あなたが“生きにくさ”を感じるわけ

美しく素晴らしい心が踏みにじられる現実

美しく素晴らしい心が踏みにじられるわけ
スピリチュアルなことに興味のある方は、とても優しくて、心の綺麗な方が多いです。

だから、この世の中に“生きにくさ”を感じて
「どうして皆さん愛を持たないのでしょうか」
「無償の愛こそ尊いのに、なぜ自分のことばかり考えエゴにまみれているのでしょうか」
「この宇宙に全ての愛を捧げれば人類平和がもたらされるのに!」
など、おっしゃる場合があります。

美しい心がけ、ごもっともです。
でも、その崇高なる信念は大抵「何キレイゴト言ってんの?」と世間にバカにされるたぐいのものであることは、そんな心の綺麗なあなたが一番身に染みて感じていらっしゃることでしょう。

もしあなたが本当に自分の信念をこの世の中で何らかの形にしたいなら。
自らの抱く愛を世界に広げたいなら。
みんなとそれを分かち合いたいと望むなら。

ならば、今日からキレイゴトを言うのはやめましょう。

そう。もう十分にご存知ですね。
美しいキレイゴトで、人は動かないのです。

神聖すぎては使いものにならない

神聖すぎては使いものにならない

オーラソーマの創始者、ヴィッキー・ウォールの父は幼いヴィッキーにこう言ったそうです。

「神聖すぎてはならない。神聖すぎるとこの世界では使いものにならなくなるから」

ヴィッキーと同じく彼女の父もスピリチュアルな力のあるサイキックだったそうです。
その彼のいうこの言葉は、実に含蓄にあふれています。

そう、私たちは今ここでなすべきことをなすには、神聖すぎてはならないのです。
わかりやすく言い換えるなら「スピリチュアルな理念にばかり偏ってはならない」

あなたは心がきれいだから、おなかが空いていても食べ物を自分の分まで人に与えようと思うかもしれません。
でも、そういう善意は往々にして、こっぴどい形で踏みにじられるもの。それは生きているなら十分ご存知でしょう?

「どうしてちゃんと感謝しないの?私だって食べたいのに、あなたにあげたのよ!」
こう相手をなじったところで
「じゃあ自分で食べりゃよかったじゃん。バカじゃないの」
と言われるのがオチです。

そのときに「私は全てを許します。全ては愛なのです」とニコニコできますか?
私はできませんね。
だって人間だもん。できないことはできないし、イラつくもんはイラつきます。

スピリチュアル好きの人はここで「いいんです、許しが一番大切なのです」と、本当は許せないくせに口ではキレイゴトを言いがち。

だからダメなんです。

嘘をつかない子は、空気が読めない


そういう心美しき善良なる人は、どこの組織や集団に属しても、いつまでたっても虐げられてばかり。
「いつもニコニコしてるポジティブで嘘をつかない人」は絶対いじめの対象になるに決まってるでしょう。そんなのは、子ども社会でも大人社会でも同じです。

神戸連続児童殺傷事件を起こした“サカキバラ少年”は、親から
「絶対嘘をついてはいけません!」
と厳しくしつけられたそうです。

親は「嘘をつかない人になってほしい」という理念を持ち、子をしつけたのですね。
詳しくは、「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記をご覧ください。

確かに「嘘をつかない純真な子ども」は大人にとって非常に好ましい、美しい存在です。
でも、そういう子は絶対クラスでいじめの標的にされます。
だって、間違いなく「嘘をつかない子=社会性の無い子(空気の読めない子)」だもの。

ここで「嘘をつかない子をいじめるなんて許せない!いじめはいじめる側の心が汚いのが悪いのよ!」と怒りを覚えられますか?

そうですよね、本当に弱いものいじめする人間なんて最低ですよね!
でも、そんな文部科学省の通達みたいなキレイゴトを言っていてイジメがなくなるなら、確実に天然痘より前に撲滅されています。

キレイゴトは無力です。
「心の汚いヤツが悪い!」と声をはりあげても、現実は何一つ変わらないのです。

あなたが現実に生きにくさを感じるのは当然です。
だって、現実には何の効力も無いキレイゴトを口にするのだもの。

スピリチュアル愛好家よ、俗物であれ!

スピリチュアル愛好家よ、俗物であれ!
愛あふれる一つの魂であるあなたは、意味があって今ここに生を受けました。
今ここでなすべきことがあり、学ぶべきことがあり、生かされています。

だから、ちゃんと命を全うしなくては。目的を達成しなくては。

そのためには「キレイゴト」を言っていてはいけないのです。
世の中は、正論でなど回っていないのです。
きちんとこの世界に根付き、地に足をつけて、たくましく生きていかねばならない。

心の貧しい人に愛を伝えるには、美しい言葉や行いではダメです。
自分のやり方でスピリチュアルなキレイゴトを押し付けたって、愛は伝わらない。
あなたにとって「下らない人たち」のやり方を尊重しましょう。

時には嘘を言ったりズルをしたりおべっかを使ったりゴマをすらなくてはなりません。
そうしてはじめて、「彼らにはどう伝えたらよいか」がわかるのです。

「損して得取れ」「毒を以て毒を制す」「譲って通す」そんな老獪さこそが大切です。

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