カップリング論争なんて、くだらない

heart on sand

特定のキャラクターやカップリング(組み合わせ)をおとしめて、自分の好きなキャラクターやカップリングを持ち上げる。

昔からずーっとずーっと、どこでもある話でした。
本当に、馬鹿馬鹿しくて不毛な行為です。

なぜなら、特定のキャラクターやカップリングにはまる人は、「必要があってそこに引き寄せられている」から。
どのキャラ萌えが正解なわけでもないし、カプが正解なわけでもない。
しいて言うなら「その人が好きだと思っているキャラ(カプ)が、その人にとっては正解だ」ということです。

自分の人生に必要な要素を垣間見せてくれるのが、はまるキャラやカプだからです。

それはわかりやすく自分自身だったり、パートナーの投影だったりします。
たとえば、私は封神演義の姫発にはまった後はチャラいサーファーと付き合うことになったし、遙かなる時空の中での頼久に萌えた後は武士の家系に生まれた硬派なあんちゃんと付き合っていました。
萌えキャラが、自分のプロセスを暗示していた一例です。

素直に好きだと思うものを好きでいればいいのです。
それでこそ「このキャラになんではまったんだろう?」と考えたときに、自分の内なる囁きを聞きだすことができるのです。

例えば、「○○は絶対総受!!!」と、何のジャンルにはまっても好きなキャラが総受けになる人がいます。
そういう人は、相当愛情が必要な人です。それも、自分からの。

大抵そういう人は、攻めキャラに自分を投影して、受けを愛したがります。
その時に、そのキャラのどこが魅力的なのかを並べてみてください。

「本当はやさしいのにツンデレで素直になれなくって、みんなにわかってもらえないところがカワイイ」
「無口であんまり人と上手く関われないけど、でも夢に向かっての努力は誰にも負けないところがステキ」
「いつもチャラチャラしてるように見えるけど、本当はすごく真面目で仲間を大切にするところがいい」

なんでもいいです。
そここそが、あなたが自分で愛したいと思っているあなたの姿です。
もっと言えば「世間的には認めてもらえなくてフラストレーションを感じているけれど、でも本当は自分では好きになりたい自分の姿」です。

そこを愛したくてしょうがないから、わざわざカップリングに持ち込んでまで愛しているのです。
一人のキャラに愛されるだけじゃ足りないから、総受なのです。
総受け好きの人は、自分からの愛が必要なんです。愛してあげてください。

ここでキモがらないでください。
そんなこと誰にも言う必要などないのだから、自分でこっそり一人で愛せばいいのです。
「そっか、そんなに愛されたかったんだ」と受け入れてあげてください。そのための総受けなのです。

sweetheart

そういう風に、惹かれるキャラやカプに意味があるとわかったら、やたらと他のカプやキャラを叩いて排除しようとする人が出てくる理由もわかってくるでしょう。
要するに、そういう人は「私を認めてよ!!!」と悲鳴を上げているのです。
自分の好きなキャラ、カップリングを認めてほしくて仕方がない。イコール、自分で自分を認められない。そういう人は、実は自分が大嫌いなんです。

だって、自分で自分を認められていたら、自分の好みを肯定できていたら、人の好みも簡単に容認できます。
それなら「あなたはあなた、私は私。お互い好きなものを好きになればいいのよね」という心理状態になります。
自分を愛せないから、人を否定してまで自分の嗜好を認めてもらおうとするのです。それによって、何とかして自分を肯定したいのです。言い換えると、そこまで追い詰められちゃってる人が、特定のキャラやカプを叩くのです。

キャラやカプではありませんが、私は昔ヴィジュアル系バンドがもう大嫌い!!でした。
見るだけで虫唾が走る!気持ち悪い!!
なぜなら、「男のくせに髪を伸ばして化粧なんかしてネガティブで暗い音楽やってるなんて最低!」と思っていたからです。

友達がヴィジュアル系バンドが好きだと容赦なく「何でそんなの好きなの!?気持ち悪い!」と文句を言っていました。
「ネガティブすぎる!気持ち悪い!そんな曲聞いてたらこっちも暗くなる!やめてよ!なんなの?嫌がらせ!?」くらいの勢いで否定していました。

賢い皆様は、もうお分かりですね。
ここまで叩くのは、おかしいのです。
要するに、自己肯定できていないからそうなるのです。

私のヴィジュアル系嫌いは、具体的に言えば「女性性(女らしさ)を受け入れられない自分」と「自分のネガティブな一面をなかったことにしたい自分」の象徴でした。

そう、女性性(女らしさ)を受け入れられてないと、女性的な側面を持っている繊細な男性がムカツクんですよ。
女の子らしくふるまう女子も大嫌いでした。要するに女性性から逃げたくて仕方がなかったんです。
それなのに、ヴィジュアル系の男性は下手な女よりキレイだから女性性を突きつけてくるでしょう。向き合いたくないから否定してた(逃げてた)んです。

そして、私は苛酷な家庭環境に適応するために、わかりやすくポリアンナ症候群にかかっていました。ハイパーポジティブで、常にポジティブすぎた。
例えば竹刀で殴る父親を「厳しくしつけてくれてありがたい親」と思っていたり。
「そこポジティブに取っちゃダメだろ!」ってとこまでポジティブにとっていたんです。

ネガティブに暗いことを言ったら、親から怒られる。いい子にしてなきゃだめだったから。
いい子はいつもポジティブなんです!いつも笑顔なんです!落ち込んだりしちゃダメなんです!
でも、ヴィジュアル系の歌ってネガティブで暗いのばっかり(少なくとも私の友達がすきなのはそうでした)だから、否応なしに自分のネガティブな部分を刺激されます。
そこに向き合いたくなくて、やっぱり否定していたんです。自分のネガティブさから逃げていたんです。

今は自分の女らしさもネガティブなところも受け入れるようになったので、ヴィジュアル系バンドについての激しい嫌悪感もなくなりました。
まあ、相変わらず好きだとも思わないんですが。(無理に好きになる必要もないのです)

だから「もうこれ大嫌い!死ね!!」とか思うくらい嫌いなキャラやカプがあるっていう時点で、実は相当重要なシグナルなんですね。
自分のどこかを抑圧していたり、認めてなかったり、愛せてないってシグナルなんです。

だから、今あなたが「○○死ねー!!!」とか思ってるキャラやカプがあったとしたら、そのキャラやカプのどこに虫唾が走るのか分析してみてください。
どんなところが嫌いなのか、徹底的に紙に書き出してみてください。
そうしたら、何かがつかめるかもしれません。準備が整っているなら、癒しすら起こるかもしれません!(その後はもちろん、その感情は浄化されるでしょう)

特定のキャラやカプの誹謗中傷をしている人がいたら、「この人は自分を愛せずに苦しんでいるのだな」と思ってください。
自分の好みを否定しているのではなく「その人の問題なのだ」と受け取ってください。
あるキャラやカプを異様に叩きたくなるのは、「自分の中に受け入れていない部分、否定していて逃げている部分がある」と示しているのです。

好きなキャラ(カプ)も嫌いなキャラ(カプ)も、全ては自分の内面の反映なのです。
あなたが気づかないところを、教えてくれているのです。

2013年03月20日 | Posted in オタク ヒーリング | タグ: , , , Comments Closed 

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