変わってくるのかな…
確かに私の周りには、私をむっちゃ好きになってくれる人と、毛嫌いする人にはっきり分かれます。私の評価は人によって両極端です。みんなが同業者である職場では、私は感情的なおちゃらけ無能人間って思われてますし、仕事以外では、私を論理的な屁理屈人間って思う人、多いです。どっちやねん???ホント、他人の評価なんてアテにならないですよ。もうアナタ達が見たいように見て、って話なんです。
でも、面白いもので、今回ノゾミさんのホロスコープの解説をいただいて、自分がなんでシンガポールに移住するようになったのか、ちょっとだけ納得してしまいました。シンガポールって、むちゃくちゃシンプルでストレートな国なんですよ。とにかくちっちゃくて資源も文化も歴史も無い。だからとにかく移民で盛り上げて外資で盛り上げて、頭脳労働産業で身を立てんことには!って、それで小学校から選抜した国産エリート優遇して外国人専門職を招致して…で、お金持ちになった国なんです。経済発展至上主義な国なんです。政府の意思決定も早いって定評ですしね。
でも日本人って、特に私なんかロスジェネど真ん中なので、立身出世が、お金持ちになることが、イコール幸せに結びつかないわけじゃないですか。お金かけなくっても幸せになる道、いくらでもあるじゃないですか。その感覚がどーも、シンガポールやアジア新興国出身のわっかりやすいガリ勉エリートには理解できないみたいなんですよね。アタシみたいに(おかげさまで)カウンセリングの女性性キャンペーンに従って(一見)グズグズしてたら屈辱に耐えられなくて彼ら、死んじゃうんじゃないんでしょうか?でもアタシ、アンタ達みたいに重箱の隅をつつくレベルの競争で一喜一憂したくないし。
でも、競争社会と経済発展の背後で、優遇されてこなかった人達が、少しずつ、少しずつ「なんか違う!」って言い始めています。社会で決められたレールを疑う人が、ホントに少数ですが少しずつ育ってます。その人達となんか、面白いことが出来たらなー、なんて最近思います。もっとも、別にシンガポールじゃなくてもいいんですけどね。
私、外国に暮らす方が心地いいんです。
この年だから、この職業だから、女だからとか結婚してるとかしてないとかって決めつけられることが、ちょっとだけ減るから。正体不明にふるまっても、外国人だからって片付けてもらえるから。何かの役割を押し付けられるくらいなら、根無し草で良いんですよ。でも日本を出て、前より愛国心増しましたけどね。自分の国に誇りを持つことは、インナーチャイルドをいたわるのと、なんか似てるんですよ。最近日本バッシングされること多いですからね、自分が守ってあげないと。
さてさて、読み返してみると、なんだこの「でも」の出現回数は???(笑)「でも」しょうがないですよね、惑星同士がぐるぐるしちゃってるんですからね。
今年は私のガイド、何を言ってくるんでしょうね。またしばしばお世話になると思いますが、ノゾミさん、今年もよろしくお願いいたします。