ピュアに純愛を求めてはならない理由

pixivコミックというマンガサイト(アプリ)があります。
そこの男性向け週間ランキング(3/13)を見て、凍りました。

あ、あ、あ、あ、あ、あ。
恋愛モノばっか!
しかも1位、「結婚しても恋してる」!

アカーン。
アカーン。
不幸の始まりやー…。危険すぎるわー。

これ、読者層が40~50代のオッサンだったら「現実に疲れてんだな」で終わる話です。家庭に無関心な夫に疲れてハーレクイン読む主婦と何ら変わりありません。癒しの時間ですナ。

でも、pixivって基本、読者層若いんですよ。
投稿者なのでちょっとずれるかもしれませんが、データではこう↓です。

【画像出典元】ASCII.jp:海外からも集まる100万人の「絵師」の遊び場・pixiv (1/3)
10代後半から20代前半が主流のSNSと言われています。

10代後半から20代前半の男の子が「結婚しても恋してる」だなんてマンガを支持する。これは、これは、危険ですぞ!10年後、女を傷つけるヤリチン・ナンパ師大量発生フラグが立っておりますぞ(涙)

ピュアだから、ナンパ師になる


女をモノのように扱い傷つけるナンパ師って、実は「ピュアで夢見がちな少年が闇落ちした」パターンが多く見られるんですよ。ピュアすぎて元々は非モテ童貞だった男性が多い。

ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎単行本)
「たとえば『世界の中心で、愛をさけぶ』というラブストーリーでは、まさに友情から恋に発展し、そして、ひとりの女性を愛し続ける、死んでしまったあとでさえ、ずっとずっと愛し続ける、という話じゃないですか。ドラえもんのしずかちゃんだって、最後は、何のとりえもなかったけどずっと一途だったのび太を選ぶんですよ。やっぱり、非モテコミットでも何でも、本当に愛し続ければ、いつかは報われるんじゃないですか?」
「だったら、そんなわたなべ君に、女たちはどうやって報いてきたというんだい? 現実はフィクションのようにうまくいったのか?」
 僕は黙った。
 永沢さんの言うとおりだった。好きになった女たちが僕にしたことは、ひどい仕打ちだけだ。女たちは、永沢さんみたいないけ好かない男たちに、みんな持っていかれた。

これ、藤沢数希さんがセカチュー見てる(内容知ってる)時点で、私は仰け反りました。私、観てないよ!!興味なさすぎて!もちろんブラックホークダウンは劇場まで観に行ったけどな!!!

藤沢数希さん自身がセカチュー好きかどうかは定かではありません。が、ナンパ師(恋愛工学生)を定点観測してると、女に超夢見てるピュアな部分がチラチラと垣間見えるんですよ。純情を裏切られた怒りをゆきずりのSEXにぶつけている。本人にとっては単純な性欲の発散ではない。単なる性欲処理ならばマスターベーションしたり風俗に行ったりすれば済むわけだから。ヤリチン・ナンパ師は女を穴とみなし軽蔑しながらも、心のどこかで聖女(女神様)を求めているわけです。

本当は純愛が欲しい。でも女は応えてくれない(非モテコミット)。じゃあ俺だって女の気持ちなんか知ったもんか!

だから、「失敗は成功の母」といいますが、「純愛物はナンパ師の母」なのです。
振り幅大きいと、揺り戻しも大きいんです。約10~15年前に「セカチュー」や「1リットルの涙」などの純愛物が流行った後で、思春期にそれに感化された男の子たちが20代になったら恋愛工学(ナンパテクニック)に走る。極端な方向に行っちゃうんです。

だからね、あのね、「結婚しても恋してる」とか、若い子が本気で読んじゃってるならね、オバチャンすごい将来が心配だわー……。
もうちょっとリアリストでいたほうが、結果的にはメンタル傷つかなくて女を傷つける男にならなくて済むよ。ホント余計なお世話だけど。でもね、リアルで愛のある関係を築きたいなら現実を見るのは、本当に大事だよ。

危険だから純愛物には深くハマらないで~(涙)

ニコニコ家族という夢の果てに

「自分も『結婚しても恋してる』みたいな家族を作るんだ!」とピュアピュアな夢を見る。そうすると一番危険なのが、上手くいかない現実の壁に当たった時に子供(家族の中での弱者)にしわ寄せがいくことです。
あの、家族なんて、うまくいかなくて当たり前ですよ。毎日小さな小さな問題が積み重なって、地道に一つ一つ片付けてっていう地味~な作業・コミュニケーションをあきらめずにこなしてこそ、なんとか家庭として機能するわけで。

端的にいうと、家族運営とは大変なんですよ。
のほほんと「ただありのままの自分でいれば上手くいく☆彡」なーんて、ありえないんですよ。アナ雪を真に受けちゃいけないんですよ。結婚に限らず誰かと一緒に生活するなら、ちゃんと言葉を尽くして、粘り強くやらなければならない。交渉大事。「言わなくてもわかって」は甘え。合わせ過ぎてもよくないし、面倒くさがって逃げてもダメ。

でもね、「ほっこり幸せ家族になるのぉ★」と強く夢見て結婚すると、いざ歯車が狂った時に現実と向き合えない(「こんなの違う!こんなはずじゃない!」)。修正できないどころか、異次元ウルトラCをかましてしまうんです。

「ど根性ガエル」の作者の娘(大月悠祐子)さんが描いたノンフィクションど根性ガエルの娘には、そんな「現実を受け入れられないお母さん」が出てきます。

以下は、娘(ゆうこ)が「お父さんに金を盗まれた」と母に訴えた時のシーンです。(注: 黒髪が娘、白髪の人がメチャクチャ若作りで正直妹に見えますが母親です。八神くんの家庭の事情かな?)


何度も父にお金を盗まれた後で、ゆうこ(娘)は母からこのように言われます。


【画像】ど根性ガエルの娘 2 (ヤングアニマルコミックス)

私はあったかい家庭を作るんだ!
 ↓
私こんなに家族のために頑張ってる!うちは仲良し家族!
 ↓
そうじゃない現実をもちこまないで!そんなの知らない!

▼そして約10年後▼

母が娘を「産む機械」扱い。狂気ですね……。心霊特集なんかより何倍も怖いですよ。霊なんかより生きてる母親のほうが何倍もおっかねえ~~。
でも、自分に「絶対幸せな家族を作る!」なんて呪詛をかけちゃうと(もうそれは夢じゃなくて呪いですよ)幸せぶってる自分(家族像)にしがみつきたくて現実を否認しちゃうんです。で、目の前の子供は置いてきぼり。

だから、ピュアに夢見ないでください。クソで思うようにならない現実も摂取してください。ほっこり家族マンガがいいなと思っても、自分の人生がその通りになるだなんて思わないでください。自分の理想ではなく、目の前の相手(人間)を見てください。
リアルでいい関係を、作りたいなら。

ど根性ガエルの娘 1 (ヤングアニマルコミックス)
大月悠祐子
白泉社 (2017-02-17)
売り上げランキング: 14,866
2017年03月14日 | Posted in オタク ヒーリング, 恋愛・結婚:スピリチュアルブログ | タグ: , , Comments Closed 

関連記事