あなたの「取扱説明書」はありますか?

シェイクスピア

あなたは、どういう人間関係を築きたいですか?
具体的に言うと、相手からどう接してもらいたいですか?
あなたは「自分がどう扱ってもらいたい」ということを、相手にうまくプレゼンできていますか?

こういうと「そんなこと、言わなくったってわかってくれる人がいい」という答えが返ってくるかもしれません。
しかし、それは甘い。
特に、家族、恋人、親友など、「プライベートで近しい距離にいる人」に対して「以心伝心」を求めると、取り返しのつかない事態になりかねません。

愛情の冷め切った熟年夫婦を見ればわかるでしょう。
あれが「言わなくてもわかるだろう」のなれの果てです。

そんな事態にならないためにも、あなたは「自分の取扱説明書」を用意しなくてはなりません。

パートナーや家族に
「なんでそうなの?」
「何で怒ってるんだ?」
「どうしてそんなこと言うの?」
と聞かれて、答えられなかった経験はありませんか?
もしくは、相手が悪いと責めて、理不尽な八つ当たりをしてしまったことはありませんか?

「私はこうされたら嫌です。このようにしてもらえれば問題ありません」
「私はこういうときに怒ります。こうされれば気に触ることはありません」
「私はこう言われると不機嫌になります。だからこのような言い回しをしてください」
自分がわかっていれば、このように明確に相手に自分の扱い方を提示できます。

特に、男性相手にこれは効きます。
ヒステリックに怒鳴るのではなく冷静に筋道立てて改善策を提示すれば、男性はそれに沿って努力してくれるからです。

男性は、女性にはいつも機嫌良くいてもらいたいと思うもの。
でも、「どういう状態なら女性が機嫌よくいられるのか」がわかっている男性は、驚くほど少ないです。
紋切り型に「俺の仕事(役職・企業・業種)はスゴイ」だの「俺は金がある」だの「俺は夜のテクがスゴイ」だの「俺の車はベンツだ」だの言えば、女がついてくると思っています。

ここで絶望しないでください。
本当にそうなんです。
男って、そこまで単純にできてるんです。ビックリですよね……。

だからこそ、一度自分の「取扱説明書」をつくってください。
「私はこういう人間です」を文章化してみてください。

もちろん、それで全てをカバーなんてできません。
人間はそんなに簡単に記号化できるものではありません。
でも、まだ「こういう傾向があります」と伝えることで、人間関係(特に近しい関係)は相当マシになります。

そして、家族より恋人より友達より、誰よりも「自分が自分の扱いを上手くなること」が大切なのです。
自分とうまく付き合っていく、自分に絶望しない、自分を見放さずにいるためには、自分をどう扱ったらいいか熟知する必要があります。

自分の扱い方、わかってますか?
人のことに気を遣ってばかりで、自分に無関心になっていませんか?
どんなときに自分はどんな感情を抱くのか、ちゃんと注意を払っていますか?

周りに流されてばかりでは、自分が真に何を感じ、どんなことを思う人間なのかがわからなくなってしまいます。
「みんながこう言うから、そうなんだろう」と、人の評価基準をそのまま自分にあてはめてしまいます。
でも、そんなことをしていては、一生「本当の自分」がわかりません。

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とりあえず今の自分をザックリとだけでも説明するために、一度「自分の取扱説明書」を書いてみてください。
テンプレートは以下に用意しました。
「自分の取扱説明書」記入用紙をダウンロードする(PDF)
私が書いてみた記入例はこちら。(PDF)

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