ソウルメイトはすぐそこに

ある日、私はプロの霊能者と、仕事の上でそれぞれが遭遇する難題について話をしていた。

「私にとって一番不愉快なのは」と、興奮した彼女が言った。
「クライアントが自分の前世はこうだったと信じていることを利用して、今現在している全く愚かな行いを正当化するときなのよね!」。

彼女はその適例として、二~三週間前に見た女性の話をしてくれた。
彼女には直観ですぐわかったらしいが、その女性の結婚は絶望的なほど不釣合いだった。どうやら夫婦の双方が苦しんでいる様子だったので、彼女は包み隠さずに自分の言い分を述べた。
「お二人は、何年も前に別れているべきだったんですよ」。
彼女ははっきりとクライアントに言ったのだ。

だかその女性は、単に謎めいた微笑を浮かべただけで、結婚したてのころに別の霊能者に相談したことがあると説明した。そのときの男性の霊能者によると、今の夫は前世では彼女の息子だった人で、その子供は、彼女に捨てられた結果、ひどく苦しんで死んだのだということだった。

「だから、おわかりでしょ」。その女性はきっぱりとした明るい声で言った。「現世でもう一度彼を捨てるなんてこと、どうしたってできないんです」。
「でも、そうなさったほうがいいですよ」。彼女はクライアントに告げた。
「だって、そういうことなら、また彼を殺すことになりますもの!」

愛しすぎる女たち 癒しのときより

前世ってばロマンティック★


上の人(ガイド)「人間を見てて面白いなと思うことがある」
私「どんなこと?」

上の人(ガイド)「やたらと『過去世(前世)からのつながり』を”ものすごいもの”と思っているところ」
私「そりゃそうよ、だって『カレとは前世でも出会っていたの♪』なんてロマンチックじゃなーい★」
上の人(ガイド)「……作るな。キモイ」
私「……付き合い長いとバレるわね…」

上の人(ガイド)「わかりやすく例えてみよう。
 もし君が街中を歩いていたとき、偶然にも中学校の同級生に会ったとする」

私「びっくりするね!『スゴーイ』ってテンション上がるかも!」
上の人(ガイド)「そこで
 『こんなところで会うなんてもう絶対運命!この人と結婚すべきなんだわ!』と思う?」

私「えっ?それは無いよ。思い込み激しすぎでしょ」

上の人(ガイド)「こっちからみると、『私と彼は前世からの縁なんだから結婚するの!』って言うのは『私と彼は中学校で一緒だった縁だから結婚するの!』ってのと同じ理屈なんだよ」
私「えー!?」
上の人(ガイド)「だって、こっちからすれば今世の過去だろうが過去世だろうが、過去は過去。同じもの。
 なのに、今の人生の過去で起こったことに比べて、なぜそこまでやたらと過去世の出来事をありがたがるのかがよくわからない」

私「う、うーん。そう言われたら確かに…」

ソウルメイトにはもう出会っている

上の人(ガイド)「それと同じく、やたらと『ソウルメイト』をありがたがるよね」
私「そりゃそうよ、だって『カレとはソウルメイトなの♪』なんてロマンチックじゃなーい★」
上の人(ガイド)「……………………………」
私「すいません……」

上の人(ガイド)「言わせてもらうけど、ここを見ている人全て、もうソウルメイトには出会ってるよ」
私「ええっー!?衝撃の事実!」
上の人(ガイド)「だって、今出会ってる人、ほとんどソウルメイトだもの」
私「は!?」
上の人(ガイド)「今知ってる人、すなわち家族、友人、知人、同僚、近所のオバチャン、大体その人たちの7~8割くらいは過去世でも会ってると思っていい」
私「ええーっ!?”あのムカツク上司と前世からの縁★”なんて全然ロマンティックじゃない!」
上の人(ガイド)「だから言ったじゃない、『何でそこまでありがたがるのかわからない…』って。
 今日道端ですれ違った人とも、過去世で何度も通行人として会ってる人だったりする。(そういう人は大抵今世でも通行人程度)通行人すら過去世で何回も会ってるソウルメイトなんだよ」

私「ロマンもへったくれもないよ!ひどい!」

ツインソウルだから別れられない!?

上の人(ガイド)「うーん、じゃあちょっと君たちの考えに近いことも言ってみようか。
 ツインソウル(過去世で何度も結婚したり恋人や家族をやってきているような「自分の最も近くにいる魂」のこと)は確かに強い縁があるし、たいてい出会ったら引き合うものだよ」

私「フー。ようやくロマンティックになってきたわね!」

上の人(ガイド)「でもねぇ。ここでも『彼と私はツインソウルだから絶対離れられないの!』とか言い出す人がいるよね」
私「え、ツインソウルってそういうものでしょ?」
上の人(ガイド)「じゃあ例え話をしよう。君の大切な友達がツインソウルと大恋愛の末結婚したとする。」
私「ステキー!」
上の人(ガイド)「で、結婚後ダンナが酒びたりのDV男に変身したとする。ギャンブルで借金しまくりーの仕事やめてヒモになりーの浮気しまくりーの、こんな状況になったら友達に何て言う?」
私「そんなの決まってるじゃない。『そんなダメ男とは別れろ!』」
上の人(ガイド)「でしょう?でも友達は言うんだよ。『彼はツインソウルだから別れられないの!』って」
私「……バカじゃない……」
上の人(ガイド)「それが自然な発想でしょう?」
私「だって、友達には幸せになってもらいたいもの。
 いくらツインソウルだからってそんな男とは別れたほうがいいに決まってるでしょ!」

大切なのは、今。

上の人(ガイド)「だからさ、大切なのは過去世でどうだったか、相手がソウルメイトかツインソウルかどうかじゃないんだよ。
 大切なのは、心。今の自分の心があったかくなるかどうか。でしょう?」

私「あまり囚われすぎちゃいけないのね」
上の人(ガイド)「もちろん、人間の命にはすごい神秘がひそんでいるものだし、生まれ変わりだってその一つ。
 でも、過去世を盾にして現実から逃げるのは違うでしょう」

私「そうだよね、過去世を理由にして自分の素直な心から眼を背けちゃダメよね」
上の人(ガイド)「いつでも従うべきは、自分の心。過去世の因縁じゃない」
私「私たちは過去世じゃない今を生きるために生まれてきてるんだものね」
上の人(ガイド)「だからソウルメイトやツインソウルといったものに対して、もう少し冷静な視点を持ってほしいものだね」
私「前世はロマンティック★じゃダメなわけね~…わかりました…」

ツインソウルが、地上を生きるためのカウンターバランスとして機能しているのならば、意識の深さというか器はおよそ似たものとなり、たぶん大きな目的の場合には、そのぶん距離も大きく、ほどほどの目的ならば、わりに近いところにいることになると思う。
相手を見つけてはいけない。見つけるとゲームは終わってしまう。

「ツインの発想」死後を生きるより

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