ネガティブの効用

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「ネガティブになっちゃいけない!
 ポジティブに前向きにならなきゃ!!」
と、自分をがんじがらめにして辛くなっちゃっている方へ、ネガティブの効用をお伝えします。

さて、日本人であるなら、仏教は多かれ少なかれなじみがあるでしょう。
特に葬式は仏式が多いですよね。自分ちが仏教じゃなくても、葬式で仏教に接したことのある人は多いでしょう。

今の日本での仏教というと、「坊さんがお経を上げて葬式して法事して墓参り」ってイメージですよね。
でも、仏教の根っこ、ブッダの教えって、もおーっちょーーーーネガティブなんですよ!

buddha

現世(この世)は苦しみに満ちている。
苦しみしかないといってもいいくらいだ。
人は生きながらに苦しみ、病みながらに苦しみ、老いて苦しみ、死ぬときも苦しむ。(四苦)

とにかく苦しい、辛い。それが現世。

苦しいのはもうしゃあない。
とりあえずできるだけ功徳を積んで、来世で幸せになろうじゃないか。
最高の理想をいうなら、輪廻の輪から外れて、もうこんな世界に生まれ変わらずに済むようになろうじゃないか。

↑こんな感じなんですよ。ブッダの教えって。
超ネガティブでしょう。「苦しくて辛いのは当たり前」スタートなんですよ。
そんで、「しょうがないからとりあえず来世にかけよう。死んでからいいとこいけるように今を生きよう」なんですよ。

ネガティブですねー!!

でも、ネガティブな教えだからこそ、救われる人がたくさんいたんですよね。
「そっか、辛いのは当たり前なんだ」って思うことで、救われる人がいたんですよ。
ネガティブだから救われたんですよ。

これがポジティブに「いつもがんばろう!」だったら、全然救われない。
ネガティブだからこそ、楽になる。

ね、ネガティブも捨てたモンじゃないでしょ?

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