今世で子供を作ってはいけない理由

私はここ数年で「子供を作ってはいけない」というようになりました。
今だからこそ、そういっています。今の世の流れだからこそ、そういっています。
2~3世代前だったら、別に「普通に子供作ればいいじゃない」といったでしょう。そう、「普通に」。
だけど、今じゃダメなのです。

親になってはいけない人ほど、簡単に子供を作る


今の世の中で「ま、なんとかなるでしょ!」と子どもをボコボコ簡単に作る人は、「何も考えていない人」が多くなっています。ビッグダディのような無責任な人です。

子供を作ってはいけない人が結果的に起こした悲劇の一つが、2014年の川口祖父母殺害事件。

ラブホテルで生活を続けている最中、幸子(母)が亮(内縁の夫)との子どもを妊娠した。幸子は以前から子どもを欲しがっていて「女の子がいい」などと言っていたが、自宅もない中で子供を産むことに優希(息子)は反対だった。優希は「自分たちの面倒すら見られないのに、もう一人なんて絶対に無理。育てる力もないのに子供を産み育てる資格なんてない」と大反対し、幸子に「子どもはいらない。生まれたらすぐ殺す」とさえ言って抗議したが、幸子は聞く耳を持たなかった。

このあと、優希(仮名)君は蒸発した義理の父親の代わりになって一人で働いて母と妹を養います。そして、母親に命じられるまま、金目当てに祖父母を殺害するのです。
【参考】17歳で祖父母を殺めた少年の闇とは?「居所不明児童」の背景に迫る渾身のノンフィクション | ダ・ヴィンチニュース

この殺害時の証言が、また、もう……なんともいえませんで。

首を絞めている最中に和子(祖母)の手が自分の手に触れてきて、一瞬だったが、「この手と昔手をつないで歩いたな」と思った。

で、その息子が「殺してでも うばいとる」した金を母親がどうするかって
パチンコとゲーセン。
家賃滞納で追い出されては、ホテル暮らしして浪費。金がなくなったら借金の無心か窃盗。
それで「女の子が欲しい~☆」ですよ。息子がキレるの当たり前ですよ。

この優希君は、生まれてしまった幼い妹だけは守らなければならないと思っていた。毒母から逃げられず祖父母を手にかけたのもそれが一因だったようです。彼は、妹が大きくなったら、母に命じられて売春させられるのではないかと恐れていました。
【参考】祖父母殺害の17歳少年を描いた『誰もボクを見ていない』、全ての大人に読んでほしい(治部れんげ)


祖父母を殺してしまったあと、街でこのPVを見て「もっと早くこの曲に出会いたかった」と思う――
でも、もう起こしてしまった罪は、消せない。

優希君の判決は懲役15年で確定しました。
【参考】祖父母強殺:少年の懲役15年確定へ…最高裁、上告棄却 – 毎日新聞
15年。15年あれば、母親との共依存も断ち切れるでしょうか。すぐに母親の元に戻ったら、またひどい依存関係に戻ってしまうのは火を見るより明らかです。
15年という年月で罪を償うとともに、母親からの精神的自立をなしえることができるよう、心からお祈りします。

「鬼畜」の家:わが子を殺す親たち
「鬼畜」の家:わが子を殺す親たちでも、簡単に子供を作っては虐待してしまう(しかし「子供大好き!愛してるっ★家族が一番♪」と簡単にのたまう)親がずらずらと出てきます。
本当に、簡単に産むのです。安産な犬のように。そして、育てられない。

何も考えていないんです。
今の厳しい世の中に適応させ自立できる子どもを育てていくなんて、本当に本当に、難しいことなのに。

もちろん、上で挙げたものは極端な例です。
だけど、今の世の中で子を産み育てることがいかに過酷なミッションになっているかを自覚していない人は、多くみられます。産んでから「こんなに子育てが大変だなんて思わなかった」というのです。いやいやいや、そもそもExハードモードですって、て話なのに。

こういう人って「子供ができてはじめて地球環境の大切さに気づきました!」とか言うんですよ。いや、子供作る前に気づけよ。っていう。

なんで子どもができなきゃ気がつけないの?
「子供ができてはじめてわかった」っていう人は、そもそもが未熟すぎるよ。子どもがいなくったって気づけよ。ものすごく大切なことなのに。

そう。子どもを安易にパカパカ作る人は、何も考えていない。
まるで「自分も父と母のようにやれるだろう」と思っているのです。
違う。時代がまるで違うのに。

上の世代の「子供なんて産めば何とかなるって!」「案ずるより産むが易し」を真に受けると、大変なことになります。

2~3世代前の子育ては「なんとかなる」ものだった

上の年代の人たちは、軽々しくこう言います。
「子ども作りなさい!産めばなんとかなるから!」

なんねえよ。
と、真顔になってしまいます。
彼らは、自分たちがやったころと同じノリで子育てを語るのです。無邪気に、悪気なく。

団塊の世代くらいの子育てと一番差があるのは「未来への希望の有無」です。
子育てが大変だとしたって、未来に希望があれば頑張れるものです。「子供を育て上げたら、私は自由の身!やりたいことやるわよーっ!!」と思えたり「子供が自立してくれたら、私も肩の荷が下りる。そして孫に囲まれた老後を過ごせるのね、ウフフ」と思えれば、いくら辛くても「所詮は10年の辛抱」と我慢することだってできるでしょう。

だけど、今の社会情勢では子どもはなかなか自立できない。
【参考】「若者の貧困」に大人はあまりに無理解すぎる | 東洋経済オンライン
運よく子供が自立してくれたとしても、年金支給額がドンドン減らされていく昨今の情勢では「やりたいことをやる」場合じゃなく、定年後も働かねばならない。

昨今若者や子供の貧困が問題視されているが、高齢者の貧困についても衝撃的なデータが存在する。
(中略)
年金に頼れず貯蓄もなければ、破産を免れるためには自分で稼ぐしかない。
(中略)
高齢者が自立できない子供を背負い込む「パラサイト破産」も増えている。10年前まで首都圏で小さな印刷工場を夫婦で営んでいた小黒久芳さん(仮名、76歳)の話だ。

「昨年、39歳の息子がうつ病を発症し、実家に戻ってきました。息子は今の会社に非正規社員として10年ほど勤めていましたが、会社の方針であっさりとクビを切られたようです。それがショックで転職活動もできないほど心を病んでしまったのです。

未婚の息子が頼るのは私たちしかいない。とはいえうちの収入は夫婦合わせて月12万円ほどの年金のみ。息子の診療費や薬代などで月2万円近く取られ、残る10万円程度では親子3人が暮らしていくのは難しい。先行きを考えると、私たちまでノイローゼになりそうです」

こんななかで「未来に夢見て子供を育てましょうっ♪ 産めば何とかなる☆」なんて言える人は、そうとう頭がオメデタイお花畑なのか、現実における認知能力が低いのではないかと疑わざるを得ません。

だけど、上の世代が嘘を言っているのかといったら、そうも言えない。
大抵の場合は、「彼らの若い頃は実際そうだった」から。

田舎のお年寄りに話を聞くと、別世界過ぎて呆然とすることがあるでしょう?
そういう世代の人が「子供なんざ産めばなんとかなる!」といっても、彼らにとってそれは間違いなくリアルです。

▼明治~戦前の子育て▼
上流階級:そもそも自分で育てない(乳母がやる)
庶民:7歳くらいまで育ったら奉公に出す or 即(労働)戦力。大きな子がいれば小さな子の面倒は見てくれるので、実際に手をかけなければいけないのは乳児くらい。

ね。
7年よ。7年頑張れば、何とかなるのよ。
そんなら、まあ「できたら産んでみようかなあ」くらいに思えるわいな。

今じゃ大学卒業まで、22年も頑張らなきゃなんないのよ。3倍よ!3倍!!
しかも教育費を稼がなきゃならない。「学歴はあって当たり前」の世の中だから。

育児が上手くない人間というのは昔の時代もいて、当たり前のごとくネグレクトします。でも、共同体内には育児の上手い人も当然いて、そういう子の面倒を自然と見る=ムラ全体で育てるようになっていたそうです。産んでみたものの「あっ、無理」となってネグレクトしても「毒母ー!」とか言われない。しゃあねえなーとあきらめて、面倒見のいい人が世話をしてくれる。
【参考】忘れられた日本人 (岩波文庫)


昔の人に話を聞いていてドン引きするのは「子育てに対する責任の薄さ」。

農家のある人は、こういいました。
「昔は田植えなんか一家総出ででめんさん来て一気にザーッとやったのよ。そんなんで子供の面倒なんかとてもじゃないけど見てられんでしょ。大きな子は手伝ってもらうし、赤ん坊は仕方ないからおぶって出る。中途半端な子…そうだな、今でいうところの幼稚園児くらい?の子どもはね、納屋の柱に縄でくくりつけとったわ。一日中うんちもしっこも垂れ流し。今の人の感覚だと虐待だべね。でもしょうがないっしょ。子どもだけにしといて火事にでもなったらどうすんの」

そう、これが「しょうがねえ」で許されるのが昔クオリティ。
そういう人たちが「子供なんか産めばなんとかなる」ってのは、当然のことでしょう。だって、そりゃアンタたちのやり方なら何とかなるべさって話なんだもぉ~ん(白目)。

今の子育てってのは、本当に厳しいんだよ。
高いクオリティが求められるんだよ。


今の子育ては、本当に腹くくって「私は子供のためにだったらどんな犠牲にでもなります!同時に子どもに罪悪感を植え付けないように、『ママは子育てだぁい好き★あなたがいてくれて幸せよっ』って常にニコニコして怒りません!!」くらい誓える人じゃないと、挑んじゃいけないハードモードなミッションになっているのですよ。

今は、昔とは違うんだよ。
上の世代の人がいうことを、まるのみしちゃいけないよ。


最後に一応うちはスピリチュアルサイトなのでスピリチュアルなことも言っておきます(じゃないとみんなウチがスピ系だって忘れちゃうでしょ!ふんふん!!)。

今、地球は激動期を迎えています。ついでに言うと、太陽もそうです。
【参考】地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー
そういう時には、全てが不安定になりやすくなります。人間の情緒はもちろん、天候や政治、経済、世界情勢など、すべてが。

そんな時に、子を産み育てるというミッションは、もんのすごいハードルが上がります。上の世代の女性が難なくこなしていたことなのに、自分は全く歯が立たないという状況になっても、何らおかしくありません。

もし子供を作ったら、本当に腹をくくって取り組まねばならない。内なる声を探求してスピリチュアルにハマってる場合じゃない。だから母たるもの、スピリチュアルに魅せられてはならぬに書いた通り、ウチは「子供のいる人お断り」なわけで。

だけど、今の時代にスピリチュアルな探求ができないなんて辛すぎる!!だって、物質的な世界なんて行き詰ってるんだから、精神性に救いを求めないでどこに求めるんじゃー!って話だから。しかし、母になった人間にそんな余裕はもたらされぬ。
だから、軽々しく子供を作ってはいけないと警告するのです。

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2017年10月24日 | Posted in 人生:スピリチュアルブログ | タグ: , , , , Comments Closed 

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