瞑想の危険性

瞑想に向く人、向かない人


スピリチュアルカウンセリングを受けたことのある方はお気づきかもしれませんが、すべての方に個人でできるスピリチュアルケアとして、瞑想をおすすめするわけではありません。

第一として、「向くか向かないか」という単純な理由があります。
簡単にスッと瞑想に入っていける人と、そうではない人がいるのです。

ややステレオタイプですが、単純に分類するなら「左脳型」の人は瞑想が苦手です。
理系、男性的、理性的、分析好き、感覚より理論、そんな特徴のある人は、瞑想に入りにくい傾向があります。
といっても、もちろんこれは訓練次第で改善もできます。毎日粘り強く練習すれば、誰でも上達はするものです。

ただ、本当に瞑想が苦手の人の場合は、瞑想でアプローチするよりも、もっとほかのアプローチのほうが合っている場合があります。
そういう場合、あなたのガイドはスピリチュアルカウンセリングでそういった別のアプローチをご紹介するでしょう。

この第一の理由は、向くにしろ向かないにしろ、別にそれほど深刻ではありません。
問題は、第二の理由です。

瞑想の副作用

瞑想をお勧めしない場合の、第二の理由。

瞑想は、時に危険だからです。
変性意識状態になり、通常の「肉体を持っている自分」とは別の知覚状態を体験するからです。

こう言うと恐ろしく感じるかもしれませんが、ここまで強烈な瞑想体験をする人は、そんなにそんなにいないでしょう。

メルマガ読者の方にご紹介している「基本の瞑想」はかなりライトな瞑想です。
初心者でも瞑想が相当苦手な人でも、何とかなるようにデザインされています。
なので、それほど恐れなくても大丈夫です。気楽に毎日ストレス解消に使ってもらっていい程度のものです。

当然、それほどの劇的な効果もありません。
本当に「お気楽なストレス解消法」だと思っていただければ。そのために作りました。

でも、世の中の精神世界本やハトホルからのメッセージでご紹介しているような瞑想やエネルギーワークは、かなり強烈なものもあります。
私が作った瞑想でも、リピータールームでご紹介している「聖なる父と母の瞑想」は結構強烈な部類に入ります。(だから一般公開はしません)

こういった瞑想でも、瞑想が下手な人がやる分には、別にそんなに効果は出ません。
ある意味、怖くないのです。

でも、「瞑想に入っていくのが上手くて、強烈な体験をできる人」「熟練瞑想者」はものすごく気をつけなくてはなりません。

感情のガンで、トム・ケニオンはこのように述べています。

ニューメキシコ州サンタフェに住む友人が、2~3年前に地元の健康食品店で、うつ病のためのハーブとホメオパシー療法の講習に参加しました。
当時、彼は自分自身に失望していたけれど、参加者にたくさんの人を見てびっくりしました。その場は満員でした。彼の判断によると、これら参加者の約90%はある種のスピリチュアルな伝統に基づく瞑想を実践していました。
(中略)
自分の精神の本質を洞察することに慣れてきたとき、計り知れない恩恵を得ることができます。
しかし、感情的な真理を拒絶し慣れてきたとき、自我崩壊に陥ります。あなたが何度五体投地をしてきたか、どのくらい輝きが増してきたか、どれだけ長くケツの上に座って黙想してきたかはどうでもいいのです。
この種の瞑想は、光明へとは導きません。
(中略)
逃避的瞑想(私が作った用語です)で、ある人は感情的苦痛の経験を逃避するために脳内麻薬を使います。
こういう瞑想は一つも、真の価値あるものを生み出さないでしょう。
それはただ、自分自身の真の経験から逃避する手助けに過ぎません。

「スピリチュアル」は「メンヘラ」を救わない。


実は、スピリチュアルなことにハマると精神病んじゃう人って、一定数います。

ヒーラーマニアの方はご存知でしょう。世の中いかに精神病んでるヒーラーが多いか。
世の中これだけ多くのヒーラーが誕生して、3年後にはその9割はもういなくなっちゃってるのは、こういうカラクリもあるのです。
ヒーラーって繊細な人が多いんです。で、自分が病んじゃって、人をかまってる場合じゃなくなっちゃうのね。

熟練して簡単にトランス状態に入れるような人が、強烈なエネルギーワークを行うと、当然エネルギーはものすごく動きます。
波動が高まります。一気に上昇します。
錬金術的な変容が著しく起こります。

そうなると、大抵、ものすごく「人として」のバランスが崩れます。
当たり前ですよね、一気に上にビョ~ンって引っ張られちゃったら、天にビョーンって行っちゃうでしょ。地に足つかなくなっちゃうでしょ。

そのときに何が起こるかというと「激しい精神的な落ち込み」です。
グラウンディング(現実を生きること)が難しくなってしまって、もうこの肉体に収まっている(生きている)ことが耐えられなくなります。

こういった事態で必要なことは「直ちに瞑想をやめてグラウンディングすること」です。
「あ、おかしいな。グラウンディングできてない。スピリチュアルなことやめて、ちゃんと現実に戻らなきゃ」と冷静に対処しなくてはなりません。

そこで「おしっ、グラウンディングするぞっ!」ってちゃんと地に足をつければ、そういう強烈なエネルギーワーク後でもバランスをとりもどせます。
人と関わって、ちゃんと仕事もして、「人間」として毎日を過ごせるようになります。
そうすれば、高い精神性と物質的な生活を両立し、統合できるのです。

リンデンバウムも含め、多くのスピリチュアルなセッションで「精神科に通院している方お断り」なのもこういう理由からなのです。
精神病んでる人が、スピリチュアルなヒーリングやセッションを受けると、精神状態がもっと悪化する。現実と折り合いがつけられなくなる。
なぜかというと、グラウンディングが弱くなるから。

スピリチュアルな道を探求したいなら、必ずグラウンディングの強さ、要するにガツガツと現実を生きる「心の強さ」が必要です。
ちゃんと毎日人と関わり、金を稼ぎ、社会に根付くことが必要です。
そうでなければ、バランスを失って精神が崩壊するでしょう。

ヒーラーは、病みやすい

ヒーラーをやっていくには、日常的にスピリチュアルな訓練が欠かせません。
自分の内側をクリアにして浄化しておかねば、プロとしてのパフォーマンスは提供できません。
となると、強烈な瞑想やエネルギーワークを日常的にこなす必要が出てきます。ある意味、修行です。

そうなると、当然グラウンディングが弱くなってしまう。
肉体と精神のバランスが崩れやすくなる。
そこでグラウンディングの強さ、言い換えるとメンタルの強さがなければ、バランスを失ったまま精神崩壊に至るのです。

ヒーラーって職業は、実は超精神病みやすい。
スピリチュアルヒーラーに限らず、セラピストや精神科医も病んでる人多いです。

知人に、頼みの綱だったセラピストに自殺され、そのショックからいまだに立ち直れない人がいる。事実、自殺率の高い職業のひとつは、精神科の医師である。
――ロビン・ノーウッド 愛しすぎる女たちからの手紙 P285

私も「ヒーラーになりたいんです」という相談を受けたら、真っ先にこう口にします。
「あなたメンタル強い? メンタル弱かったらやめな。病むよ」

白い巨塔を読んでイライラしていた(山崎豊子はイライラするー!!!)とき、上の人(私のガイド)はこういいました。

「君ねえ、里見がいい医者だとか思ってない?
 言っておくけど、君は財前を目指すべきだよ。
 里見みたいな人間は、結局現実では人を救えない。
 現実で人を救いたいなら、君は冷徹なる財前になるべきだ」

上の人が、財前教授のように賄賂をもらえとか不正をしろといっているわけではないことはお分かりいただけると思います。
スピリチュアルに言うなら「それくらいグラウンディングが強くなきゃ、人は救えないんだよ」ということです。里見みたいに「いい人」じゃ、つぶれるだけだと。

「常に患者のためを一番に思って、心を込めてケアを提供する」医者は、つぶれます。
「私、人を救いたくてナースになったんです!」という看護師は大抵3年以内に辞めます。

「患者さんの笑顔が見たいんです!そのためにガンバリマス!」とか言っちゃうナースがいたら、現場では邪魔です。
そういうナースは人が死ぬと
「○○さぁぁぁん、どうして死んでしまったんですかぁぁぁ~~私のせいでっ私のせいでぇぇぇぇぇ~~」
といつまでもグズグズと泣き続け、仕事が手につかなくなります。
そんな人間、医療現場では迷惑です。
人が死のうが何しようが、瞬時に心を切り替えて「すべきこと」に集中する冷徹さがなければ、人は救えないのです。

ナースを「ヒーラー」にあてはめれば良くわかっていただけるでしょう。
優れた医療者は、必要ならば残酷なほどの決定を簡単に下します。
心の優しい人に、医療者やヒーラーは向かないのです。

ヒーラーはとても危険な職業です。
「愛と光にあふれてて楽しそう♪」なんてお気楽な気持ちではじめないでください。

ヒーラーは、メンタルの強さが命。
ヒーラー志望者は、一にも二にも、精神と根性を鍛えること。
夢をかなえたいなら「何を言われても動じない、毛の生えた心臓」を手に入れることです。

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