「人と深くつながりたい」というあなたへ


「人と深くつながりたい、心を分かち合える人が欲しい」
こんな言葉を聞きます。

そういう人に
「じゃあ、分かち合いたい心って何?深くつながるその『深み』って何ですか?」
ときくと、見事なまでに黙ります。わからないのです。

ええと、あの、そもそも自分の深み(心)を掘り下げてないのに、どうして深いところでつながれるんっすか? あなた、そもそもがめちゃくちゃ浅い(考えてない)じゃないっすか。

それとも、誰かが勝手に自分の深みを掘りだして「本当の自分」を教えてくれるとでも?
ええー……(ドン引き)。どんだけ他者に依存してるんですか。自分の深みを掘り出すなんてすんごいしんどくて地道な作業なのに、そんなの人に丸投げするなんてどんだけ無神経なんですか。

そんなイイトコ取りしたいなら、当然お金がかかりますよ。
だって、もうそれ「サービス」だもん。むしろ「心の介護」だもん。ちゃんとお金払ってね。金ヅルにされても文句言わないでね。自分の深みから目を背ける依存的なあなたが悪いんだから。

深くつながりたいなら、まず深掘りしなさいよ。
自分でやればお金もかからないよ。
話はそこからだよ。

ワンネスにたどりついて一つになる

作家の村上春樹氏は心理学者・河合隼雄氏との対談でこのように話しています。

村上「それは、一種の井戸の中にいるもんだというふうに僕は思ってるんです。自分の井戸があって、自分の中にずーっと入っていかざるをえないと。昨日も河合先生とお話してたんですけど、みんなが自分の井戸に入って、ほんとの底のほうまで行くと、ある種の通じ合いのようなものが成立するんじゃないかと僕は感じるんですよ。だから井戸の中に入ってるんなら、そこから出ようとしないで、どんどん掘っていけばいいんじゃないかと僕は逆に思うんですけどね。バリアがあって、壁に囲まれてどうしてもコミュニケートできないというのは、やはり意識の上のほうでの考え方じゃないかという気がする。ここまで来たんだからもっと掘ろうじゃないか、という考え方もあってもいいんじゃないかなと思いますね。」

これ、スピリチュアル界隈で言うところの「ワンネス」です。
深く掘っていけば、結構つながるもんです。究極には一つになる。

例えば、わたしは村上春樹氏の小説が苦手です。パスタゆでてなんとなく「やれやれ」でセックスになだれこむ男とか、ないわー。そもそも、ウジウジグダグダして何が言いたいんだかサッパリわからない。ウザ過ぎる。クソしてオナニーして一人で寝てください。
でも、上の村上氏の言説(小説のバックグラウンド)には非常に納得がいくんです。表面的なところでは共感できないけれど、深く掘り下げていくなら必ず共通項は出てくる。

だからこそ、私は歴史上の暴君や独裁者を調べまわすんです。なぜ彼らが同じ人間でありながら、「そう」なったのかを知りたいから。彼らの中に「私」がいないのか見たいから。そして、必ずいるんです。彼らの中にも私が。「インラケチ(あなたは、もう一人の私)」なんです。

ちなみに今私の中で一番熱いのは、ムッソリーニさんです。
彼、実は若い頃は左翼だったんですよ。「小さな共同体で、みんな平等な生活ができたらいいよね」的な人だったんですよ!ピースフルゥ~★それがあんなファシスト(独裁者)になっちゃった。
チバレー(千葉麗子)だって反原発で左翼で笑顔で感謝だったのに、ぱよぱよち~んと別れて極右になってしまった。

まさしく「陰が極まれば陽になる」法則そのものですわ。左翼は右翼で、右翼は左翼なんですな。
とりあえずニコラス・ファレルのムッソリーニ伝が読みたいです。

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表面でなんて、ほとんど人となんかつながれないんです。(ママ友づきあいが空しいってのはここな)
私だってツルッと素で「ホリエモンだけは受じゃないとイヤなの、ホリエモン右固定最高!ニートに『堀江さんに俺の気持ちなんかわかるわけねっすよ!』とか罵られながら掘られるホリエモン尊くない!?」なんて語ったら、同じ腐女子にすら「お、おう……」とドン引きされますよ。
そこを深掘り(抽象化)して「権力を握ってるオラオラ系の男性がネットで炎上して2ちゃんねらーとかニートにやり込められてる様子って、実はカタルシスあるよね」くらいに言えば、「わかる」って共感してくれる人が出てくるんです。根っこは変えなくても相手が受け取れる形にパッケージを加工して工夫すれば、分かち合えるんです。

深いところでつながりたいってなら、まず深く掘りましょうよ。
瞑想して自分の内側深くに、もぐって行きましょうよ。
そうすれば「いけすかねえ」とか「合わない」とか思ってた人とすら、つながれるところが見つかるものですよ。

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2017年02月06日 | Posted in 読むヒーリング スピリチュアルブログ | タグ: , , Comments Closed 

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