この記事は
ホロスコープを擬人化で説明しちゃうぞ☆
ホロスコープを擬人化で説明しちゃうぞ☆アスペクト編
の続きです。
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これまでは「ホロスコープとは内側に10人格いるようなもので、その10つのエネルギーポイント(天体)がどんな関係を作るのか」を見てきました。
この記事では、その天体のエネルギーが、地球にどういった形でグラウンディングしていくのか(ハウス)を見ていきます。
ここで大切になってくるのが、出生時間と出生地(緯度経度)。
出生時間がはっきりしない場合、このハウスによるリーディングはかなり精度が落ちます。2~3時間ズレるだけでも意味がガラッと変わっちゃいます。できうる限りハッキリさせてください。
アスペクトは出生時間がハッキリしなくて仮に「正午」と設定してみても、(月以外は)それほど問題ありません。
でも、ハウスは別です。キッチリ出してください。
出生時間不明なら、この手法は無視してください。
ちなみに、このハウスを見ることによって「同じ日生まれでも、生まれた場所や時間によって人生のテーマは全然違ったりする」ということがわかります。
同じ日生まれだとエネルギーのめぐり方(アスペクト)自体はほぼ同じなんだけど、それを「現実のどんな分野で出すか」は、生まれた時間によって変わってきます。
「ホロスコープは4分違うと別のものになる」というのは、そのへんなんですよ。精密なんです。
しつこいけど、1ヶ月単位でひとまとめにしちゃって人間を12パターンに押し込める12星座占いが当たるわけないでしょ~っ!
【参考】星占いが当たらない理由
あっ、ちなみにこのホロスコープ擬人化シリーズは、詳しいことや基礎にはふれてません。疑問がわいた方やちゃんと理解したい方は、ぜひ西洋占星学を勉強してみてください!質問は受け付けておりません!
ザックリ見るぞ!
はじめに「あなたの天体(エネルギー)がこの三次元の地球において、どんな形(環境)で力を発揮することを求められるのか」をすんごいザックリ見てみましょう。
無料チャート作成で、出生時間&出生地を入力して自分のホロスコープを作ってみてください。
上下にある「MC」「IC」と左右にある「AC」「DC」で円が4分割されています。図:2014/09/10のホロスコープ
(注)MC-ICの線は人によって角度が違います。
この、1、2、3、4、どこに天体が入っているかチェックしてください。
1:プライベートで自分のために使うエネルギー(1室~3室)
2:プライベートで他人のために使うエネルギー(4室~6室)
3:社会で他人のために使うエネルギー(7室~9室)
4:社会で自分のために使うエネルギー(10室~12室)
どこに天体がありますか?
集中していますか? ばらけていますか?
とりあえず10天体がどの領域に何個入っているか数えてください。これで「今回、どこにエネルギーを注ぐべき人生として設計されているのか」がわかります。
ちなみに、私の場合は以下の通りです。
1:2個
2:3個
3:0個
4:5個
自分(1,4):他人(2,3)=7:3
個人(1,2):社会(3,4)=5:5
人より自分のためにエネルギーを費やす割合が多くて、プライベートと社会的活動は半々のバランス型ですね。
3の領域は見事0です。社会的な場面で人のためにコラボする気とか全く無いわけですw(でも4には集中しているので、自分のためだったらやる)
ハウスってなんぞ
まずザックリ4分割で見てもらったんですが、そもそも12のハウスって何でしょう?
これは、一番はじめに説明したように「天体のエネルギーが、地球にどういった形でグラウンディングしていくのか」なんです。
10天体には地球が入っていませんでしたよね。ハウスではじめて地球の視点が採用されるのです。
ハウスは文字通り「部屋」です。環境をあらわします。
その天体(エネルギー)がどんな環境で力を発揮することになるのかを暗示します。
1~12室まであります。(各ハウスの詳しい説明はグーグル先生に聞くか各書籍をみてね!)
例えば、火星が山羊座だったとします。
デフォルトの火星は↓こんな感じですが
山羊座の火星はもうちょっとオラオラ度低めになります。
やることはキッチリやるんだけど、そこまで熱くない。むしろ地味。
コツコツコツコツ小さなことを積み重ねていくことが得意になります。
ルーティンでもどんとこい。他の人だったら馬鹿にするような退屈な仕事だって、山羊座火星はちゃんとやってくれるよ!
そんな山羊座火星が、入るハウスによってどんなふうに変わるのかを見てみましょう。
まず「自己」の1室
マイペースな求道者。たとえ周りが理解してくれなかったとしてすら、自分にとっては必要だと思ったことを地味~にコツコツコツコツやっていきます。なので、人生の後半戦になると思わぬ力をつけていたりします。
山羊座は基本大器晩成型ですが、それがもっとも顕著に出るパターンでしょう。
「奉仕」の6室
The!社畜です。ヤバイくらい働きます。普通の人なら「やってられっかボケー!」ってキレるレベルのことすら真面目にこなしてしまいます。
ここで木星が「行け行けゴーゴー!」的にからむと、働きすぎて体を壊しがち(木星って、無責任に煽るんだもん)。
放っておくと働きすぎるので、他天体(もしくは他人の天体)がハードアスペクトで「そんなに働きたくないー!」的な横槍入れてるくらいのほうが健康にいいです。
「社会」の10室
責任感モリモリです。一度任せたら必ずこなしてくれるので、安心感ハンパないです。人間関係の調整がヘタクソなのが玉に瑕ですが、実務はかなり優秀にこなします。ゆえに、公務員や銀行員向きです。
1室の場合はとことん自分のために行動しますが、10室の場合は組織のために動きます。6室は働くことでいっぱいいっぱいになっちゃってそこまで視野が広くないのですが、10室だと周囲を見渡して冷静に行動します。組織内のリーダー(管理職)向きです。
同じ山羊座火星でも、ハウスによって印象はこれだけ変わります。
ぜひ、自分の天体がどの室に入っているかチェックしてみてください。
あなたの人生の重要テーマは、何?
ハウスにおいて、スピリチュアルなポイントは12室です。
12室が強い人は瞑想も上手いし内なる声を掬い上げるのも上手い。直感につながるのも難なくやってのけるのは12室が発達している人です。
「スピリチュアルな世界を探求したい!」という人は、ぜひ自分の12室がどうなっているかチェックしてみてくださいね!
(もし天体が入っていない場合は、12室ルーラーの状態とアスペクトを見てください)
私も、12室には二つの天体(太陽、金星)が入っています!
↑ひきこもりーずのお二人(12室)
ちなみに、私の蟹座金星は「蟹座原理主義」ともいえる初期蟹座なので、もうテンプレで家事大好きです。料理裁縫洗濯大大大好き。オウチの細々したことしてれば幸せ!
ただ、これが4室なら「家族のため」になるし6室なら「みんなのため」になるし10室なら「社会のため」になるんですが、いかんせん12室。「家にこもって誰にも邪魔されず一人で黙々と家事をしているのが楽しい」という超内向きのスタイルになります。
一人最高。一人が寂しいなんて理解できない。一人でいるときが一番の幸せ!
でも私の場合、実は12室よりも11室のほうが強いんですよね。天体が3つありますから。
1つのハウスに、3つ以上の天体が入っているハウスは「その人の人生において重要なテーマ」として判断します。「そのことに関して特に重点的に学ぶために生まれてきた」ということです。
私の11室はこんな感じです。
左から双子座水星・牡牛座木星・牡牛座月です。
この11室が強烈に目立つため、妙にコミュ力発揮してしまったり、いつの間にか知り合いが増えていたり、傍から見たらリア充になってしまいます。
↓性格免許証でも恋愛免許証でもコミュ力認定爆発です。誰でも友達!
トランジットの木星とか通過してると、頭おかしいくらいガチで社交的です。(そしてその次には12室引きこもり強化期間がやってくる)
セッションでは鬼のように厳しかったりする(MC△土星なんで…)ことも多いようですが、つながっていないときの私は相当人あたりが良いです。11室的フレンドリーさにあふれています。
初対面の人と仲良くなるのもお手の物です。あわせる気にすらなれば、どんな話題でもついていけます(双子座水星)。11室木星なので、セレブな人との関わりも自然と恵まれます。
放っておいたらそこばっかり強調されてしまって(いかんせんわかりやすい)、12室引きこもり体質なところや1室土星で努力とド根性の超体育会系なところや天王星蠍でオタク気質なところなどは、理解されにくくてストレスがたまります。
でも、11室が大きなテーマなので、やはり私には博愛的で広く浅くの人付き合いは大切なのでしょう……。こなしていかねばなりませんね。
そしてこれに蠍座天王星は「クソめんどくせー」といい、射手座海王星は「頭で考えてないでハートで動けばいいのに」と反応するわけです。
自分の興味あること以外、全く関わりたくない蠍座天王星
スピリチュアルエネルギーに関連する天体は影響の大きい順に冥王星、海王星、天王星です。
私はこの3天体が全て「プライベートな領域で他人のためにエネルギーを使う(4室~6室)」におさまっています。
それ以外の天体(現世的)は全て自己の領域(10~3室)にあります。
精神世界のことに関してはとことん人のために動き、その他ではとことん自分のために動く。そういう配置です。
だから仕事以外でスピリチュアルな話をしたいとは思わない。「スピリチュアルが趣味」にはなりえないです。私にとって精神世界は、あくまでも(人のためにやる)仕事です。
「天体のサイン(星座)を見てアスペクトを見てハウスを見て…」となると、こんがらかるかもしれません。
そういう時は、とりあえずザックリ見てください。
ザックリ見たほうが意外と本質がつかめたりもします。
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