「みんなと仲良く」なんてしなくていい


私が今の学校教育で一番有害だと思うのは
「みんなと仲良くしましょう!」
と、無垢な子供たちに教えることです。

みんなと仲良く。
できますか。
無理です。できません。

もしここで「私は誰とでも仲良くなれますよ!」という人がいたとしたら、その人は嘘つきです。
もしくは、「人を愛するということ」を本当は知らない人です。

学校(家庭)で教えるべきなのは
「みんなと仲良くすること」ではなく
「合わない人と適切に距離をとって付き合っていくこと」です。

だって、絶対人間合わない人なんていますよ!
学校だけじゃなくって、会社でも取引先でも親戚でもSNSでも趣味のサークルでも、どこっでも、合わない人っていますよ! 絶対いますよ!
ほら、今あなたの頭の中にだって「あの人とは合わないな~」って人の顔、浮かんできたでしょう!?

そうなんですよ。
人間は、合わない人がいるんです。
一人ひとりに個性がある以上、「水と油」の関係になる人が必ず出てくるんです。

じゃあ、その「合わない人」を糾弾すればいいのか?
「合わなくてムカツク」からいじめて苦しめればいいのか?
「お前は自分に合わないから出て行け!」と排除すればいいのか?

違いますよね。
「合わない人」だって、ただ単に性格や価値観が自分と合わないだけで、その人の使命があって生まれてきた意味があって学びがある、自分と同じ人間なわけです。
尊重すべき人間、一個人なのです。

でも、そういう人とミッチリ付き合うとやっぱりキツイ。
無理ですよ。
イラッと来るし排除したくなりますし、いじめたくもなりますよ。

だから「みんな仲良く」ではなく「他人と適切な距離をとって付き合いなさい」という教育が大切なのです。
「合わない人とは、必要最低限の事務的なコミュニケーションで済ませる」という技術を身につけることが大切なのです。


たとえば、嫁と姑。
仲良くするのが難しい関係です。
そんな相手に仲良くしようと努力したって、お互いストレスがたまるだけ。

基本的に年取った女ってのは、若い女が無条件に妬ましいのです。「自分より若い」ってだけでムカツクんです。
それなのになつかれたら、キツイですよ。下手に相手が「いい子」なだけに邪険にもできない。
自分が年老いていって、一日一日深くなっていくシワに悩んでいるときに、肌のハリがピチピチの女の子が目の前に現れて、楽しそうに笑うんですよ。

何の拷問ですか。
「誰とでも仲良くしなくっちゃ!」と思っている人間は、こういう振る舞いをいとも簡単にしてしまいます。
「無神経もいい加減にしろ!」と怒鳴りたくもなります。

人間関係には、それぞれに「適切な距離」というものがあります。
「盆と正月に会うだけなら優しくできる」けど「一緒に住んで毎日顔つきあわせるなんて無理」なら、会うのは年に二回にすればいい。

近しく付き合って仲良くすりゃいいってモンじゃないんです。
あなたが仲良くしようとするがあまり、迷惑してる人だっているかもしれない。

距離をとったほうが、お互い幸せな場合だってあるんです。
誰とでも仲良くしようとしないでください。
自分が本当に心を分かち合える人と、仲良くしてください。

合わない人と、あんまり仲良くしないでください。
とりあえず、最低限の礼儀をもってして事務的な(必要な)ことだけすれば十分です。
それが自分にとっても、相手にとっても「生きやすい」快適な環境を作ります。

2012年11月06日 | Posted in 人生:スピリチュアルブログ | タグ: , Comments Closed 

関連記事