少子化は最高のエコ

この記事はご覧になる方によっては、非常に常識外れで不快な内容となっております。
どうぞ無理はなさらず、ご覧になりたい方のみお読みください。

先進国の少子化は地球に間違いなく優しい

上の人(ガイド)「君たちは盛んに『環境を考えて』『地球に優しく』と言うね」
私「それは当然よ。人類にとって持続可能な環境を整えていかなきゃ」

上の人(ガイド)「僕らから見たら、君たちはちゃんともう地球の意思を感じ取っているんだなと思うところがあるよ」
私「そうなの?どんな?」
上の人(ガイド)「少子化を起こしているでしょう。しかも、先進国、すなわち一人当たりのエネルギー消費量の高い国で」
私「本当に少子化は問題よね…困ったことだわ」

上の人(ガイド)「わかってないな、少子化だから地球に優しいんじゃないか」
私「えっ!?少子化が地球に優しい!?」
上の人(ガイド)「そう。しかも少子化が起こっている地域は、『エネルギーを大量に消費する国』だろ」
私「ええ、途上国ではむしろ人口爆発が懸念されてるくらいだし」

(出典:図録▽合計特殊出生率の推移(日本と諸外国) 社会データ図録
解説:この数値が2.1を下回ると人口減少が始まるといわれています。このグラフに載っている先進諸国、全てが2.1を下回っています。

上の人(ガイド)「あのさ、ぶっちゃけちゃうと人口減れば自然破壊も減るし環境汚染も減る。人が減ればゴミも減るしCO2排出量だって減る。違う?」
私「そ、そんなあけすけに言われると…でも、正論ではある……」

上の人(ガイド)「しかも、途上国で少子化が起こるより、先進国で少子化が起こったほうが、地球にとっては効率的だ。だって環境を破壊する力を持った先進国の人口が減ってくれれば、途上国の人口が減るより地球にとって優しいのは明らかだろう。
 統計を見てみるといい」


(出典:環境庁 図で見る環境白書
上の人(ガイド)「ちょっと人間が増えすぎだろう?こんな大量の人間を地球一つで養えるとでも?」
私「現在で68億人!?(参考:グーグル公共データ「2011年10月31日人口70億人に達する見込」と国連が発表
 私が学生のころ習った数字は50億人だったのに!」

上の人(ガイド)「君たちは、自分の国や狭い地域のことだけ見て『少子化は困った』といっているよね。
 でも地球の立場に立ってみた?地球から見たら少子化は歓迎すべき流れなんだよ」

私「……そんな…」
上の人(ガイド)「君たちの常識とはあまりにもかけ離れているから、意地悪に聞こえるかな?
 だけど、これは人類が精神的に進化してきた証でもあるんだ。
 戦争で殺し合いをして人口を減らすんじゃなくて、産む数が減っていくことで解決するなら、それはものすごく平和的な手段じゃないのかい?」

私「確かに、二つの世界大戦後、先進国はむやみやたらと互いで戦争をしようとはしなくなった。
 EUはそもそもヨーロッパの国同士でもう戦争をしないように作られてきたものでもあるし」

上の人(ガイド)「そう。だからね、少子化でいいじゃない。そんなに少子化を厄介者扱いする必要は無いよ。地球視点ではね」

一番地球の叫びをわかっている人たち


上の人(ガイド)「それにね、この話をしたのは、もう一つとても大切なことを伝えたかったからなんだ」
私「大切なこと?」
上の人(ガイド)「それは、子供を持たない人たちが自分を『社会的責任を果たしていない駄目な人間』と卑下してしまう傾向を、僕たちは見て取っているからだよ」

私「だって『親になって一人前』という社会規範が、今も根強いもの。
 昔の農耕社会では、跡継ぎがいないことはすなわち一族の死だった。続けて田畑を耕してくれる人がいなかったら、それが自分の死に直結したの。だからものすごく跡継ぎがいることは大切なことだったのよ。
 子供が産めない女は『石女(うまずめ)』なんて非難されて、分かりやすく『価値の無い女』だったしね」

上の人(ガイド)「それは、もうこの時代にはふさわしくない。わかってるだろう」
私「確かに、子供を産めば人間として本当に一人前なのか?と言ったら、私は自分の親を見て『絶対にそんなことはない』と言い切れるしね」
上の人(ガイド)「そう。そんな下らない価値観にふりまわされる必要は無い。なぜなら、最も地球に寄り添い、地球の意思を理解しているのが不妊の人たちだからだ」
私「どういう意味?」
上の人(ガイド)「不妊の人は、無意識の領域でもうわかってるんだよ。『これ以上みだりに人間を増やしてはならない』と。
 だから、不妊の人や、子供を持ってない人たちこそ胸をはって生きてほしい。
 ちゃんと地球の流れを理解している自分に、誇りを持って生きてほしいんだ」

私「そうか…不妊であることにも意味があるのね」
上の人(ガイド)「うん。しかも地球に寄り添っている証としてね。


上の人(ガイド)「君たちは『地球に優しく』と言いながら、本当に地球の身になって考えてないところがあると思うよ。
 別に非難したいわけじゃなくて、そうすればお得だから言ってるんだよ。

 地球に寄り添えば、本当にホッとして安らかに生きられる。
 もっと地球に意識を向けて、彼女に寄り添ってあげてほしいね。
 それは君たちにとって安らぎをもたらすから、必ずプラスになるはずだよ」

私「そもそも私たち人間だって地球の一部なんだものね」
上の人(ガイド)「そういうこと」

地球は無限だ。テクノロジーを操って食糧供給を増やせばいいではないか、というわけです。
しかし、われわれはいまや下りのエスカレーターを上っているのです。
いつまでも人口を増やしつづけられるなどと、どうすれば考えられるのか、想像がつきません。それは、現在のやり方を続けるなんらかの権利がわれわれにはあるという考え方です。
地球がいつまでも養ってくれると信じているなら、夢想の国に住んでいることになります。

――滅亡へのカウントダウン(上): 人口大爆発とわれわれの未来 P173

滅亡へのカウントダウン(上): 人口大爆発とわれわれの未来
アラン ワイズマン
早川書房
売り上げランキング: 46,758

関連記事