転職したいなら資格は取るな


世の中、どこか「資格万能主義」な空気があります。
「資格さえあればどうにかなる」という空気です。
「資格はあくまでも、スタートラインでしかない」という事実を忘れ去っているかのようです。

職務上必要になった資格は、もちろん何歳だろうが取っていいだろうし、会社も(まともならば)バックアップしてくれるはずです。
でも、転職するために、ステップアップするために資格を取りたいなら。
それならちょっと一度冷静になってください。

それは、「あなたの望む人生につながる資格」でしょうか?

その資格、あなたのためになりますか?


例えば、士業(公認会計士、税理士、行政書士等)の資格を取って、独立開業したいと夢見ている人って結構います。
「今はしがないサラリーマンだけど、いつかは!」という夢ですね。

そういうご相談には、私は必ずこう聞きます。
「あなたは毎日ハードに働きまくるのが好きなタイプですか?」と。

士業はハードです。超働きます。
もちろん、そういうハードな仕事が大好きならば、それはかまいません。
でも、現在の仕事ですら嫌気が差している人に、士業のハードさがこなせるとは思えません。
すんごい頑張って資格とって就業しても、すぐ体壊して(もしくはメンタル病んで)離職じゃ、あまりにも報われなさ過ぎるでしょう。

基本的に、「取るのが難しい資格は取った後もハードワーク」です。
あなたは「資格を取った後は楽ができる」と思っていませんか?
それならやめましょう。
取るのに大変な資格は、取った後も大変です。資格取得後も、勉強し続けなければならないものがほとんどです。

あと「雇用者側」の視点に立つと、「年齢が行っているのに実務経験無しで資格だけがある」という人材はもんのすごく使いにくいです。それなら若い子を取るもの。
大学院生が就職に不利になるカラクリと同じです。オーバースペックな人材って使いにくいんです。

せっかく努力するなら、無駄にならないようにしたいですよね。

蛇足ですが、今は医者や弁護士ですら営業力のない所は採算が取れなくてあっぷあっぷしてます。
最近あなたの家にも「お医者さんガイド」とか「法律相談は○○へ!」とかそういうチラシや冊子が入ってきませんか?

そういうチラシや冊子を見るたびに、私は
「あぁ、儲かってないんだな……世知辛い」
としんみりしてしまいます。

だって、儲かってるところはチラシなんか出さないもん。
客が来ないからわざわざチラシをまくんだよ。
2~30年前じゃ考えられない事態です。

医者や弁護士だって、安泰じゃないのです。
ましてや、もっと難度が低い資格なんて言うまでもないでしょう。
今は「資格を取れば何とかなる」という時代ではないのです。

適職とめぐり合うために


じゃあ、どうしたら自分の適職に就けるのか?
望ましい転職ができるのか? その前に採用してもらえるのか?

それは「他の人と違う自分」をアピールできることです。
そのためには、まず自分を知らねばなりません。

リンデンバウムのスピリチュアルカウンセリングにお見えになる方にも、よく降りてくる質問です。

「あなたはいったいどう生きたいの?」

この軸さえハッキリしていれば、あなたは「他人とは違う自分」を打ち出すことができます。
そうすれば「替えのきく組織の歯車」ではなく「なくてはならない人」になることができるのです。
他の人と同じ「普通の人」じゃ、ダメなんです。

ましてや、存在感なくておとなしいタイプだったら、そもそも印象にまったく残りません。
当然人から覚えてもらえないので、どんなときにもないがしろにされ続けるでしょう。

あなたは自分がわかっていますか?
もしあなたが、普段から「周りに合わせる人」だとしたら、これは絶望的です。

とある女性に「あなたは何をしたいの?」と聞いたとき
「私は主人が幸せならそれでいいです」と答えました。

「いや、あなたが何をしたいか聞いているのに、どうしてご主人が出てくるの。
おかしいでしょう。
あなたが自分で純粋にしたいことを言ってください。人がどうこうは置いておいて」
「私が……私が……。私はみんなの笑顔が見られればそれでいいです!」
「いや、だから人のことは置いといて!自分が何をしたいの!」
「ど、どういう意味ですか?私が何をしたいって」
「だから、私は自由に生きたいですとか、私は毎日たくさん眠りたいですとか、私は陶芸がしたいとか!『私が』何をしたいの!」
「私……私……私……。私…わからない…。私には、何もない……」

この女性はようやく「周りに合わせすぎてすっかり『自分自身』を失ってしまっていた」ことに気づけました。
これは珍しいことではないです。
男性なら「主人」が「会社」になるだけだろうし「みんなの笑顔」が「同僚の笑顔」に変わるだけでしょう。

それだけ、「周りに合わせること」に夢中になるあまり、本当の自分をドブに捨てて忘れ去ってしまう人が多いのです。
そんな人が、自分だけの魅力を開花させられると思いますか?
でも、今の時代「自分ならではの個性がない人」なんて、誰の目にも留まらないのです。当然、採用面接でもそうです。

今あなたが「資格さえ取れば何とかなる!」とがむしゃらに勉強しているなら、一度立ち止まってください。
その資格が本当にあなたの人生を豊かにしてくれるのかどうか、考えてください。

一度きりの人生です。
「スピリチュアルに考えれば、どうせまた生まれ変わるから次があるや」じゃないんです。
今の肉体で、今の時代に生きている「今の自分」は一度きりなんです。

どうぞ冷静に考えて、自分を幸せにする選択をしてください。
その資格が、あなたを本当に満たしてくれるのかどうか、考えてください。
一番大切なのは「自分がどう生きたいか」であって「どんな資格を取るか」ではないのです。

2012年10月31日 | Posted in ビジネス:スピリチュアルブログ | タグ: , , Comments Closed 

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