「親に向かない人間」は褒め言葉!

セッションで「あなたは親に向かないよ」と言われて
「ええーーーっ!!自分ってそんなダメ人間!!?」
とショックを受ける方がいらっしゃいます。

それは誤解です。むしろ逆です。
あなたがすごく心がきれいで真っ当な人間だから、今のこの世の中で親業が上手くできないと言っているのです。

「死ね」なんて言っちゃいけないんだよっ!


心のきれいな人ほど、今の世で子をなしてはいけません。
なぜなら、親子共に苦しむことになるからです。
最悪の場合、心中しかねません。
【参考】気づきにくく子供が犠牲に‥後を絶たない無理心中

心のきれいな人は、子供にうつくしい心の在り方を教えます。
「相手に対して思いやりを持ちなさい。汚い言葉を投げかけてはいけませんよ」
そんな、うつくしい教えを授けます。

そして、清洌な瞳を持つ吾子はうなずくのです。
「うん!わかった!」と。


さて、学校に上がった子どもはクラスメートに言います。
「人に『死ね』なんて言っちゃいけないんだよっ!言葉はね、言霊があって、汚い言葉を使うと良くないんだよっ!」と。
そして、総スカンを食らいます。空気が読めないからです。

正論を真っ当に主張する人間ほど嫌われ、つまはじきにされます。もし正しいことを正しいと言いたいならば、その集団で権力を握るか尊敬(人気)を勝ち取るか、主張が通るだけの根回し(政治)をしてから言わねばなりません。

この画像の男性、ヤンは戦場における卓絶した心理学者で、慧眼の持ち主です。
この時も彼には「正しい選択」が見えていた。でも、上司はそれを受け入れませんでした。結果、多くの犠牲が出た。
「もし自分にもっと権力があったら?」――そうすれば失われずに済んだ命があったかもしれない。

もっとも正しい選択を行うには、力が必要だということをヤンは思い知るのです。
【画像元】銀河英雄伝説 4

真っ当に「正しいこと」を親から真っ直ぐに教えられてきた子供も、この時のヤンに少し似ています。阿呆にしか見えぬ愚直さで、素直な子は正論を展開するからです。
「人に『死ね』なんて言っちゃいけないんだよっ!言葉にはね、言霊があって、良い言葉を使わなきゃダメなんだよっ!」
ハイ、社会不適応な人間、一丁上が~り!
「はぁ?何イイコぶってんの?イラつく!」

「そもそも、いじめに遭うのは動作が緩慢な者か、やたらと正論を吐く理屈っぽい者が多い」

あなたは多分、正しいことを子どもに教えるでしょう。
ゆえに、子供は社会になじめぬのです。あなたの正しい教えのせいで。

素敵なターシャのロハスな子育ての結末

思うとおりに歩めばいいのよ ターシャの言葉 (中経の文庫)
私はターシャ・テューダーが好きです。
彼女のライフスタイルを見ていると、日々の些細なことでささくれだった心が落ち着いていきます。そして縫い物をはじめ、ほっとするのです。「ああ、そうそう、これこれ」と。自分を思い出す、しっかりとグラウンディングされるひとときです。

ターシャの庭の写真を見ているだけで、心が和みます。

ねえ、すばらしいですよね。思わずため息が漏れてしまいます。

ターシャは自分の子供たちに、お手製の服を着せ、薪オーブンで焼いた料理を出し、ドールハウスを作りました。ドールハウスにはポストがついていて、それでお人形さんと手紙のやり取りができるのです。
ほっこりしますねー。

そんなターシャの絵本にも出てきていた「プレシャスな(かけがえのない)」子どもたちの多くは、成長とともに母と疎遠になっていきました。そして母の死後は、遺産相続で大バトル。
なーんて、まあ、「そんなの良くある話だよー」って法律関係や金融・不動産関係の方は思われることでしょう。だけど、ある人はこう表現しました。
「ここまで素晴らしい子育てをしても、親の味方になってくれる子は4人に1人か」

そう、ターシャのような手仕事にあふれた古風な子育てを良しと思っているのは、一部のナチュラリストなタイプの人であって、必ずしも子がそれを喜ぶとも限らないのです。

ターシャの息子はこのように述べています。

“She was totally involved in fantasy. She wanted to live in her own little world,” said Thomas Tudor, the third of the children. “I found that when I was a teenager, it was very difficult to get back into reality.”
「母は完璧に夢の中で生きていました。自分の世界の中に生きていたかったんだ。私がそれに気づいたのは10代の時です。社会に出た時、母の夢の世界から現実に適応しなおすのは非常に難しいことでした」と三番目の子であるトーマス・テューダーは言った。
“Efner and I feel delighted to escape that dark environment,” said Thomas Tudor.
「エフナー(訳注:末っ子)と私は、あの暗い環境から逃れられて嬉しいと思っています」とトーマス・テューダーはいった。

暗い環境て……確かにターシャの小屋は暗いな。動画で見ればわかる通り。

繰り返しますが、私はターシャのライフスタイルが好きです。素敵だなと思います。でもターシャが母親だったら、多分、ガーデニングなんて見たくもない人間になっていたと思います。多感なティーンエイジャーの時に、仲間と同じであれないという経験は、強烈なトラウマになりますから。(小さなトーマスは、母が作る時代遅れの手作り服を着るのが、メチャクチャ恥ずかしかったそうです)
ターシャが他者であるからこそ、無邪気に敬愛していられるのです。

真面目にまっすぐ内なる声を聞いて、自然と共に歩むステキな人が、子育てに向いていないという理由がわかってもらえましたでしょうか。

子を上手く今の世に適応させられる(=社会に役立つ人間に育てられる)人は、もっとずるくて自然から離れていて文明にドップリはまりこんでいるタイプです。ハリウッドやディズニー映画を無邪気に観、ファッション雑誌を買うようなタイプです。環境問題の本など興味もなく、マスコミのいうことをただ鵜呑みにします。「地球温暖化って、困るわね!」

そういう親の姿を見ていれば、子供は「社会」にどう適応していいのか自然と学べます。
そう、消費!消費!消費!メイク!ファッション!ウェディング!!
そうすればつまはじきにされないでしょう? だって、みんな、「そういうこと」にしか興味がないのだもの。空気を読んで上手く嘘をつかなきゃ。人にも、自分の心にさえも!


リンデンバウムにいらっしゃるお客様は、もっとピュアです。キレイです。魂自体が。
だから、子育てには向いていない。少なくとも、今の世に適応できるように子を育てることは、苦痛で仕方がない罪悪感の伴う作業になるでしょう。なぜなら、心がキレイで真っ当だから。

今の世に、子供を作っちゃ、いけないよ。
それは、ひどく残酷なことだから。

ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ
響堂雪乃
白馬社 (2017-03-03)
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安易に子どもを産まないでください。それは今や立派な罪です。

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