人は鏡「あなたはもう一人の私」

「インラケチ」
マヤの言葉で、「私は、もうひとりのあなたです」という意味です。


2016年AV出演強要問題がクローズアップされました。NHKでも2本も特集を組んでるくらいの社会問題です。
【参考】私はAV出演を強要された~“普通の子”が狙われる~ – NHK クローズアップ現代+
【参考】AV出演強要 狙われた少女たち – 特集ダイジェスト – ニュースウオッチ9 – NHK

ですが、お恥ずかしながら私は全然興味がありませんでした。自分とは地続きに思えなかったからです。私は若くもないし、周りにAV出演を強要された子もいませんし。

でも、中村淳彦さんがAV女優消滅 セックス労働から逃げ出す女たちという新書を出したというので「おお、読んでみるか」と手に取ったのです。

中村淳彦さんは「名前のない女たち」から読んでます。
名前のない女たち 企画AV女優20人の人生
私は小説よりもルポルタージュが好きだとは愛とはどんなものかしらに書いた通りなんですが、風俗ルポやAVなどのルポも好んで読みます。なぜかというと、そういうルポには一番世情が出ると感じているからです。一番人間が誤魔化せないところ。いくら取り繕ったところで、本音が出るところ。それが性関係のルポです。

中村さんの本はAV業界の話も、介護業界の話も、筆力高くてグイグイ迫るんですよね。
なので、AV出演強要問題は自分にとって差し迫った興味対象ではないのだけれど、中村さんが書いたなら読んでみようと。

そうしたら、関心の無かったAV出演強要問題が、若くもないAV女優でもない自分とも「地続きだ」と感じるようになったのです。
インラケチ。まさに、「あなたは、もう一人の私」だったのです。

不幸を呼ぶ笑顔

「いつもニコニコしなさい!女の子は笑顔が一番!」としつけられた女性って、けっこういるのではないでしょうか。ムッとすることを許されず、「ノー!」と強く言っちゃダメって。英語圏すら「(女性が良く使う)直接的にノーと言わない柔らかい否定の言い回し」なんてのがありますし。
【参考】笑顔の落とし穴

だから、本当は嫌でも笑顔になってしまう。
そして「ほら、笑ってるし大丈夫」と言われてしまう。あとから不満をぶつけても「でもあの時笑顔だったじゃん。嫌そうにしてなかったから」「今更そんなこと言われても。後だしじゃんけんは卑怯だよ」と言われてしまう。

今回の出演強要問題でも、そんな「いい子」の悲劇がくりかえされています。

情報の少ない地方の子や、これまで従順に生きてきた真面目な子ほど、性善説の側からモノを見る。嘘を信じてしまう。ボランティア活動などに興味があった彼女は典型例で、疑いがありながらも最終的には信じてしまった。

第三章 歌手になりたくてAV作品に出演

「強要でAV業界に足を踏み入れる女の子は、自分では正しい判断ができない。簡単に人を信用して、言われたことが正しいと思い込む傾向がある。(中略)可哀想だけど、簡単に人を信用するからクロージングをかけられてしまうわけです」
強要で入るAV女優は素直で性善説を信じており、だましやすいという傾向がある。

第五章 普通の女の子をAV女優に導く暗黒のスカウト最前線

この「自分では正しい判断ができない。簡単に人を信用して、言われたことが正しいと思い込む傾向がある」というのは、スピリチュアルな言い方を使えば「内なる声が聞けていない」ということになります。
もしくは、何かしら違和感があっても、それをつぶしてしまう。自分の感覚に自信が持てないがゆえに、詐欺師の言葉に丸め込まれてしまう。


AV業者側と女性側との言い分はかなり食い違うのです。
【業者側】いや、彼女はポジティブにAV女優であることを楽しんでました!
【女性側】本当は嫌だったのに、押し切られた。やらなきゃならないと思い込まされた。

これ。
これメチャあるあるでしょう。
女として生きてたら、「こっちは本気で嫌がってるのに全然わかってくれずヘラヘラ笑ってごまかす男」に遭遇したことがあるでしょう!!

みてくださいこの表情差!!!

#dearcatcallers My name is not baby

dearcatcallersさん(@dearcatcallers)がシェアした投稿 –


このインスタアカウント(@dearcatcallers)は、20歳のオランダ女性が、1カ月間にナンパしてきた男性と自撮りしたものです。

【男性側】「かわいいね」「どこ行くの?」「名前教えて」
【女性側】しね。

本気で嫌がってるのに全然取り合ってくれない。こっちの気持ちなどお構いなし。
自分の気持ちを押し付けること(ナンパ)が、悪いことだと思っていない。女は往々にして「ツンデレ」で「嫌がってるように見えても本当は喜んでるものだ」なんて考えていたりすらする。

佐藤 お笑い芸人を始め、バラエティ番組でもネグが横行してるよね。男たち的には“気の利いたイジリ”をしてるつもりなんだよ。

清田 そうそう。で、これの何が弊害かって、確かに会話は発生するかもしれないけど、コミュニケーションがまったく成り立たない、という点で。表面的には「話をしている」ように見えるんだけど、これって要するにただ“戯れてる”だけであって、「相手を知り、自分を知ってもらう」というやりとりでは全然ないでしょ。

青柳 確かに戯れですね。男性がネグって、女の子が「え〜、ムカつく〜」と反応して、それを見て男性が喜ぶってところまでがワンセットみたいになってる感じもありますし。

佐藤 でも、男はそれを「会話が盛り上がってるぞ!」と認識するんだよなあ。単に人として向き合うような会話ができないだけだと思うけど。

まさしく、これ!!
私が「イジリ」大好き型男コミュは今すぐしねに書いた通り!!

AVの現場でも、そんな「イジりコミュ」でクソつまんねえことぬかしては「笑って笑ってーハイ笑顔ー!冗談だって本気にすんなよ!アハハハハ!」で誤魔化す男どもが跋扈していることがこのAV女優消滅 セックス労働から逃げ出す女たちでも見てとれて、まあ、本当に、私腹が立ちました!!

インラケチ!
AV出演を強要された女性たちも、もう一人の私だ!!


勇気ある告発をしたくるみんアロマさんは、こう発言しています。

撮影では痛い痛い痛いってなって、中断するともう一度やり直し。泣きわめいたら延々と続く、って怒られる状態でした。みんなこんなに泣く人ははじめてだよね、って笑っていた。私は苦痛でしょうがなかったけど、撮影現場には私の気持ちを共有してくれる人は誰もいなくて、みんな笑っていた。撮り直しは嫌だし、取り繕わなければ先に進まない。ノリノリな雰囲気を出したけど、本当は苦痛だった。

AV女優消滅 セックス労働から逃げ出す女たち
第三章 歌手になりたくてAV作品に出演 より

ナンパ師は言う。
「笑ってればOKのサイン」と。
違う!笑ってたからって喜んでるわけじゃない!!

相手の笑顔を都合よく解釈し、自分も笑ってごまかすのは、人間として最悪です!!

普段着のセックスができない男はいらない

一方では、AV業界にはニコニコニコニコしていい子ぶって気持ち悪い媚ばっかり売りやがる女もいます。紗倉まなです。
いっしょにお風呂! 紗倉まな

「AVで見たようなHな喘ぎ声をしてみようかな」とか「こんな風に責めてみようかな」と女性が参考にしてくださるのは、本当に大賛成派の紗倉です。「こんなプレイもあるよ」なんて指南本を読むような感覚で、鑑賞していただけたらいいなと思ったりもします。

…………。
意 味 が 分 か ら な い。
何が悲しくてあんな汚くて気持ち悪い行為を真似しなきゃならんのだ。

いや、策略としてはわかる。要するにファッション誌のようにAV界もおまたのユルイ愛人向女を量産したいのであろう。願わくば若い女の子が「まなちゃんカワイイ!私もAV女優になる☆」と思うよう誘導したいのだろう。
【参考】ファッション誌大好き女が幸せになれない訳
紗倉まなはオッサンの指令を義理堅く守る「いい子ちゃん」なAV女優なのだろう。でもこんな子のいうことを真に受けてたら、セフレ&不倫相手扱いしかされんメンヘラビッチ肉便器まっしぐら。まさに、まるっと女の敵やな。安定の「さわらぬリストカッターに祟り無し」。(リスカ跡のある女は簡単にヤれるとナンパ師には好評でござる)

妻になる女っちゅうのは、愛人やセフレとは違うんじゃ。紗倉まなは乃木希典将軍の妻・静子夫人が説いた「閏の御慎の事」をすべからく素読すべきだわ。あれも現代感覚では行き過ぎだろうけど「AVを指南本がわりに使ってね★」とかトンデモいうような女にはこれくらいしないとバランスがとれんやろ。しかも乃木夫人てば地味に深いこと言ってたりするし。寝室はわけろとか。セックスした後は別々に寝ないとあっという間に愛想が尽きるぞとかマジ至訓じゃね。え?ぬくもりが足りない?そんなの猫三匹いれば解決するゾイ。


ほんと↑これなんですよ。AVや風俗じみてない、普段着のセックスができる男こそ、どこまでも愛すべき素敵な殿方なのですよ。


華やかな見栄えのする(AVのような)セックスを日常に取り入れ継続していこうとするなら、結局シャブ中になるしかなくなる。そして、大体そういうセックス依存症者は最後には自殺する。なんかよくわからないけど「人生SEXしてナンボ!」って人間は、ゲイ・へテロ関係なく気がついたら死んでる。セックス狂い、こわ。

過度にポルノを見ることが、集中力や情緒面での健康といった、生活の他の部分にどんな悪影響を及ぼすかを訴えた若者たちもいた。彼らはポルノを見ながら自慰行為をするのをやめた途端、私生活や前途にポジティブな大変化が起きたことに気づいたという。
専門家たちもこの現象に気づいている。YourBrainOnPorn.comの創始者でYour Brain on Porn: Internet Pornography and the Emerging Science of Addiction(ポルノ漬けの脳:インターネットポルノと依存の科学の出現)の著者である生理学者のゲイリー・ウィルソンは、オンラインポルノの閲覧をやめようとしている若い男性たちがチャットルームに寄せた数百のコメントをまとめている。まず彼らは人付き合いの上での不安が劇的に改善されたと報告していた――女性との付き合いが楽になり、自信がつき、アイコンタクトが増えた、など。日常生活を送るエネルギーが増し、集中力が高まり、鬱が軽減し、さらにオンラインポルノを見ながら行う自慰を自発的にやめたあとには勃起力や性的反応が高まったという報告もしばしば見られた。
私たちは、ポルノの過度な視聴も問題であると強調したい。

男子劣化社会 P14 ※強調は記事作成者による

AVのようなSEXをしようとする男は迷惑以外のなにものでもないんですわ。AVの刺激の強いセックスとは違って、日常の営みは色事に限らず何事も地味だからこそ、つつがなく続くんじゃい。
乃木将軍夫人・静子殿は、その真理をとうとうと説いていらっしゃるのでござる。色を以て男につかふるは妾のことにして、心を以て殿御につかふるは正妻の御務に候。ま、“色を以て男につかふる”愛人体質の紗倉まなには、わからんだろうナァ……。

さる10月4日、AV業界改革推進有識者委員会の報告がなされました。
AV作品の使用期間などにルール 出演強要問題受けて有識者委員会が策定 – ねとらぼ

有識者委員会の提言を実現するようにしない限り、AV業界は、社会的に認められ、承認される「正業」として生き残ってはいけないと考えています。この問題意識を持っていただく必要があります。

AV女優消滅 セックス労働から逃げ出す女たち
第七章 AV業界が消える前に より

AV業界のさらなる衰退を、心よりお祈り申し上げます。

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2017年10月11日 | Posted in 読むヒーリング スピリチュアルブログ | タグ: , , Comments Closed 

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