男をもてあそんで捨てる心理

もう女は信じない

もう女は信じない
今でこそ人畜無害のオバチャンな私ですが、若い頃はひどくすさんでいました。特に、男性への接し方は目も当てられないほど。

若い時分の私にとって、恋愛とは「ゲーム」でした。
男性と愛を交わす機会ではなく、「食う食われる」「どっちが先に落とすか」「惚れたほうが負け」の殺伐とした、ゲーム。

その男性を落とすまでは必死に媚を売りまくり、「あぁ、こいつは落ちたな」と思った瞬間手のひらを返す。そして、自分の都合のいいように扱う。ひどいもんです。

こんな捨てゼリフを吐かれたこともあります。
「女って、遊んでなさそうなやつのほうが遊んでんだな。
 もう、俺、女は信じない」

……うーん、今思い出しても、実に悲惨ですね。痛々しいことこの上ない。
誰も得をしない、まさに“関われば関わるほど傷つけあうだけ”の関係。

何が楽しくてそんなことをするんだ!と思われるでしょうが、本人にとっては「そうするしかない」のです。
そういうパターンが刷り込まれているのです。

男なんて、みんな敵。


私は父親に殴られて育ちました。
「男=敵」
という刷り込みがわかりやすくなされたわけです。

しかも幼い子どもにとって、親は絶対的な権力者です。
親に逆らうと「そんなやつは出て行け!」「いい子にできない奴にやる飯は無い!」といわれ、生命の危機を感じます。
大人(権力者)にとっては「しつけとしてちょっとキツク言っている」つもりでも、子ども(弱者)にとっては深刻な生死の危機なのです。

だから「男は敵。でもそういうそぶりを見せると生きていけない。だからすごく嫌いだけど媚を売らなくてはならない」という、文で見てるだけでも痛々しい心理状態が作られるのです。

しかも子ども時代の心理状態というのは、簡単に無意識の領域まで刷り込まれてしまいます。
自分で気がついてケアしない限り、勝手にそのパターンを繰り返してしまうのです。

そういう女性にとって「優しい男性」は、ものすごく違和感のある存在です。
なぜなら、父親に優しくされたことの無い子は「男性は優しいもの」という概念がすっぽりと抜け落ちていますので、優しくされても「何この人、気持ち悪い!近寄らないで!」と拒絶反応が出てしまいます。

だから、本当ならちゃんと建設的な信頼関係をはぐくむことのできる男性を拒んでばかりになり、あからさまに自分を傷つけるような男性にばかり夢中になってしまうのです。

自分にひどいことをする男性なら、父親によって作られた「男は敵」というパターンを繰り返してくれるので、潜在意識は納得してくれます。
でも、それはあくまでも潜在意識レベルの話ですので、顕在意識(自分で自覚できる領域)では全くわけがわかりません。

「私、どうしていい人を好きになれなくて、ひどい男ばっかり好きになっちゃうの!?」
と自分の意志で選択をしているはずの本人ですら、わけがわかりません。

「男を傷つけたい」女の闇

「男を傷つけたい」女の闇
たちの悪いことに、そういう女性は男性を振りまわして傷つけることにどこか快楽を覚えます。
かつての私も、自分に夢中になっている男性の心をズタボロにすることが快感でした。男の人が傷つく姿を見ると、「ざまあみろ!」とせいせいしたのです。恐ろしいほどの、闇ですね…。

どうしてそんなひどいことをするのか?
それが父親への復讐だからです。

血の繋がった子どもなのにちっとも愛してくれなかった。ありのままの子どもの姿を受け入れてくれなかった。親の都合を押し付けて子どもを振りまわしてばかりいた。
そんな父親への復讐を、自分に対して心を開いてくれて優しくしてくれる男性に対してぶつけるわけです。

全く話にならない八つ当たり。そんなことをしても、何一つ解決などしないのに。

でも、そこに「気づけない」と、永遠にそのパターンを繰り返すだけ……。
父親に付けられた傷というのは、ここまで深刻に作用するのです。

だから、もしあなたが過去に女性から軽く扱われて捨てられたとしても「優しさや思いやりが足りなかったんだ」とか「自分がダメで魅力が無かったからそうなったのだ」とは思わないでください。
そういう女性は大抵、心の深いところに男性不信を抱えているのです。

「俺が彼女を救ってやる!」は泥沼の元

「俺が彼女を救ってやる!」
心優しい男性は、そういう女性に対して
「なんてかわいそうなんだ!俺が彼女を救ってやるぞ!」
なんて思いがちです。

でも、それは、ちょっと待った。

確かに、パートナーの愛情によって救われる部分というものもあります。でも、それはほんの一部で、肝心なところはやっぱり自分自身でどうにかするしかありません。

人間、自分を完璧に救えるのは自分だけなのです。

だから、過度にそういう女性と関わろうとしないこと。そういう女性の負のエネルギーは強烈ですから、ものすごい勢いで不幸にしてもらえます。
幸せになりたいなら、ちゃんと自分の感情は自分でマネジメントできる女性を選んでください。

そして、今あなたが女の子を育てているパパなら、自分の与える影響がどれほど深刻なのかをきちんと自覚してください。
愛娘の恋愛や結婚の成功の可否を、父親であるあなたが握っているといっても過言ではありません。

間違っても叩いちゃダメです!しつけは言葉で!
あなたがきちんと「男は信頼できて素晴らしい関係を育める生き物なんだぞ!」と行動で教えてあげてくださいね。それが父親の義務です。

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