迷って道が見えない時は

road
ここのブログで政治や国際情勢について触れることがあります。
「えーヤダーむずかしいことはわかんなぁい」
と嫌な顔をされる方もいるでしょう。

でも、スピリチュアルにいうならそういうマクロの視点は非常に大切なのです。
なぜなら、マクロにミクロは宿る、もっとスピリチュアルっぽく言うなら「天にあるものは地にもある」からです。

精神世界のすんごいディープな話になるのですが、私たちの細胞にはホログラムのように全てが記録されています。全てはつながっている(ワンネス)とも言い換えられます。フラクタルになっています。だから、マヤの言葉で「インラケチ」というのです。あなたはもう一人の私。

ロシア伝統柄のマトリョーシカ ロシヤーノチカ  5個組 (黄頭巾)
マトリョーシカのようなものなのです。
小さな人形は細部が省略されたりしていますが、基本的には大きな人形と同じ。

こんがらがってきましたか?
要するに、こういうこと。「迷って道が見えない時は、視点を変えるといい」
今の自分が現実で実際に面している問題について冷静に考えるのは非常に難しいことです。友達に悩み相談されたらちゃんと合理的で正しい解決策を言えるのに、いざ自分のことになるとそうもいかないでしょう?

だから、ブレイクスルーの気付きを得るために、ボーンと視点をマクロに投げちゃうのです。すごく大きな視点から世界を見てみるのです。政治を、世界情勢を、見てみるのです。いま日本では、世界では、何が起こっているのかを見てみるのです。

詳しい分析や小難しいことが嫌ならば、ニュースのタイトルを見るだけでもいいですよ。それを「自分の鏡」として見てみるのです。家族や友達相手では冷静になれないことでも、ニュースに対してなら無難な批評家になることはたやすいです。とりあえずそういうことに対して、「どう感じるか?」と自分のハートに投げてみるのです。

その次に、「これは、今の私の課題の鏡。なら、具体的には自分の生活にどうリンクし影響しているのか?」と落とし込みます。

マクロからミクロ(自分)を見つける

nazuna

例えばこんな塩梅です。

集団自衛権もアメリカの軍事費予算を減らし、米軍兵士の人的負担を軽減するために日本人がかわりに海外に出ていくということです。どちらも、アメリカの国益やアメリカの民間企業の収益を増大するために、日本の国益を捧げるということです。そうすると、アメリカから高く評価されると日本人は思っている。それによって日米同盟はさらに強固になると思っている。そうすると、結果的にアメリカに「頼りになる同盟国」だと思われて、日本の平和と繁栄は守られる、と。

もーーーーこれ、あるあるでしょう!恋愛あるあるでしょう!社畜あるあるでしょう!
え、わかんない? 自分と関係ないことだと思う?
じゃ、上の文章を言い換えますよ。

まず尽くしても愛されない女バージョンね。

よそで女を作ってもいいと許すのも、彼に捨てられないように、彼と結婚してもらうために自分の心を抑えるということです。
どちらも、彼の望むことや彼の幸せをかなえるために、自分の心を捧げるということです。そうすると、彼から高く評価されると自分は思っている。
それによって恋愛関係はさらに上手くいくと思っている。そうすると、結果的に彼に「必要な女」だと思われて、ウェディングベルでゴールインできる、と。

次に社畜バージョン、いっきまーす!

こちらにアウトソーシングしてくるのも、元請けの負担を減らし、元請けの正社員の負担を軽減するために下請けがかわりに汚れ仕事を引き受けるということです。
どちらも、元請けの利益や元請けの収益を増大するために、下請けの非正規社員を捧げるということです。
そうすると、元請けから高く評価されると社畜は思っている。それによって元請けとの取引関係はさらに強固になると思っている。そうすると、結果的に元請けに「頼りになる外注先」だと思われて、自分の仕事と給料は守られる、と。

ホーラ、ちょっとコピペ改変するだけでメッチャ自分の問題! 「ひな型」は同じなのです。
尽くす女は幸せになれないよ!ってのは許しすぎは、良くないとか与えすぎは、よくないとかで書いてきたし、誠実に会社に尽くしたところでボロ雑巾みたいに使い捨てにされるなんてあまりにも日常的でありふれたことですよ。

じゃぁ、もういっちょ例題、行きますか!

鳩山政権が崩壊するまで私たちは、日本人はあくまで民主主義の枠組みのなかで、自ら自民党と自民党的な政策を選んできたのだと思っていました。進む道がAとBがあったら、必ずA、つまり対米従属路線を選んできたけれど、それは自分たちの判断でそうしてきたのだと。
しかし、そうではなかった。そもそも最初から選ぶ権利などなかったのだということがわかってしまった。日本の政治家がどんな公約をかかげ、選挙に勝利しようと、「どこか別の場所」で既に決まっている方針から外れるような政策は、いっさいおこなえない。事実、その後成立した菅政権、野田政権、安倍政権を見てみると、選挙前の公約とは正反対の政策ばかりを推し進めています。

んんーでは、今度はウトメ&トメに振り回される鬼女様バージョンね。

家庭生活が崩壊するまで私たちは、夫婦はあくまで自分たちの意志で、自ら姑と婚家的な考え方を選んできたのだと思っていました。進む道がAとBがあったら、必ずA、つまり姑の考えに沿う路線を選んできたけれど、それは自分たちの判断でそうしてきたのだと。
しかし、そうではなかった。そもそも最初から選ぶ権利などなかったのだということがわかってしまった。夫がどんな約束をし、母さんには俺が話をつけるといおうと、「どこか別の場所」で既に決まっている方針から外れるような夫婦の夢は、いっさいかなわない。事実、結婚後の住む場所、育児の方針、息子の受験校の決定を見てみると、夫婦で話し合った結論とは正反対のものばかりを推し進めています。

ぜーんぶ、美味しいとこ不当に吸われちゃってんのが丸見えですよねー。国レベルでも個人レベルでも、パターン同じでしょ?

そう、私たちはまるでホログラムのように全体を個々のセルにも再現しているのです。
マクロで起こっていることは、実に私たちの細胞一つ一つとも共振していることなのです。

親に「No!」を言えるのがなぜ大切か

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ゆえに、「親に歯向かえる」というのはミクロで最も大切なファクターになります。
子どもにとって親というのは最も身近な権力者なわけですから、真の精神的な自立を果たすには「心理的な親殺し」が不可欠となります。人は親の期待を裏切ってはじめて、本当の自分を手に入れることができるのです。そして、ブラックな経営者やあくどいお偉いさんに対して面従腹背し、したたかに生き抜いていくことができるのです。「使い捨ての奴隷」にならずに済むのです。

「私たちってば仲良し友達親子ッ☆彡」なんてやってたら、今の時代生き残っていけません。縁を切れだなんて極端なことは言いませんが、親に対しても面従腹背することが肝要です。大人になったら親子だって時に利害が対立します。表向きは仲良くしているように見せても、大切なところではけして従わないのです。人生の主は自分であることをやめないのです。

「子は大人しく親の言うことを聞いてればいいのだ!」という毒親こそ、独裁者の最小のひな型です。そのパターンから抜けられない限り、国家という大きなレベルでもあなたは支配から逃れられないでしょう。子を所有物にして支配してはいけないのです。あなたが支配されないために。もちろん、親の言うことを聞くいい子でありっぱなしでもよくありません。

子育ての仕上げ(精神的に自立してもらう作業)は「子供から幻滅されること」これにつきます。そもそも子育てとは、忍耐力を試されるキツイ作業です。だって、子どもはあなたの満たされない心を埋める都合の良い道具ではないのですから。
子育てママはHAPPY★なんて言っちゃう時点で、忍耐せずに子を欲望のまま支配していることを堂々と宣言しているようなもの。そして、そんな母親は確実に誰かに支配されています。支配されるから、支配したくなる。不毛な支配の堂々巡りスパイラル。山城、不幸だわ……。

マクロはミクロ。ミクロはマクロ。
天は地で、地は天。陰は陽で、陽は陰。光は闇で、闇は光。
迷った時は、視点を大きく変えましょう。そこに映ったものに、ヒントがあります。

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